マガジン

  • 言の葉紡ぎ

    日常の心がふるえたヒトコマを紡いだ言葉たちです。

最近の記事

まるで恋

夕べからふいに届いたエネルギーに どうしようもなく心奪われてしまっている。 胸の奥が甘く切なく 甘美に疼くような まるで恋だ。 エネルギーの正体は何も分からない。 人なのか物なのか現象なのか そういった「形」になる前のエネルギー。 あまりにも甘くて優しくて 切なくて心地良くて ずっと浸っていたくなる。 一晩寝てもまだそのエネルギーは 私のそばにいて 今もなお、意識を合わせればすぐにまた 私を甘く切なくさせる。 思い返せば私は、 物心ついた頃からずっと、 この感覚

    • 希望入りのカプセル

      ふと見れば 茜の風の中に ぷかぷか浮かぶ いくつもの 希望入りのカプセル From Future 好きな時に開けてよいらしい 開ける? いいや、今じゃない 胸の合図が鳴ったらね なんて自由! 既にお楽しみの中

      • 不思議な癒しの物語 Vol.4 蒼の歌

        オリジナルの即興サウンド「エッセンシャルサウンド」を聴きながら 空間から届いたコトバの連なりたちを紡いだ作品シリーズです。 * * * * * * * * * * * * * * * * * 【蒼の歌】 いつの間にか たたずんでいたのは 昔見た 古い映画のポスターの 端の方に描かれていた 四角い階段の上・・・ 風の音が かすかに流れて・・・ そういえばたしか この先のトウモロコシ畑のわきに 大きなけやきの樹と 小さな小川があって・・・ どこへ行こうとしていたんだろ

        • 不思議な癒しの物語 Vol.3 白の旅

          オリジナルの即興サウンド「エッセンシャルサウンド」を聴きながら 空間から届いたコトバの連なりたちを紡いだ作品シリーズです * * * * * * * * * * * * * * * * *  【白の旅】 思い出したのは 御影石の小さなたたきの 中庭に続く 曲がりくねった 一本の細い道 すすきの穂が 風に揺れて はぐれ者のギンヤンマが ゆらゆらと揺れながら 通り過ぎてゆく 真っ白に光る 洗いたてのシャツと 遠く懐かしい 夕焼けの空が どこかで重なり合って また

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        • 言の葉紡ぎ
          18本

        記事

          不思議な癒しの物語 Vol.2 森の男

          オリジナルの即興サウンド「エッセンシャルサウンド」を聴きながら 空間から届いたコトバの連なりたちを紡いだ作品シリーズです * * * * * * * * * * * * * * * * * 【森の男】 森の奥の 傾きかけた煙突が いびつに突き出ている 古びたその小屋に やっとたどり着いた 白髭の男は もうひとつの手鏡を 袋から出して 何を映そうか 決めかねているそぶりで 小瓶の中の白い蜜を 眺めている たわんだ木靴の かかとが鳴らす音に いくつかの夜明けが

          不思議な癒しの物語 Vol.2 森の男

          不思議な癒しの物語 Vo.1黄色いカナリヤ

          オリジナルの即興サウンド「エッセンシャルサウンド」を聴きながら 空間から届いたコトバの連なりたちを紡いだ作品シリーズです * * * * * * * * * * * * * * * * *  【黄色いカナリヤ】 遠い国の 小さな赤い屋根の端で 黄色いカナリヤが どこか憂いた瞳で はるかかなたの海のしぶきに 語りかけたとき 君はきっと 笑うんだ 白い綿あめみたいな 儚い夢を きっと両手いっぱいに抱えて シロツメクサを摘んで 花冠を作って 今来た道を ゆっくりと振

          不思議な癒しの物語 Vo.1黄色いカナリヤ

          鍵音

          回路に光を 蘇る譜の音 号の連なりに 弾かれ舞う 次への鍵​ * * * * * * * * * * * * エッセンシャルサウンド 2020.1 マンスリー配信 「古代の叡智」より 

          朱色の風

          窓の外から 犬の鳴き声が聞こえた。 鳴き声と共に なぜか 夕暮れの冷たい風を感じた。 その風から まだ見ぬ遠い日へ繋がる 空間の拡がりを感じた。 その空間の拡がりから じんわりとした 淡い朱色の景色を感じた。 清々しい風の匂いが届く。 鼻から 胸一杯に吸い込む。 しばしその心地よさと融け合う。 懐かしいような 心が躍るような 子供に還るような 何かが手招きしてるような気がした。 気がつけば 新しい希望の時空の扉は 私のまわりのいたるところに 顔を出していた。

          朱色の風

          すべての命は存在しているだけで尊い という大前提はいったん置いといて。 人の尊さって 生まれ持った特質と 人としての生き方と どっちもあるよね、と。 持って生まれた特質の尊さの純粋性は ただ ただ 悦び 味わい 感じたい。 この特質を持って生まれてこれて 本当に良かった、って。 人としての生き方は 迷い、悩み、ぶつかりながらも 己と事象と対峙しながら 自分なりに ひたすらに 奥行きを深め 熟成させてきた 自分の歴史 その たゆまず続けてきた 歴史と歩みを 誇りた

          瞬きの隙間に

          瞬きの隙間に カタチのないどこかしこに りん と鳴る 扉がある ハッとして見つめると 扉は既に私に融けて その姿は残像のごとく ただ 新しい希望の予感のみ 私の内側から聴こえている 未知なるミチの精 深淵なる茶目っ気で いつも私と 遊んでくれる

          瞬きの隙間に

          むしろ五感を

          超感覚は五感の延長・・・ ではなく 五感も超感覚の顕れ だからこそ むしろ五感を 研ぎ澄ませたい

          むしろ五感を

          意識は筋肉

          意識は 筋肉 内観は 筋トレ 日々の内省は 自主トレーニング ただ ひたすらに ひたむきに 目の前の 顕れと 己の ココロの ありようを 淡々と 黙々と 見て 感じて 試して 味わう それはまるで 孤高の 意識の アスリート

          意識は筋肉

          想いと動きの

          想いと 動きの 相互作用 想い を受けて 動き が生まれ 動き を受けて 想いが 生まれ 互いを求め 生かし合う

          想いと動きの

          この拡い世界の何処かで

          真っ白な欲求に従って おーい と声を挙げるなら この拡い世界の何処かで 誰かが はーい と応えているはずで はーい の主は ヒトとは限らないかも しれなくて モノや ケモノや ダイチや ハナや トリや カゼや ツキや ヒや ホシたちの おーい を 感じたからかも しれなくて

          この拡い世界の何処かで

          真っ白な欲求

          いろんな道のりを経て 今 したいことが たくさんある 何かのためにでも 誰かのためにでもなく 夢とか目的達成のためでも ないのだけど 内側から湧き上がる 真っ白な欲求が すごく 気持ちイイんだ

          真っ白な欲求

          新しいトキの声に寄せて

          自分を知るために 自分を思い出すために 見て、聞いて、知って、 手放して 取り入れて、調べて、感じて、 手放して 関わって、味わって、生み出して、 手放して・・・ 何度そうやって 手放してきただろう 今まで積み上げてきたもの 「自分」を形作ってきたものを 全部壊して 更地にして 再びゼロから始める時でしか味わえない 未知なる息吹の歓喜と 連綿なる営みの尊さと 悠久なるめぐりのありがたさを 私はこれからもずっと 繰り返し 味わい続けてゆくのだろう

          新しいトキの声に寄せて