言の葉遊び

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不思議な癒しの物語 Vol.4 蒼の歌

オリジナルの即興サウンド「エッセンシャルサウンド」を聴きながら
空間から届いたコトバの連なりたちを紡いだ作品シリーズです。

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【蒼の歌】

いつの間にか たたずんでいたのは
昔見た 古い映画のポスターの
端の方に描かれていた
四角い階段の上・・・

風の音が
かすかに流れて・・・

そういえばたしか
この先のトウモロコシ畑のわき

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宙船*SORAFUNE

Romance dawn for the new world

10年もかかってしまった

ジェットコースターのような荒波を
いくつもいくつも超えて

夜明けがすぐそこまで来ている

タイムセットされたあの時から
絶え間なく流れていたモノ

今胸の奥で感じている時を刻む音は
妄想か幻想か

それとも希望か

融けたら虹と蝶

今朝 思いがけず目の前に現れた
8年前の今日 紡いだ言葉

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初めて飲んだ 
ほうじ茶ラテ 新鮮

”なるほどなるほど” 
まさかの使い道 爆笑

名古屋行きのバス 
上着の下の楽園 緊張

想定外の歌声 
未来の予感 感動

電子回線の恩恵 
アラフォー連日の徹夜 驚嘆

1日1アートの勧め 
すべての始まり 感謝

融けたら 虹と蝶 

まるで 桃源郷

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再構築

予想外のお届け物は
途切れて散り散りになった欠片たちを
次々に繋ぎ合わせ

硬く黒ずんだしこりも
鈍く貼り付いたかさぶたも

電光のように繋がった
これまでの意味と意義の風圧で

さらさらと
きらきらと

空の中に舞って散っていった

「再構築」

社会に出たばかりの頃に
不思議なときめきと共に覚えた言葉

あの胸のふるえは
これだったのか

跡形もなくなった
透明な足場に
今また新鮮なときめきで

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銀色の風

予告なく
ふわりと風に乗って

続けざまに届く
銀色の羽

何かを伝えたいの?私に
それとも
何かを伝えたいの?君に

懐かしい香り

年を重ねても
朽ちることのない
鮮やかな笑みの残像に

少しだけ
胸が痛む

あの日の「なぜ」を
抱えたまま

様々に色と形を変えながら
今の場所まで

それでも変わらないのは

胸のくぼみと
心弾む甘やかな時

とっておきの額縁の中で
永遠に輝いていればいいのに

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不思議な癒しの物語 Vol.3 白の旅

オリジナルの即興サウンド「エッセンシャルサウンド」を聴きながら
空間から届いたコトバの連なりたちを紡いだ作品シリーズです

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【白の旅】

思い出したのは

御影石の小さなたたきの
中庭に続く
曲がりくねった
一本の細い道

すすきの穂が
風に揺れて

はぐれ者のギンヤンマが
ゆらゆらと揺れながら
通り過ぎてゆく

真っ白に光る

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不思議な癒しの物語 Vol.2 森の男

オリジナルの即興サウンド「エッセンシャルサウンド」を聴きながら
空間から届いたコトバの連なりたちを紡いだ作品シリーズです

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【森の男】

森の奥の
傾きかけた煙突が
いびつに突き出ている
古びたその小屋に

やっとたどり着いた
白髭の男は

もうひとつの手鏡を
袋から出して

何を映そうか
決めかねているそぶりで

小瓶の中の白

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不思議な癒しの物語 Vo.1黄色いカナリヤ

オリジナルの即興サウンド「エッセンシャルサウンド」を聴きながら
空間から届いたコトバの連なりたちを紡いだ作品シリーズです

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【黄色いカナリヤ】

遠い国の
小さな赤い屋根の端で

黄色いカナリヤが
どこか憂いた瞳で
はるかかなたの海のしぶきに
語りかけたとき

君はきっと
笑うんだ

白い綿あめみたいな
儚い夢を
きっと両手い

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鍵音

回路に光を

蘇る譜の音

号の連なりに

弾かれ舞う

次への鍵​

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エッセンシャルサウンド 2020.1 マンスリー配信
「古代の叡智」より 

朱色の風

窓の外から
犬の鳴き声が聞こえた。

鳴き声と共に
なぜか
夕暮れの冷たい風を感じた。

その風から
まだ見ぬ遠い日へ繋がる
空間の拡がりを感じた。

その空間の拡がりから
じんわりとした
淡い朱色の景色を感じた。

清々しい風の匂いが届く。

鼻から
胸一杯に吸い込む。

しばしその心地よさと融け合う。

懐かしいような
心が躍るような
子供に還るような

何かが手招きしてるような気がした。

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