見出し画像

【俯瞰する力】全体は部分の総和に勝る-アリストテレス

「全体は部分の総和に勝る」

アリストテレス

この名言は「西洋最大の哲学者の一人」であり「万学の祖」とも言われている「アリストテレス」の言葉です。

あの「Google」が「2012年に開始した労働改革プロジェクトの総称」は「プロジェクト・アリストテレス」とされ、「全体は部分の総和に勝る」という言葉が元だと言われています。

今回はこの「全体は部分の総和に勝る」という言葉から「チームワーク」のコツみたいな観点を持って考えを巡らせてみたいと思います。


多様性を排除してはいけない


「とても能力が高い人」を集めれば「最強のチームができる」と考える人は少なくないでしょう。同じ考え方、高い能力、組織に従う人材。これこそが至高であると。

しかし、これを突き詰めていけば「多様性」が確実に無くなっていきます。多様性が無くなると以下のことが起きます。

  • 間違いが大きくなるまで気づけない

  • 上から下のトップダウン型のコミュニケーション

  • 少しでも考え方が違うと排除される→心理的安全性が無くなる


「部分的な集中」では「気づけないこと」がある


例えば「とある組織の優秀な『一人』にフォーカス」すればその人の仕事っぷりが見られるかもしれません。もしかしたら、仕事のコツを得られるかもしれません。

しかし、その一人の仕事が全体にどう影響を与えているかは「組織全体」を見てみない事には分かりません。もしかして「アウトプットが多いだけ」で全体から見ると非効率的な働き方をしているってこともあります。

この「全体は部分の総和に勝る」という言葉の中には「俯瞰して状況を見てみる重要性」という意味も含まれているのではないかと。私はそう思う訳です。


チームで上手くやるコツは「視座」を高く持つこと


視座とは、物事を認識することの高さのことであり、一従業員の立場からも社長の立場からも物事を考えられることは「視座が高い」と呼びます。

この視座が高いことで、色んな立場から物事や課題を見ることができるので、色んな立場や見方ができるわけで、それが所謂「俯瞰して見る」ということに繋がるのではないかと思う訳です。

色んな人の立場に立てば「その人の動機や気持ち」が分かりやすくなってコミュニケーションが柔軟になったり、課題に気づきやすくなるので「視座を高く保つ」ことを意識して見ると良いでしょう。


以上、「全体は部分の総和に勝る」というお話でした。
ここまで本記事をご覧いただき有難うございました!


この記事が参加している募集

仕事について話そう

よろしれけばサポートよろしくお願いします!クリエイターとしての活動に活用させていただきます!