自分こそが正義!がたくさん集まる国

休日に夢の国までおでかけしました。そうでないのに「東京」と名乗り日々値上がりが激しいあの夢の場所です。微風でも止まる例の電車もその日は止まらず、昼はポカポカ暖かくてまさに行列日和!という感じで例の行列もおしゃべりしながらサクサク並べました。ここまで色々書きましたがめっちゃ楽しみました。新アトラクションの青い宇宙生物とおしゃべりが出来るアレもあまり待つ事無くめちゃめちゃ楽しみました。わたし、基本、なんでも楽しい人なんですよね。初めて行った知らないバンドのライブもまるで何年も見てきたファンの様に楽しめます。(時と場合によっては古株ファンよりはしゃいでいたりするし)

そんな夢の国は、キャラクターを意識したお揃いのワンピースを着た女の子や脚ががっつり出たデートスタイルの女の子、それにピッタリ合わせてきたような胸元がっつり全開シャツの男の子。たくさんの人が楽しんでいる様子だった。

一方わたしはまだまだ冬ですよーということでふわふわコートに首も守る事ができるイヤーマフラーにカラータイツ、靴は中がファーになっている厚底スリッポンと完全装備でイン。タイツも履かない素足に例の赤塚5兄弟パーカーを着た女子に「なにあの厚着めっちゃかわいそうー」という目で見られながら超たのしんだ。日中のポカポカもあって、ぺらっぺらのコートを着ている人もいた。

あれは3回目の昼のパレードが始まったくらいの時。だんだん日も落ちてきて日陰が増えてきた。さらに今回のパレードの目玉が雪が降る演出。実際の雪を降らせている訳ではもちろん無いけれど視覚から「雪だよ~寒いよ~」という雰囲気を作ってくる。

実際どんどん気温が下がってきて昼の暖かさが嘘のような寒さになった。そこでまわりの薄着たちが気づく。「え~!寒い!」。率直に言うとなぜなんだろう。なぜベストの状況ではなく最低の状況を想像して合わせられないんだろう。実際コートなんて厚ければ脱げばいいし。寒さは持ち物がないと対策が無いのに。若手女優のあの「なぜ照明になろうと思ったんだろう」ばりの素朴な疑問なんですがわたしも叩かれるかな。

想像力が無いことを棚に上げて寒さに怒り出す人まで出る。人が沢山集まる場所だから色んな人が観察できて面白かった(ぬくぬくしながら)。怒り出すってすごいよね。自分の思い通りに地球が周っていると思っているし、自分がベストな状態が一生続くって思っている証拠だよね。加えて、ルールは分かるけど自分だけは免除されるはず!自分が正義!っていう人が増えているような気がする。生徒に文句を言われればバールで殴っちゃう教頭とか、吹雪で交通が大混乱しているよーっていう現場に車で取材しに行っちゃう報道メディアとかね。

一方過去、たいした事のない雨を大型台風のように演出する汐留のレポーターもいたけどね。(youtubeにあるよね)

みんなのやることなることがそれぞれ色んな方向に突き抜けていて、「若さ」に価値がある日本だけども頭までアンチエイジングされてないか?と思うことが多くなった。実際夢の国にも、キャラクターを見せようとお母さんが小さい子供を持ち上げているんだけどその子供の足が前のベビーカーの屋根にガシガシめり込んでるんだよね…ベビーカー内にはもちろん赤ちゃんが乗ってたし持ち主のママさん苦笑いしてたからね。

SNSによって誰でも自分が主役意識を持てるようになったから色々やらかすのかな。それとも元々一定数やらかしていた人がSNSによってあぶりだされているのかな。それにしても多いよ、街中の伸ばしっぱなしの自撮り棒。高枝切りバサミで刈っていこうかな。お店入るところ中継して放送するのは昼のバラエティだけでいいよ。それだいたい何人見てるんだよ。

夢の国と言えど来る人はただの人間(自分含め)なんだから色々あるよなーと感じる休日でした。でも超たのしかった。恋人にかわいいパンツも変えたし。(トイストーリーの総柄ボクサーパンツです)



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