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「怒り」の手放し方(続続)


京大卒元メガバンカーの総一郎です。


いつからだろうか、僕はあまり「怒り」という感情を感じなくなったし、「怒り」を感じても絶対にぶつけないようになった。

ここ数日3歳を過ぎた娘と一緒に過ごし、自分の思い通りにならないと癇癪を起こす姿を見て可愛いらしいなぁと思いながらも、これは何歳まで周りが許してくれるんだろう?とも同時に思った。

僕は昔から怒りっぽい父親と、その怒りをぶつけられる母親を見て育ったのでったので、母親の味方になりたいと思っていたし、

だからこそ「あぁいう男になってはいけない」「怒ってる大人はカッコ悪い」と思い続けていた。

「怒ったら負けだ」とすら思っている。

ただ、自分の不満を伝えないという自己犠牲を美学としているわけではない。

自分の不満を伝えないのは、それはそれで意気地の無いことだ。

では、「怒ったら負け」だが「不満は伝えたい」という矛盾しそうな状況をどのように ”踏まえて乗り越える" のか?

今日はそんなお話をしたい。

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▼「怒り」の手放し方(続続)
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「怒り」をぶつけないための僕なりの考え方は昨日と一昨日の記事でお伝えした。

#昨日と一昨日の記事はこちら

まとめると、

〇人生の限りある時間で『怒り』を感じる時間は短ければ短いほど良いし、
『怒り』をぶつけても『怒り』が増すだけなのだから、ぶつけない方が良いと考えること。

〇「怒り」は捏造した二次感情だから、本来収めることが出来るものだし、裏に有る一次感情の方こそ解消すべき感情だと知っておくこと。

が重要だ。

これで仮に「怒り」をぶつけないことに成功したとして、本題は、「ではどのように不満を伝えるか?」だ。

答えはシンプルで、「相手を非難しない」ということに気をつければ良いと思う。

「怒り」を感じるときは、相手に「不満」を感じている。

それを、

「なんでちゃんとやってくれないの?」
「○○って言ったじゃん」
「ばかじゃないの?」
「うるさいなぁ」

等といったように、相手を非難したり、悪口を言ったりするのは避けた方が良いということだ。

非難された相手が不快に思わない訳が無い。

不快に思った相手は当然、不機嫌になったり、不快感を与えるようなことを言い返して来たりする。

そうすれば、相手を非難して気持ちがスッキリするどころか余計に不快感を募らせることになる。

結局自分が損をするのだ。

たとえ相手が我慢強かったり、器が大きく寛容な心の持ち主だったとしても、それは不快感を感じていないということではない。

不快感を感じていながらも、不快感を与えないように努力しているだけで、それは蓄積させてしまう。

こちらは我慢せず不快感をぶつけていながら、相手は我慢して不快感を溜め込んでいる。

この状態が健全でなく、サスティナブル(持続可能)でないことは一目瞭然だ。

今顕在化していないだけで、長期的に見たらやはり結局自分が損をする。

ただ、カッとなったときはむしろ相手に「不快感を与えたい」とすら思って、わざと相手に不快感を与えるようなことを言ってしまったりするだろう。

そういうときは、その結果、失うものが何か考えてみると良いかもしれない。

初対面の人に同じことをされても同じように「怒り」をぶつけることは無いだろう。

逆に言えば、近しい人だからといって、

「これくらい怒りをぶつけても許される」
「家族なんだから、恋人なんだから、これくらい傷つけても離れていかないだろう」

という甘えが「怒り」をぶつける結果となっている。

『○○したいのか?幸せになりたいのか?』

という記事でも書いたが、「幸せになるために優先するべきものは何なのか?」を考えれば、「怒り」をただぶつけるという選択はしないのでは?と思う。


「ではどのように伝えるのか?」だが、

「次回はこうして欲しい」というリクエストの形で伝えると良いと思う。


そもそも、「不満」を感じていることは過去に起きた出来事に対してであり、いまさら非難したところで変えようのない事実だ。

であれば、変えることのできる未来をどうしてほしいか?を伝えるのが建設的だ。

受け手としても、変えようのない過去の事実を蒸し返して責められても謝る以外に他無いが、次回どうしてほしいのかリクエストされれば改善しがいがある。

なぜかここ数日「アンガーマネジメント」について身の周りで話題に上がることが多かったので3本の記事を書くことで僕も良い頭の体操になった。

まだまだ書きたいことは山ほど有るが、それはまた別の機会に譲る。

最後に、「アンガーマネジメント」について非常に参考になるYouTube動画を紹介して今日は終わりたい。

【アンガーマネジメント①】怒りで失敗しないために今最も必要なスキル


#以前書いた以下記事たちを読んでもも怒りをぶつけることがいかに合理的でないかを感じていただけるかもしれない。
『喧嘩は何も生まない』
『○○したいのか?幸せになりたいのか?』

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