出会い、そして別れ
レアルマドリーの全日程を終え、無冠。これは実に11シーズンぶりのことであるが、そこまで選手や監督を責めるつもりはない。むしろよく頑張ったと思う。
今回は今夏のマドリーの移籍市場に関して書いていこうと思います。ほぼ予測です。
まずは、放出対象から。
フランシスコ・アラルコン(イスコ)
魔術師とも称される彼は、今シーズンもあまり振るわなかった。よく分からない増量や頑なに髪を切らず準備に無駄な労力と時間を割く姿は、正直頂けないものであった。マドリーで長い時間を過ごしてきた彼だが、最終節のパフォーマンスを見てもお別れだと思う。新天地では輝いてほしい。
マルセロ
昨日の試合で1番勝ちたいんだろうなというのが伝わってきた副キャプテン。マドリディスモに溢れており、ピッチ外での貢献も大きいがピッチの中ではいまひとつといった印象。寧ろ足を引っ張っていた。今に至るまでクロスの質は素晴らしいのだが、やはり不本意なヒールでのミスであったり軽率な守備、ボールロスト。来期は彼を見ることはないだろう。3連覇の事は忘れません。本当にお疲れ様でした。
エデン・なんとか
もう顔は愚か存在すら二度と聞きたくない。
さようなら。早く出てけ
マリアーノ・ディアス
普段見ないと分からないだろうが、彼はエデンなんとかより強い気持ちはある。7番を貰った時も今も「なんとかしてやろう」、「俺が決める」といったマインドは素晴らしい。プレスも人一倍かけるし、球際にだって誰よりも飛び込んでいく。しかし、プロである以上結果が全て。もう少しフィジカルがあったり足を生かせたりしたら違ったのだろうか。自分に合う場所を見つけて欲しい。
マルコ・アセンシオ
若き頃からポテンシャルに溢れ、常に期待されてきた逸材。しかし、気づけば中年。あれだけの出番にも関わらず、ゴール数やアシスト数が少なすぎる。試合を見ていてもなぜか自分の得意とするミドルやエリア内でのワンタッチプレーに対して消極的。彼にもっと違うマインドがあったら今頃リーガの顔となれていたのかもしれない。それは言いすぎだろうか。彼の移籍には賛否両論あるが、個人的にはお別れでいいと思っている。昨日だって90分走り回るくらいの気持ちを見せて欲しかった。次なる場所では決めまくって欲しいと思います。ジョレンテみたいになれるといいね。
ジネディーヌ・ジダン
3連覇に導いた名将。それは今も昔も変わらない。今期もCLグループステージ敗退寸前から持ち直し、最終的には準決勝まで連れていってくれた。リーガにおいてもマドリードダービーやクラシコでは3連覇政権から未だ負けなし。大一番にめっぽう強い。
ジダンは本当に素晴らしかったが彼でなくてはいけなかったかと言われると疑問だ。仮に前監督ソラーリの場合に置き換えてみるとマルコスジョレンテはシメオネまではいかなくとも上手く使えていただろうし、セバージョスやØだってそうだ。勿論、メンディやバルベルデという素晴らしい逸材を連れてきたのも事実だし、常に最適解を追い求めてきた姿勢は分かる。
しかし、クロースやモドリッチ、ベンゼマを中心としたチーム作りは3連覇時となんら変わっておらず、ある意味"逃げの姿勢"であるともいえる。そんな様ではチーム再建、プランクリスティアーノから一生抜け出せないし、マドリーの明日へと繋がっていかない。
個人的な話をすると、ジダンは大好きだし、マドリーにずっと関わっていてほしいと思っていた。しかし、今は変革、変化が必要な時。それは時に選手のみならず監督までも要することもある…
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