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梅雨

もうすぐ、梅雨の季節だ。 あのじめじめとした気候が1ヶ月ほど続くのかと考えるだけで嫌になる。 雨が降ると、空模様も暗くなるが不思議と心まで暗くなる気がする。 外の移動も大変で、洗濯物も思うように外に干せない。 私はこの梅雨の時期が一番嫌いだ。 おまけにやっと梅雨が明けたと思えば猛暑がやってくる。負の連鎖だ。 梅雨の時期で得する人はいるのだろうか。 雨が降ることで気分が上がる人がいるのだろうか。私には考えられない。 しかし、人間とは不思議なもので色々な考えを持つ人がいる。 今ま

    • 分かれ道

      いつもの帰り道 並んで歩いていたよね 見慣れたこの景色も駆け回った一本道も みんなで見れるのも今日で最後だよ また明日ねってもう言えないんだね またこの場所に来ても誰も居ないんだね 溢れる涙を堪えて さよならを それぞれ違う道を進んでも 一緒に泣いて笑って過ごした日々は 忘れないよ 変わらないよ この胸でいつまでも 懐かしいこの道 不思議と広く感じる 駅前の街路樹も語り合った一本道も すっかり桜色に染められている また明日ねってつい言いたくなるよ またこの場所に来てみ

      • 好きなもの

        好きな食べ物、好きなアニメ、好きな映画 それは人それぞれである。 それは不思議な物で、自分自身では考えられないものでも熱中している人は必ずどこかにいる。そして、熱中してくれている人々を中心に それは存在し続ける。 私は、好きなものはすぐに変わる。 その代わりに、一度ハマるとそれだけになってしまう。熱しやすく、冷めやすいのだ。 短期間ではあるが、好きなものができるとそれだけで何事も頑張れる気がする。 例を挙げるとすると、 私は今YouTubeのquiz knockというチャンネ

        • 自分の姿を写し出す鏡。それは皮肉にも良いものも悪いものも全てを写し出す。 朝起きて、鏡の前に立つ。 その時の表情を見た時、私は落ち込んでいるんだと感じた。口角が全体的に下がっており、目の中に一筋の光さえも感じない。 私自身、鏡を見るまでは特別これといった悩みはないものと思っていた。 だが、思い返せば最近の生活に刺激を感じていなかった。毎日仕事に追われて、帰ってくると 適当にご飯を作り、作業のように家事をしてお風呂に入って寝るだけの生活だった。 鏡を見る余裕も自分のために費やす

          写真

          最近の人々は、思い出を写真として残す傾向にある。 たしかに写真というものはとても便利で、その一枚を見るだけでその時の記憶などが鮮明に思い出させる。 私も、写真は好きだ。撮った写真を集めて思い出に耽るのが楽しいからだ。旅行の後などは、その時の写真を眺めて、余韻に浸っている。 先日、一枚の写真を見た。それは、ハリウッドスターがレッドカーペットを歩いている所にファンが沢山集まっているという写真だった。その中の人たちはみんなカメラを構えていた。 だが、最前列に立っている1人のおばあさ

          コーヒー

          目覚めの一杯だとか、スイーツと共に飲むものとして知られるコーヒー。 小さい頃、父親が飲んでいるコーヒーを一口飲んで失神しかけたのを覚えている。 それくらい苦かったのだ。私は、あの苦さを 平然とした顔で、ましてや美味しいといって飲んでいる人たちを本当に人間かと疑ったほどだった。大きくなるにつれて徐々に周りの友達もちらほらコーヒーを手に取り出した。 私は、あの時以来コーヒーを飲んでいない。 大きくなったからいけるかもと友達に一口貰って飲んでみた。 やはり、ダメだった。あの苦さを美

          コーヒー

          青い空、眩しい太陽、夏と言えば自然の美しい景色ばかりを思い出す。 太陽に向かってすくすくと伸びている向日葵や 青々と茂っている森の木々たちもその一つである。 夏の風物詩と言えば、花火、海水浴、お祭りなどがある。 あの暑い中で食べるアイスやラムネなどの味は格別だ。 これらを踏まえると夏は、素晴らしいものと捉えられるかもしれない。 しかし、どうだろう。夏はとにかく暑い。 少し歩くだけで滝のように流れてくる汗。 出かけている時だと、最悪だ。 そして、虫が多い。指の間などを蚊に刺され

          タバコ

          タバコを吸っている人を見ると、 いつから吸い始めてるんだろうとか 吸っている時に何を考えているんだろうと 思ってしまう。私は、タバコを吸う人間ではないので「タバコ」について色々興味がある。 友達にきっかけを聞いてみた。すると、 ほとんどの人はかっこいいと思ったからと答えた。吸い続けているとやめられなくなるらしい。私には、煙を美味しいという感覚がとても不思議でたまらないのだ。 では、いつ、どんな時に吸いたくなるのかと聞いてみた。 この質問の答えは人それぞれだった。 朝起きてすぐ

          香水

          人間の記憶には、 目で見て覚える「視覚的記憶」 耳で聞いて覚える「聴覚的記憶」 動作や体の動きなどで覚える「動作記憶」  などがある。 私は、時々どこからか香ってくる匂いに懐かしみを感じ何かの出来事、あるいは特定の人物を思い浮かべることがある。 そう。嗅覚による記憶である。 この現象をプルースト現象というらしいが、 私はこの嗅覚による記憶がどの感覚の記憶よりも鮮明に思い出され、また私自身好きである。 小さい頃によく私を抱いてくれた、懐かしい 母や祖母の匂いを感じると あの頃を

          メイク

          私は今、メイク台の前に座っている。 自分の顔を鏡で見つめ、メイクをしている時によく考えることがある。 メイクとは、不思議なものだ。 メイクを始めるまでは、何もしていない状態が普通だったにもかかわらず、メイクをしていないと外に出れないと思う人までいる。 少しずつ濃くなっていく自分の顔を見ながら 今日も色んなことを考えていた。 「メイクが上手ですね」という言葉はとても厄介である。 いっけん、メイクの技術が高く、映えているといった褒め言葉のように聞こえるが、 受け取り方によっては、

          メイク

          帰路

          帰り道とはなぜあんなにも早いものか。 帰り道とはなぜ色んなことを考えてしまうのか。 帰り道とはなぜ行き道で見つけられなかったものを見つけられるのか。 誰もが思うことであろう。 実際、私もそうである。 私は帰り道、よく未来の事を考える。 ここままでいいのか。やるべきことをやれているか。色々考える結果、不安に陥る。 その不安の要素を取り除くため、私は一つ一つ改善策を考えていく。 そして、そこで見つけ出した答えを実行するため、私は明日からの目標を立てる。 私は不思議と、目標を決める

          飲みかけのハイボール

          今日は金曜日。 私は例のごとく、いつもの居酒屋にいる。 私は、毎週のように来店しているから、 店主も私のことを覚えてくれている。 扉を開けて私の顔を見るとすぐにハイボールの準備をしてくれる。 私はここのなんとも言えない実家にいるかのような落ち着いた雰囲気が好きなのだ。 そして、店主も気さくでとても優しい人である。 私はいつもカウンターに座り、今日の出来事や日頃の鬱憤などを店主に聞かせている。 店主はいつも、迷惑そうな顔一つせず、優しく頷いて聞いてくれる。 私はその好意に甘えて

          飲みかけのハイボール

          非常口

          「非常口」それは、火事や事故など危急のときに 逃げるための出入り口である。 それを私たちが普段使うことはあまりない。 けれど、それがあるだけで私は少し安心する。 いざという時に逃げることができるのだから。 では、私自身の人生を一つの建物として考えてみよう。 私は成人したとはいえ、まだ人生経験をあまり積み上げていないので、二、三階建ての小さなアパートといっても問題はないだろう。 だが私は、まだ夢を追いかけている途中で、 時には悩み落ち込むこともあり、 そのアパートはひびが入り今

          非常口

          ダイエット

          私はダイエットが得意である。 正確には、ダイエットが得意というよりは、 太りやすく、痩せやすい体質なのだ。 ある日父に、"なぜダイエットをするのか"と聞かれ、 私はこう答えた。 「太るために痩せるんだ」と。 どういう事かというと、私は食べる事が大好きで 食事をしている時に1番の幸せを感じるのである。 ただ、ずっと欲のままに食べ続けていると、体重は 増えるばかりだ。 また、一番好きな時間に罪悪感を持ちたくないのだ。 だから私は、何も気にせず、好きなものを好きなだけ食べれるように

          ダイエット

          私は昔から何か嬉しい事があると爪を赤くする。 今日は、前から気になっていた会社の先輩を ご飯に誘えたので、家に帰るとすぐにネイルをした。 明日は先輩とご飯だから、早めに寝てコンディションを整えることにした。 携帯のアラームで目を覚まし、 顔のマッサージからパックまで念入りに準備をした。 赤いネイルに合うようにワンピースと口紅も真っ赤にした。 私は赤が大好きなので、その大好きな色に包まれている今日の私は無敵だ。 戦闘態勢バッチリだ。 よし、狩りに出るぞ。 待ち合わせの時間より少

          友達

          気がつけば近くにいた。 出会いなんて覚えていない。 でもたしか、私の記憶のほとんどに君がいる。 言葉を交わさなくても分かり合える、そんな存在。 友達とは、自分を写し出す鏡だと私は思う。 楽しい時、嬉しい時は同じくらい笑ってくれる、 悲しい時、辛い時は一緒に悩んでくれる、 もちろん、友達が泣いている時は一緒に泣いて寄り添ってあげる。 私の友達は、みな素晴らしい人間である。 視野が広く、他人想いで気が使えて、 優しい人ばかりだ。 そんな人々に感化されて私もそういう人になりたいと考