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20240331「あなたわたし」

そういえば
あの人はどうしてるだろう
ふと思い出して
そんなこともあったって
思い返す
それがどうだったのか
本当の所はわからないけれど
そんな感じを今に感じている
それならそうとしておこう
勝手な解釈でいい
いつか会ったら
聞いてみてもいいかもしれない
そう言いつつ
たぶん聞いたりしないだろう
それでいて
未だに思い出すのだから
きっと生きてると思う

別のわたしをあなたは持っている
きっとわたしが知らないわたしを
あなたが抱えているのなら
そのわたしを教えて欲しいけれど
たぶん言いにくそうだから
こちらからも聞き出さないだろう
きっとそれでいい
誰彼が持っていてくれるのなら
わたしはどっかで生きている
そんな気がするのは
傲慢なのか願いなのか
それすらどうでもいいけれど
わたしに訪れるのは
厄介でもあり嬉しくもあり
お互いが持ちつ持たれつつ
今に在っていつかに在ってしまう
いつもといつかが同時にある

願いの先を今にとって置いて
いつかに見直せば
きっとその時を憶えて
それらを蘇らせるだろう
やらかしたエピソードや
くだらない話しも
今はむかしで
もう一度今を抱えている
増えてないようで
どこかに積み重なる
記憶のどこかで
わたしたちは生きてもいる
できることなら幸せを
そしてあるようでない
そしてないようであることを
お互いが持ち寄り
わたしたちを構成している
願いは叶うかもしれない

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