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Cocco 60分 Special Live 「エメラルド」 Tour 2010 @ Zepp Osaka

過去に参戦したライヴの記録と記憶を頼りにお送りする、Coccoライヴレポシリーズ!
第2弾は『Cocco 60分 Special Live 「エメラルド」 Tour 2010』

第1弾はこちら♪ ↓ 

ツアー日程

2010年11月2日(火)Zepp Tokyo
2010年11月6日(土)Zepp Nagoya
2010年11月11日(木)Zepp Tokyo
2010年11月16日(火)Zepp Fukuoka
2010年11月30日(火)Zepp Osaka


初ライヴから3年、ナマCoccoふたたび

私にとって初めてのCoccoライヴとなった『Cocco きらきら Live Tour 2007/2008』から3年。2回目となるナマCocco。

『Cocco 60分 Special Live 「エメラルド」 Tour 2010』は、2010年8月11日にリリースされた7枚目のオリジナルアルバム『エメラルド』を引っ提げて行われた全国ツアー。私が行ったZepp Osakaは、5公演のうちの最終日だった。

『エメラルド』は、前作『きらきら』から実に約3年ぶりにリリースされた待望のオリジナルアルバムであり、Cocco初のオール・セルフプロデュース作品。

このアルバムも通勤時にいつも聴いてたな。
この頃やってた仕事は、シフト勤務の3交替制で夜勤もあって、ほんまにきつかった。若い男性メンバーでも音を上げるほどだった。

ギラギラと照りつける真夏の太陽の光が、夜勤明けの疲れた身体にはとっても堪えたけれど、そんなときにもCoccoを聴いて気分をあげながら家に帰ってたっけ。
個人的には音楽活動に力を入れてた時期でもあったから、仕事はしんどかったけれどなかなか充実してたよなぁ。


あの日のセットリスト

01. ニライカナイ【16thシングル / from エメラルド】
02. 首。【from ブーゲンビリア】
03. 強く儚い者たち【2ndシングル / from クムイウタ】
04. Light up【from エメラルド】
05. 十三夜【from エメラルド】
06. カウントダウン【1stシングル / from ブーゲンビリア】
07. 4×4【from エメラルド】
08. クロッカス【from エメラルド】
09. のばら【from エメラルド】
10. カラハーイ【from エメラルド】
11. あたらしいうた【from エメラルド】
12. 焼け野が原【11thシングル / from サングローズ】
13. 樹海の糸【5thシングル / from ラプンツェル】
14. 三村エレジー【from エメラルド】
15. Spring around【from エメラルド】
16. Stardust【from エメラルド】
17. 眠れる森の王子様〜春・夏・秋・冬〜【from ブーゲンビリア】
18. 蝶の舞う【from エメラルド】
19. 遺書。【1stシングルcoupling / from ブーゲンビリア】
20. 絹ずれ【15thシングル / from エメラルド】
21. 玻璃の花【from エメラルド】

ツアータイトルで「60分 Special Live」と銘打っているが、フタを開ければ2時間を超えるボリュームたっぷりの内容で、『エメラルド』に収録されている14曲を全曲披露してくれた。
それに加えて、デビューシングル『カウントダウン』をはじめ、『首。』眠れる森の王子様〜春・夏・秋・冬〜』『遺書。』が収録されているファーストアルバム『ブーゲンビリア』からの選曲と、シングルとしてリリースされた『強く儚い者たち』『焼け野が原』『樹海の糸』というCoccoの代表曲たち。
初期の楽曲から最新曲までを一気に味わえる、豪華ラインナップだった。


これからお送りするのは、私が当時ブログに投稿したものだ。
2010年11月3日に投稿した『エメラルド』のレビューのようなものと、
2010年12月5日に投稿した『Cocco 60分 Special Live 「エメラルド」 Tour 2010』のライヴレポである。

このライヴはめちゃくちゃ印象に残るライヴだったようで、かなりの熱量になっている。あらかじめお断りしておくが、ほんまにめちゃくちゃ長いので覚悟してね。
だけど、当時の感情をそのまま残しておきたいので、あえてそのまま転載する。
我ながら、私ってあっちゃんのことがめっちゃ好きなんやなぁ…っていうのをあらためて思い知った。

やっぱりちょっとイタイやつだけど、そこはご愛嬌ということで(笑)
なんせ12年前の私が書いたものなんで、どうか大目に見てやってほしい。。


行ってきます!【『エメラルド』のレビューのようなもの】

Cocco 60分 Special Live
「エメラルド」 Tour 2010

11月30日、Zepp Osakaまで
もうすぐだぁ!!!

3年ぶりに、あっちゃんに逢えるよ~☆

い~っぱい、パワーを吸収してこよっと♪


夏の野外フェスとか、
やたらと精力的にライヴをこなしてるなぁ、
最近のあっちゃん。

そろそろ、ツアーかな~?

って、期待して待ってましたよ。
フェスよりやっぱ、ワンマンライヴでしょ!!


やっぱりきましたね!!

「きらきら Live Tour 2007/2008」以来、
約3年ぶりのワンマンライヴツアー決定!

東京・名古屋・大阪・福岡、4ヶ所のZeppを巡るツアー、
計5公演。
大阪はラストの5公演目!


ツアータイトルそのまんま、
『エメラルド』に収録された楽曲中心の
Special Liveとなるそうで。

遅ればせながら、、、
8月にリリースされた、7thアルバム『エメラルド』について
超個人的感想を書いてみよっかな。


意味わからんくても、ついつい口ずさんでしまう、
三村エレジー。

やっぱり名曲、このアルバムの中でもひときわです!!
ニライカナイ。

活動停止前の名曲『けもの道』を彷彿とさせる激情ナンバー、
蝶の舞う。

あっちゃんはほんまにGが好きなんやね(笑)
Spring around。

Cocco史上、いっちゃん「死」に近いらしい、
玻璃の花。

でました伝家の宝刀、Coccoお得意の英語詞バラード、
4×4。

私もこんなコトばっかし考えてるわぁ(笑)
かわいらしくも超へヴィーなうた、
のばら。

Cocco meets the “Hip Hop”、
十三夜。

パルナス、パルナス、パルナ~ス♪
Light up。

何か言いたいのならば表へ出ろ!
クロッカス。

きらきら眩しいよ、キレイすぎるよ、
ポップすぎるよ、あっちゃん!!
Stardust。

またまた息子さんとのかわいらしいデュエットが聴けます、
英語の発音の美しさ、ピッチやリズムの正確さといったら!
やっぱし、あっちゃんの血をひく子なんやなぁ。。。恐るべし。
あたらしいうた。

80年代アイドルポップスを彷彿とさせるアレンジ??
カラハーイ。

できれば違うアレンジで聴きたかった、
絹ずれ~島言葉~。


んで、全体的な感想、、、

沖縄色が、より濃くなったなぁ。
もはや、呪文を唱えてるようにしか聴こえない(^^;)

私も博多弁のうたがつくりたい!
って、ずーっと前から企んではいるんだけど、、、
コミックソングになりそうで(笑)

方言をここまでのポップスに昇華してしまえるなんて、
そのセンスはやっぱりスゴイなぁって感じます。


けどやっぱりどうしても、
これまでの作品と比べると
多少インパクトに欠けるというか
パワー不足を感じてしまうかなぁ。

体調、大丈夫なんかな??
なんて心配もしちゃったり。。。

ごめんね~、
ファンはどうしても比べちゃうんだよねぇ~~
Coccoに限らず、どんなアーティストでも同じだと思うけど。

私も自身で作曲するようになってから
曲をつくるということがどういうことか少しわかってきたから、
ほんまにエラそうなコト言ってるよなぁ~、って思うけど(笑)


それから、、、
ほとんど地声でうたってないんやね。。。

あっちゃんの曲、
だんだんムズカしくなってくるなぁ~。。。


いまさら、ですが。
最近、気づいたんです。

プロの歌い手さんも、
アマの歌い手さんも、ほとんどの方が
「地声」でうたっていないことに。。。!

「地声」に聴こえても
実はあれは「地声」ではないらしい。

そりゃそうよね~。
「地声」であんな声、出るわきゃないもの。


私自身が、地声でガンガン押すタイプのうたい方でもあるし、
そういう歌い手さんを好む傾向にあります。

ここまで地声でうたいきるのって
西川貴教氏か私か、くらいじゃなかろーか(笑)


私のバアイ、
地声(胸声)が強すぎるので
裏声(頭声)がニガテだったりするのですが。

これは、
歌を始めた当初からの悩みだったりします。。。

いわゆる「ミックスヴォイス」の発声に
挑戦してみたこともあるんですが、
いまいちコツがつかみきれなくて、
上手くいかない。。。

ヴォイトレの先生や
私よりヴォーカル歴の長い友人とかに相談したって、

「地声が強すぎるから、仕方ないねぇ~。」

とか、

「そんなにファルセットにこだわらんでも、ええんちゃう?」

とかって、

軽くあしらわれちゃうんですよぉ~~。
結構、切実な願いなのになぁ。。。


でもまぁ、たしかに。

女性離れしたこの強い地声は
まぎれもなく私の“武器”だ。

おかげで、キーを調整すれば
男性の曲でもそれなりにうたえるし。

さらなるパワーと響きを身につけていけば
さらに私の強みになることは間違いない。

ファルセットを自在に操るヴォーカルにも
強く憧れるけれども、、、

これが自分のスタイルだから、いいか。

それに、自分のヴォーカルスタイルが
変に崩れてしまうのはイヤだな~
って思いもあったりして、、、


でも、でもだよ。

うたえるうたの幅が狭くなるのはイヤだし。
表現の幅も広げていきたいし。
音域も広げていきたいし。

、、、とゆーことで
ここらへんで再挑戦だぁ!!

そんなときに、
最近のあっちゃんの曲を
練習に使わせてもらったりしてます☆

以前にも書いたけど
声によりパワーがついてきたし、
音域も広がっていきそうだし、

少しずつ発声が変わってきたような、
だんだんわかってきたような。

そんな感じがしてます。


んで、、、

余談がだいぶ長くなっちゃいましたが
そろそろ、話を元に戻します(笑)


たぶん、一般的にウケる曲としては
『蝶の舞う』『玻璃の花』『十三夜』
ってところなんでしょうねぇ。

私ももちろん、
そのへんも大好きなんだけどさぁ。

このアルバムの中で
私のいちばんのお気に入りは
『4×4』。

私もこんなうたをつくったり、うたったり、
できるようになりたい。。。

「声の良さ」がモノをいう、
ごまかしのきかないうた。
これぞまさに、王道ですな!

英語詞の曲は、ほんまに名曲だらけなんですよね。
ざっとあげても、こんな感じ。

Rain man。
SING A SONG ~NO MUSIC, NO LIFE~。
SATIE。
T was on my Birthday night。
Sweet Berry Kiss。
Swinging night。
10 years。
blue bird。
the end of Summer。

SINGER SONGERもハズせない!
Home。
Love in the air。

私はウォーミングアップやクールダウンしたいときに
特によくうたっております☆


んで、
再び『エメラルド』に話を戻しましょう。

お気に入りをもうひとつあげるなら、
『Spring around』。

ギターリフとピコピコ打ち込みリズムが絶妙に絡み合って
めちゃめちゃかわいらしい。。。
まさに、心おどるような。。。

これぞ究極のポップロック!!
だと、私は思います♪

「春」つながりってことで、
5thアルバム『ザンサイアン』収録の
『四月馬鹿』を想い出したりしました。
ちょっとタイプの違う曲だけど、この曲もかなり大好き。

この曲をうたってる自分の声が、また大好きで(笑)
カラオケでは欠かせないです!


それから、3拍子の
『Light up』『クロッカス』も好きです。
まったく雰囲気の違う3拍子を2曲連続で聴かせるところが
またニクイじゃないですか~!

3拍子の曲も結構多くて、
やっぱり名曲揃いなんですよね~。
特にバラードは素晴らしい。

Rain man、SATIE、
Again、夏色、10 years。

SINGER SONGER名義でも
雨のララバイ、Home、Baby,tonight。

ポップな曲では、
海原の人魚。

ハードめの曲だったら、
首。。
これは変拍子か!
これがファーストアルバムの1曲目ってんだからスゴイよね。
度肝抜かれちゃったもんねぇ。鮮烈すぎ!

『エメラルド』のカラオケ配信、
まだなのかなぁ~??

JOYSOUNDには入ってるみたいだけど!
最近あんまり見かけなくなっちゃったしなぁ~。。。

UGAさん&DAMさん、
ここはひとつ、お願いしますよー!!


Cocco 60分 Special Live 「エメラルド」 Tour 2010 @ Zepp Osaka

ツアーファイナルは大阪公演、
2010年11月30日(火)、Zepp Osaka!!

予告どおり、行ってきましたよ!!

3年ぶりに“生あっちゃん”を
たっぷり堪能してきました~☆


このツアーについてのライヴレポなんかをチェックしてたから、
「60分」とうたってるけど、
実際は2時間ほどにおよぶライヴになるってことを事前に知って、

「そーこなくっちゃあ!!」
ってところでした♪

この「60分」ってのは、
Coccoの体調を心配して、のものらしい。

「最初から60分っていってるんだから、
フルでやらなくてもいいのに。」

なーんて言ってるファンもいたみたいだけどさ、
そんなの甘いね!!

アーティストを甘やかすのは、
ほんとのファンではないっ!!

ステージに上がったら、言い訳無用。

体調が悪かろうが、
気分が乗らなかろうが、
たとえどんな爆弾を抱えていようとも、
どんな状況であっても、

「やりきる」のが“プロ”ですよ。

ミュージシャンだけでなく、
プロスポーツ選手だって、
オリンピック選手だって、
一流と呼ばれる人たちは、みんなそうでしょ。

私は立派なアマチュアだけど、
そこはちゃんと心得てたいと
いつも考えながらやってますよー!!


さてさて、
いよいよ当日。

18時会場、19時開演だけど
そこは余裕を持って。

私にとっての今日この一日は、
このためだけにあるんだから!

最寄駅は、中央線・コスモスクエア。
初めて降り立つ駅だったので、
着いてびっくり。

海以外、なんもない。。。
めっちゃ淋しい。。。

この時点で、
“超ド級”の人並みはずれた方向感覚の持ち主の私は
ちかっぱ不安に襲われてしまいました。

もちろん、出かける直前まで
しっかり地図の確認はしてきたけど。。。

さて、
見知らぬ土地でひとり、
無事に目的地へ辿り着くことができるのか???

半分よろよろになりながらも、
「大丈夫か、自分?!」
と、自分自身にツッコミを入れながら(笑)
自分の感覚だけを信じて、ひたすら前へ。。。

しばらく歩いていくと、
それらしいのが見えてきた?!

あっ、あれだぁ、
Zepp Osaka!!

16時半、無事到着!
そこには、早くも長蛇の列ができていた。

グッズ販売と、
Coccoライヴでは恒例になった「ガチャガチャ」。
それらを求めるファンで、すでに賑わってる。
私も、その列の中へ。

17時半頃から、
お客さんの整列が始まった。

1Fはオールスタンディング。
会場時刻にスムーズに客入れするために予め、
スタッフの方たちが整理番号順に整列を促していくのだ。

私は、ライヴで立つ、という行為がどうしても許せなくて
死ぬほど大っっ嫌いなので、
迷わず2F指定席をゲットしたのだが、
これじゃあ、案内されるのは最後のほうになってしまう。

この寒空の下・・・

結局、
2時間強も外にいたことに・・・


そしてやっとこさ、入場して。
指定の席に着く。

グッズも買ったしー。
ガチャガチャも、今回初めてやったしー。
ドリンクの引き換えも済んだしー。

あとは、いまかいまかと、
開演のときを待ちわびる。

みんな、それぞれの想いで。


開演前のアナウンスが流れてからしばらくすると
場内に流れていたBGMが止んだ。

まだ灯りの点かないステージに
バンドメンバーが登場すると、
会場中が、わぁっと湧いた。

ほどなくして、
いよいよCoccoのお出まし!!

「どわぁっ」と、
さらにひときわ、大きく湧きあがる。

そして、一瞬にして、
静けさがおとずれる。
それは“嵐の前の静けさ”のようだった。


暗闇の中に浮かぶ、シルエット。
その左手を高々と天に向け、叫ぶ。

「イーヤ、ハイヤー、スイ、スイッ、スイサーサー!」

その静寂は破られた。
『ニライカナイ』だ。

ライトアップされたステージに、
真っ赤なワンピース姿のCocco。

赤が映えること映えること。。。

前回、私が観た「きらきらツアー」@神戸こくさいホールでも
真っ赤なドレスに身をまとっていたっけ。

MCで、あっちゃん本人が
「布きれを巻きつけてるだけ」とかって説明してたなぁ。


あっちゃん、
もしかして、ちょっとふっくらした??

ワンピースから覗く、ふくらはぎを見て思った。
もともとこんなんだっけ?

大胆にも背中が大きくあいてたんだけど、
あれ、なんだ?
タトゥーみたいなのがあったような??

左足首にしてた、
黒い細い輪っか??
みたいなのも気になる。。。


いま、私の目前で、Coccoが、
歌い、踊り、舞う。

この時間が、永遠に続けばいいのに。。。

それが望めないなら、
このまま時間を止めてしまいたい。。。

いつもそう思う。
美しい時間、楽しい時間は
いつも一瞬だ。

ステージでうたってるのが自分のときも、そう。
時間軸が、まったく同じなのかな。

だから、
この一瞬一瞬をしっかりと
この目に焼き付けなければ。
この胸に刻まなければ。


あぁ、もう、
一曲目が終わっちゃうよ。。。

ライトが落ちると、
あっちゃんの残像が、
私の脳裏に浮かぶのだった。。。


『首。』

うたにならない「うた」。
そんな感じがした。

正直、あんまり声が出てないなーって感じたんだけど、
そんなことなんて、ものともしない歌声。
「歌声」というか、
「叫び声」だったな。


私も一応、うたうたいのはしくれなので
同じうたうたいとしての目線から
ちょっとばかしエラソーなコト、言わせてもらいまーす☆

Coccoって、そんなに歌がうまいわけではないって
私はずっと思ってるんだよね。

こんなコト言ったら、
Coccoファンに怒られるかもしれんけど。

もちろん、プロの歌手だからうまいに決まってるんだけど、
そこまでズバ抜けた“絶対的な歌唱力”があるわけではない、
って意味でね。

ちなみに、
私も歌い手としては同じタイプだと、
自分では思ってるんだけど。

誤解せんといてほしいのは、、、

人前でうたうのなら、
ヴォーカリストとしての基礎が身に付いていることが当たり前で、
ピッチとかリズムとか発音等々が人に聴かせられるレベルであることが
歌い手として最低限のマナーであるわけなので、
もちろん、それを踏まえたうえでの話です!

それすら出来ていない、アマ以下のプロ歌手なんてのが
多数存在しているのも事実なわけで。
そんなのは、歌手として問題外ですからっ!


けどさ、
歌の上手い下手、っていっても
ほんとにムズカシイよね。

人それぞれ好みがあって、
その人の主観によるところが大きいから。

スポーツの世界みたいに
きっちり数字で表されるわけでもないし。

実は私、抜群の歌唱力を誇る歌手って
全然キョーミ持てないんですよー。

だってほら、
なんか可愛げないことないですかぁ???


ちなみに、、、
私が好む歌い手さんの基準はというと。。。

まず、何といっても
“声”に魅力があること。
これがやっぱり、いちばんでしょ!!

そして次に、
“人間的”に魅力を感じられるかどうか。
やっぱり人間性って大事です。
そのまま音楽に出てしまいますからねぇ。

それから、少しだけ技術的なコトを言えば、

ハイトーンすぎないこと。
ビブラートをかけすぎないこと。
何をうたっているのかが、はっきりとわかること。
声に緩急がつけられて、
ハードなものにも、ソフトなものにも対応できること。

。。。とか、かな?


まさに、私がこだわる“理想の歌い手像”に
Coccoが、ピッタリとハマっちゃった次第なんですね。

しかも、
私がやりたいと思ってたこと、
私が表現したいと思ってたことを、
いつもいつも、ずーっと先回りして
ひょいっと、やってのけちゃう。

私にとっては、ほんっっとに
「かゆいところに手が届く」ってカンジなのよねー!!


しかーし!
世の中には、本当に歌のうまい人が
プロ・アマ問わず、ゴマンといますから。

上手な歌は、うまい歌い手さんにまかせましょ。


実際のところ、
特にライヴやテレビで聴くCoccoの歌声は
どこか不安定に感じることが多いけれど。。。

そんなことどうでもよくなってしまうくらい、
聴く者を圧倒させるパワーが、確かに彼女にはある。

多少、声が出てなかろうが。
ピッチがハズれてようが。

絶対的な声の美しさと。
誰にも真似のできない、
唯一無二の強烈な個性と表現力の成せる技か。


これで、彼女が本当の健康体だったら・・・

あぁ、なんてもったいない!

あっちゃんには、いつまでも元気でいてほしい。
ほんとに。
心からそう思うよ。


『強く儚い者たち』

このイントロが奏でられると、
そこらじゅうが、いっぺんに幻想的な雰囲気に変わってしまう。

まるで、おとぎの国に誘われたよう。

でも、、、
その幻想的なライトアップのせいか???

うたってるあっちゃんの表情が、めっちゃこわかった。。。
この日いちばんってくらいに
めっちゃ鬼気迫ってて、思わず背筋がゾクゾクしちゃった。

コート着たままでも、
まだちょっと寒いくらいでした。。。


『Light up』

なんだか昭和レトロな雰囲気で、とても美しかった。
ためいきが出るほどに。

タイトルどおりの美しいライトアップが
強く印象に残ったステージだった。


『十三夜』

アルバムに収録されたものとはまったくアレンジが異なる、
愁いをおびたイントロで始まったこの曲。

その長いイントロにあわせて、
Coccoの長く細い腕が、
仄暗いステージの中央で、あやしく踊る。

バレエで磨き抜かれた、しなやかな動き。

なんだろう、うまく例えられないけど、、、
なんかエヴァみたい、
と思った。(笑)

アルバムでは、打ち込み主体のヒップホップ調だったけど
しっかりバンドアレンジになってて、また違った雰囲気。
オトナな感じね。

「消えてくれ、おまえらみんな」

ってうたわれたとき、
まるで自分たちに向かって言ってるみたいな気がしたよ。

てぃーち、たーち、みーち、、、

そして、十まで数えたら、、、


『カウントダウン』

やっと聴けたぁー!!!

生で聴きたかった曲のひとつ!
私のオハコ中のオハコ(笑)


「撃ち殺してあげる。」

死へのカウントダウンが終わったら、
バレリーナあっちゃんが、深々と長いおじぎ。

会場中に、あっちゃんコールが飛びかう。

すると、あっちゃん、
「誰か椎野とか言え。」って会場を爆笑の渦に(笑)

すると、さすがは大阪のファン!
すかさずの「椎野さーん!」コールを筆頭に、
ステージとの“かけあい”が始まった!

同じ関西でも、
神戸のときとはまた全然違うなー。

大阪でも、Coccoのファンは大人しいのかなー???
って思ってたんだけど、
大阪は、やっぱしノリがいいです!!


「こんばんはございます、Coccoです。」
いつもの挨拶のあと、しばしの間が。

「ドキドキしてる…。」
と、ちょっと照れるように笑って話す。

あっちゃんでも、こんな場面で緊張したりするんだぁ?!
テレビでは、いっつもちかっぱあがってるけどさぁ。

次から次へと繰り出される
大阪のファンからの“口撃”に、
あっちゃんも反撃に出る。

「(ステージ中央の)丸から外れてやる。ではうたいます。」
とおどけてみせて、
またもや会場の笑いを誘うのだった。。。


『4×4』

達身さんのアコースティックギターの演奏をメインに、
しっとりと聴かせてくれます。

アルバムヴァージョンより、ゆったりとしてて。

やっぱ、名曲やわぁ~。


『クロッカス』

お次は、かわいらしく!

この曲は、全体的にミックスヴォイスで
ささやくようにうたってるけど、

「何か言いたいのならば表へ出ろ!!」

ここだけは、声がおっきくなってたよね(笑)

サビの
「I do, I do, oh, I do~♪」
が、なんとも最高に美しいっす…!!


しばらく間があいてから。。。

「ちょっとしゃべります。」

これまで大阪では
いい思いをさせてもらってたから安心してたんだけど、、、
と前置きをする、あっちゃん。

「大阪来たときによ、
 あ、なんか“ただいま”って感じがしたなーって思ったんだけど。」

すかさずファンから、
「おかえりー!」

するとあっちゃん、
「と思うだろ?!」
とすぐさま返して、会場の笑いを誘う。

「だけどよ。昨日よ。文句じゃないんだけど。」って言いながら、
前日に泊ったホテルでのクレームを披露してました。

それにしても、ひどい話やなぁ。
一体、どこのホテルよ?!
私だったら、そんなコトあったら
絶対に黙っちゃいないぞ!

「今回のツアー、予算大丈夫なのかなって。」
またもや、会場が笑いにつつまれる。

んで、ついには大阪の心配までしてくれました(笑)
「実はみんな言わないけど、大阪、大変なんだろうなって思ってたから、
 今日はいっぱい来てくれたから、よかったです。」

2,200人のファンで埋め尽くされた会場が
大きな拍手と歓声につつまれたところで、、、


『のばら』

わぁお!

ココで「みんな、さよなら forever~!!」
ってかよ?!

、、、ま、いーか。

いろは歌のトコは
結構てきとーにごまかしてたね(笑)

曲が後半にさしかかるあたりで、
ドラムの前あたりに倒れ込む、あっちゃん。

どーしたっ?!

しばらくして起き上がり、ステージ中央へ戻る。
満面の笑みを浮かべ、めっちゃ嬉しそうに
銀のスティックを振りかざす、あっちゃん。

なんっべんも言うけどさ、

コレって、超ド級にへビィーな「バイバ~イ!」
のうただったよな?!

。。。んで、エンディング。

再び、椎野さんの叩くドラムの前あたりに駆け込み、
手にしたスティックで
シャラシャラシャラ~♪

ウィンドチャイムを鳴らす、あっちゃん。

スティックを手に取るのに失敗しちゃったけど、
なんとかやり遂げてちょっと自慢げな顔(?)のあっちゃんに
客席からは「大丈夫~?」「ドンマイ!」の声が。

これには、あっちゃん崩れる(笑)


『カラハーイ』

イントロが流れ始めるとすぐに、
ステージに促されたわけでもないのに自然に、
リズミカルな手拍子でステージと客席が一体になった。

しかしこの曲、面白い曲だなぁ。

「ちんぬくじゅーしー」と、そーじゃない部分とで
ここまで雰囲気ガラっと変わっちゃうなんてさ。
ライヴだと、さらにそれが強調されて、また面白いわぁ。


『あたらしいうた』

うたってるCoccoも、
演奏してるバックのバンドメンバーも、
とにかく「楽しい!」ってのが、
こっちまでじんじん伝わってきて、めっちゃ楽しかった♪

あっちゃんの笑顔がまた、
めちゃめちゃまぶしかった☆


『焼け野が原』

この曲も聴きたかったのぉー!!

たぶん、Coccoの曲でいちばん大好きな曲。
活動停止するときのラストシングルとしてリリースされた曲だから
それだけ思い入れも深い。

どこまでも絶望的。
だけどなぜか、どこまでも美しい。
そんなせつなすぎる、さよならのうた。

あんまり好きではないけど、
まるで遺影のようなジャケット写真がまた、とても印象的でした。

もちろん、
コレも私の十八番として絶っ対に欠かせない曲です(笑)


『樹海の糸』

このイントロが流れると、
客席の所々で、すすり泣くような声が聞こえる。

頼むから、ほんまやめてくれ。

みんな同じだけのお金を払って、
このために時間をつくって、
足を運んで観に来てるわけで、
いままさに、同じ時間を共有してるというのに。

そんなことされたら、興ざめするから。
はっきり言って、大迷惑や!

どーしてもっていうんなら、
自分の部屋でやってね。

私は、声を大にして言いたい。

私は、音楽を聴いて涙するヤツの気が知れない。
っていうか、音楽に限らず
すぐ泣くヤツなんか、絶っっ対に信用できないから。

だってよ、
ちょっとイントロ聴いただけで泣いてやがるんだよ?!

「これ聴いたら泣こう!」って
最初っから準備してるってコトやんか?!

わけわからんわ!!!

この曲をライヴで聴くの2回目だけど
今回も同じことを考えながら聴くハメになったのでした。

お願いだから、
どうか静かに聴かせてください。


『三村エレジー』

この曲で“事件”が起きる。。。

頭サビが終わり、
ワンコーラス目のまだ前半のほうだった。

Coccoのテンションが、なんだかおかしい・・・?!
がくっと落ちたような。。。
ピッチもかなりフラットしてないか・・・???

ここまで、華麗に舞い踊ってたCoccoの動きも
さっきから、ピタッと止まってるし。

最初は、そーゆー演出かと思った。

微動だにせずうたうCoccoも
めっちゃカッコよかったから。

もしかして、
調子悪くなっちゃったとか?!
ちょっと心配になってきた。

2コーラス目に入っても、
テンションは変わらず。
けど、うたは続く。


「待って! もう1回やって。」

ついに、あっちゃんが“待った”をかけた。

客席からは笑いが起き、
再びイントロが奏でられると、拍手が沸き起こった。

2回目の『三村エレジー』も
2コーラス目に入ろうかというタイミングで、

「ちょっと待って!」

またもや、あっちゃんの“待った”がかかった。
キーボードの堀江さんの元へ駆け寄る、Cocco。

チューニングが狂ってしまったのか。
それで、ピッチがあんなになっちゃってたんだぁ。

しばらく演奏は中断された。

しかしさすが。
大阪のファンは、空気が読める。
みんな大人しく、ただ目の前の状況を見守ってる。


何分くらい経っただろう?
2分くらいだったかな。

あっちゃんの一言で、空気が変わる。

「なんか止まっちゃったから、達身、面白いこと言って。」
あっちゃんが、ギターの達身さんにムチャぶり!

すると、ステージの左端にいる達身さんが、
「僕と、あのもじゃもじゃの、アッキーっていうんですけど。」
と、ステージ右端にいるギターのアッキーさんを指さしながら、

「関西人なんで、今日はタコヤキとか食べて嬉しかったです。」

そして、神戸出身の達身さんと西宮出身アッキーさんの、
実にほのぼのとした関西トークが始まったのだ(笑)

アッキーさん、大阪を庭にしてたらしく。

達身さん「アッキーって、どこで遊んでたの大阪の?」
アッキーさん「大学がなかもずのほうにあったので…。」
客席「府大?」
アッキーさん「あ、府大です、ハイ。」

このやりとりに、客席から笑いと拍手(笑)
「先輩ー!」って、後輩さんからのコールもありーの。


「話、終わった? 盛り上がった?」
ここで、あっちゃん復活。

「アッキー、お母さーんって言え。」
と、あっちゃん。
アッキーさんのお母さんが会場に見えてたらしいです。

「お母さーん。」
と、アッキーさん。
会場、大きな拍手~!!

ってな感じで、、、
中断されてから、5分後くらいにやっと、再開。

「ごめんね、こんな止めたの初めて、どうしよう。」

私もこんなの、初めて見たよ、ありがとう。
貴重なの見れた(笑)

「最後、大阪だから、調子に乗ってみました。」
「よそじゃできないから、大目に見てね。それではいってみよう!」

会場、拍手と笑いと大歓声~!!

こうして、よそじゃ決して聴けない
『三村エレジー』が聴けたのでした。
約3回も聴けちゃったもんね~♪


『Spring around』

USTREAM上映会『Inspired movies』で見せてくれた
“あの”振り付けはさすがに観れなかったけど、、、
なんとも艶めかしいですぅ。。。

だめだっ、
私、アレ観てから、この曲聴くと
カラダが勝手に反応しちゃうの!!

ファンのみんなも、そんなコトない???


『Stardust』

この曲も、
生きていく中で数ある出逢いと別れをうたったもの。

生きていれば、いつかは必ず
愛するひとを見送らなければいけない日がくる哀しみ。

だけど、どこまでも前を向いてる。

きらきらの笑顔で、力強くうたうCoccoの姿が
めちゃめちゃまぶしかった!!

ラストのファルセットヴォイスが、たまらなくキレイだった。
それこそ、天まで、
どこまでも飛んでいってしまえるかのような。。。


『眠れる森の王子様 ~春・夏・秋・冬~』

出ました、Coccoの真骨頂!!!

『カウントダウン』『首。』とか、
初期のこのへんの曲をナマで聴けるなんて、嬉しすぎる。。。

みんな、息をのんで
ただただステージに釘づけ状態。

ステージでこんな表現ができるアーティストを
私は他に知らない。

すごい“作品”だな、
Coccoという人は。


『蝶の舞う』

引き続いての激情ナンバー!
新旧織り交ぜて、堪能させてもらいました。
ちょっとオトナになったね。

USTREAMで観た、
去年の終戦記念日の、沖縄でのライヴを思い出す。

あのとき、思った。

“うたおばけ”だぁ。。。

そうとしか、表現できなかった(笑)

私もいつか、追いつけるだろうか。
この“うたおばけ”に。

恐れ多くも、この私にも
その片鱗(?!)が見え隠れするコトがあったりして
「私にも充分、その要素はあるわぁ。」
って思ってしまうときがある。。。

てへへっ!(^-^;)
私もがんばりまぁ~っす☆


さて、現実へ戻るのだっ。

あっちゃんの、長い長いおじぎ。
場内は拍手喝采。

「えっと、紹介にあずかった、堀江博久です。鍵盤弾いてます。」

キーボードの堀江さんのトークから始まったMC。

Coccoバンドのメンバーのみなさんって、
どなたもすっごい優しそうで穏やかそうな雰囲気あるけど
この堀江さんは、特にそんな感じがするなぁ。

堀江さんが、そのやさ~しい口調で、
ふふふっと笑いながら(笑)ベースの高桑さんへふる。
「高桑さんのほうから、メンバーの紹介とかいろいろあるようになってます。」

「キヨシだって、もとをたどれば、大阪入ってんだろ?」
あっちゃんにつっこまれた高桑さん、
「マイマザーが、岸和田なんです。」

したら堀江さんが無理矢理、
「岸和田の言葉でしゃべってほしいな。」
「いやいや、住んでないから、ちょっとできないです。」
高桑さん、あわてて返す。

すると、大阪のファンから容赦ないツッコミが(笑)
「なんやねん!」と高桑さん。
場内は笑い声につつまれるのでした。

で、誰がメンバー紹介するの?
じゃんけんで決める?
なーんてやってたら、

「岸和田の人がやらないとダメだよ。」
と、あっちゃんの鶴の一声。

というわけで。
「岸和田の人」(住んだことないのに!)高桑さんが
メンバー紹介を担当することに!
まずは達身さんの紹介をしようというところで、

「えー、オンギター、、、えーっと、、、。」

しょっぱなの紹介でつまづいちゃったもんだから、
またもや会場から激しいツッコミが(笑)

ではでは、
ここではこのワタクシめが、
この素晴らしいメンバーを紹介させていただきますよ♪

ステージ向かって左手から、

Guitar、大村達身。
Bass、高桑圭。
Drums、椎野恭一。
Keyboards、堀江博久。
Guitar、藤田顕。

そして、Cocco。
「大阪だからって、ホームグラウンドばりにわがまましてるCoccoです。」

ここで、この日がお誕生日!!の椎野さんと、
会場のファンの分、今年のみんなの分まとめて~

「合同誕生パーティーをしますよ!」

『Happy Birthday To You』をメンバーに演奏させるCocco。
舞台袖から、ロウソクに火のついたバースデーケーキ登場!

Coccoとバンドメンバーが集合して、
ステージ上で記念撮影まで!

「はい、椎野、消してー!!」
椎野さんがロウソクを吹き消すと、大きな拍手が。

「椎野おめでとー!!」
「はい椎野、お父さんお母さんお兄ちゃんありがとうって言いなさい。」
って、あっちゃん。

「お母さん、みんなありがとう。しあわせです。」
って、椎野さん。

「みんなもおめでとー!!」
「みんな、いつもありがとー!!」

「めでたいから、うたいまーす!!!」

Coccoが叫んで、
流れてきたイントロは・・・


『遺書。』

こうきたか!
って一瞬想ったけど、すぐに

あぁそっか、なるほど。
と想った。

ずいぶん前にも書いたことあるけど、
この曲は“究極の愛のうた”なのだ。

そーいや私も、
自分の誕生日になると、
絶対うたいたくなるぢゃん(笑)

誕生日って、ある意味、
一年でいちばん「死」について考える日なのかもしれない。
「生」についてはもちろんのことだけど。

私は子どもの頃からずっと、
そんなふうに想ってきた。

この曲は、私の奥深くにずうっと前からあった想いに
見事にリンクしてくれた曲だ。


もしも私が、
何の前触れもなく、
ある日突然、死んでしまったなら。

たとえば私の身に何かがあって、
あなたのくちづけでも目覚めないような
意識さえない病人になってしまったなら。

灰になった私の体を、
あなたの両手に抱いてください。

風に乗せて、
あの青い青い海へ、
私を、返してください。

そして、愛するあなたへ。
いつの日かまた、あなたが愛し、
あなたを愛する人が現れるでしょう。

そうなったら、
どうかしあわせでいてね。

だけど、お願い。

私の誕生日だけは、
いつかふたりで泳いだ、
あの青い海が見える丘で、

私を、想って。


これが、
デビューシングルのカップリングだぜ?
強烈すぎるわな。

想えば、
『カウントダウン』『遺書。』『WayOut』。

デビューシングルに収録されたこの3曲、
どー考えても、スゴすぎでしょ?!

こんなの聴かされたら、
そりゃ、ハマるわ!!!


『絹ずれ』

島言葉で、力強くうたいあげるCocco。
ラストの「愛よ愛々」、とても美しかった。

けどやっぱり、
『Inspired movies』の沖縄ヴァージョンのほうが好きだな。

沖縄の言葉でうたうんだったら、
断然、あっちのがいい!

なんでアレをアルバムに入れなかったのかなぁ、
って、すっごく思う。

CD化希望!!


『玻璃の花』

やっぱり、この曲がラストナンバーかぁ。
Cocco史上、いちばん「死」に近いうた。

彼女の楽曲は、そのほとんどが
「生」「死」「別れ」をうたったものだけど
その中でも、彼女の中ではいちばん「死」に近いらしい。

最後。
愛しいものすべてに別れを告げるときの、
最後の“ありがとう”のうたに聴こえる。

あぁ、終わっちゃうんだなぁ。
今日はこれで。


「ありがとうなー!!」

すべてうたい終えて、
ステージ中央で、バレリーナCoccoが
長い長い長い、最後のおじぎをする。

ほんまにこれで、しばらくの間、
お別れなんだね。

立ち上がったら、バンドメンバーを引き連れて
ステージの端から端まで、挨拶をしてまわる。

ツアーファイナルだから、
いつもより多い、カーテンコール。

「どうもありがとー!!」

マイクなしの肉声で、
声にならない声で、
何度も何度も叫ぶ、あっちゃん。

「また来年ねー!!」

舞台の袖に消える直前、
そう約束してくれました。

ちからいっぱいの、
投げキッスまでもらっちゃった☆


Coccoがステージから消えても、
拍手が鳴りやまない。

Coccoはアンコールはやらない、って
ファンなら知ってるハズなのにね。

過去に、彼女の地元・沖縄でのライヴでたった1度、
例外的にやったことがあるくらいで。。。

「本日の公演は、すべて終了いたしました…」
ってアナウンスが、3回くらい流れてたもんなぁ(笑)

さすが、大阪!!(笑)

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