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20240115「今日は昨日の続き

今日は昨日の続き
眠って忘れるけれど
続いている
毎日が続き
少しずつ忘れて行く
さよならだけども
新しい日になるから
そう悲しくもない
いやそれはうそ
悲しくないなんて
そう思い込もうとしてる
誰かが繋いだ言葉の続き
わたしも同じように
声を上げたいけれど
どうにもそのひとことが
喉のどこかに引っかかって
次の続きが出てこない
泣いてなんかないよって
もう零れているのに

忘れて行くのは
上手くいっていること
どれも引きずってばかりでは
重くて進めない
だからその続きを続けようと
ことばを振り絞って
一字を拾う
点々としか落っこちてないから
とぼとぼ下を向いて
それらを探す
これじゃないけれど
どれでもいいってわけじゃない
そっと触れて
磨いてあげれば
ほんのり輝く
でたらめのようで
恥ずかしがりやで
知らんぷりしてるも
大事にとっておく

ふとした瞬間に繋がり
また離れて行く
瞬きする間に
逃れてしまって
追いつけないくらいに
次の事象に突入している
前のめりであっても
抑制と抑揚で
音頭と囃子で
ことばが降って来る
あれよこいこい
然すればほいほい
周り回って重心を写し
擬える影形を誰かが踏む
次の鬼はきっと誰かの役
介抱するのはわたしたちの番
振る舞われたお神酒の一滴
流す涙の行く末に
今日にも冷たい雨が降る

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