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自殺は罪なのか
近年、若者の自殺者が後を立たない。
先進国で唯一若者の死因No.1が自殺である。
これは異常なことではないか?
そういう私自身も自殺を考えた時があった。
人生で迷い、苦難が重なり途方に暮れ
頭で考えても答えが出ないまま
言いようもないうめきが私を突き動かしていた。
電車を見れば毎日飛び込んでやろうと思っていた。
私はその頃精神科に通っていたが
幸運なことに数年で立ち直ることができた。
それから沢山の素晴らしい
出会いがあり今日に至っている。
今の私があの頃悩んでいた私にかけてあげたい
一番の言葉は「あなたには価値がある」ということだ。
人と比べて落ち込むことはない。
人に認めてもらうために人の顔色を気にすることも
人よりも能力を伸ばして自分の価値を確認することも
人の役に立つことで自分の価値を確認することも
しなくていい。
あなたの命そのものに価値がある。
あなたは唯一無二の傑作だ。
自分以外の誰かになろうとしなくていい。
あなたはあなたの素晴らしい魅力があり
あなた固有の命の輝きがある。
そんな言葉をかけてあげたい。
今ならわかるが、以前の私はこれがわからなかった。
苦しみの中でもがいていた私のような人のために
私が教えてもらった下記の素晴らしい事実を分かち合いたいと思う。
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人には誕生の瞬間がある。
すなわち受精卵になった瞬間である。
30億文字の遺伝情報(新聞約50年分)が一瞬のうちに書かれ、それからその設計図に従って細胞分裂を繰り返す。
歴史上の誰とも同じではなく、唯一無二の傑作としてこの世に誕生した命は、それそのものに価値がある。
今生きている人間の世界人口だけで70億人を超えていることを考えれば、歴史上の誰とも同じではない唯一の存在を設計することが、どれほどクリエイティブなことかが分かるだろう。
まさか両親が夜なべして設計したわけではあるまい。
この生命誕生の神秘には、人類はどのような科学を持ってしても及ばず、命そのものが神と呼ばれる創造者のわざ(奇跡)と言っても良い。
世界一のベストセラーである聖書には、「人は神の作品である」と書かれている。(エペソ2:10)
この作品は原語ではギリシャ語でポエム(ποίημα)と言うが、聖書によると人は神が書き送った美しい詩なのである。
「人は神の作品であり、存在そのものに価値がある」と、聖書は二千年前から人類に教えていたのである。
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現代日本の教育では、自尊心の低下が顕著であり、若者の自殺者も急増しているが、人と比べて何かが出来るとか、人の役に立てたかどうかとか、有名になれたとか一切関係なく、「命そのものに価値があるんだよ」ということが世の中に少しずつ浸透していけば、安心して生きれる人が増えるのではないか。
人が神の作品であることを認めるならば、自殺や自傷や殺人はその価値ある作品を破壊する行為なので、それは確かに罪になる。
しかし、人が神の作品であって命そのものに価値があることを深く信じるなら、自殺も自傷も殺人も出来なくなるはずだ。
命は本当に素晴らしい。
命の主権者である神が今日も
意味があってあなたを生かし
神から注がれている永遠の愛を
心から受け取ってほしいと神は願っている。
その刃を止めるのは愛だよ。
神はあなたを愛している。
"わたしの目には、あなたは高価で尊い。
わたしはあなたを愛している。"
イザヤ書 43章4節 聖書 新改訳
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