街角のスナフキン

地酒が好きで、長く居酒屋の親父をやりながら見てきた人たちを心から愛する。 だからこそ世の中の移ろいに多くの???を感じてしまう酔っ払いの独り言。 街角で佇めば、案外見えてくることもある。

街角のスナフキン

地酒が好きで、長く居酒屋の親父をやりながら見てきた人たちを心から愛する。 だからこそ世の中の移ろいに多くの???を感じてしまう酔っ払いの独り言。 街角で佇めば、案外見えてくることもある。

最近の記事

岡田監督は何を考えどうしたいんだろう

2024年7月19日の試合に見えたもの 阪神vs広島 甲子園 なんだか岡田監督がどうしたいのかがわからない試合だった。 しばらく前にある野球解説者がこう言っていた。 「阪神はそろそろ殿様野球をやめた方が良い」と。 かねてから岡田監督は「動くが負け」という持論があるそうだ。 しかし、この2024年のタイガースはとにかく点を取れない。 岡田監督の「動くが負け」という考えは、「弱いチーム」を率いたときの考え方ではないようだ。 だがどう見ても2024年のタイガースは強いチームではな

    • 選挙は20年後に答え合わせ

      政治家の選び方 2024年の東京都知事選挙はこれまでの選挙の常識をいろいろと考え直す良い機会になったようだ。 同時に、選挙はタレント性の人気投票なのかとも思い知らされた。 SNSを駆使した候補は若い世代に受けたらしいけど、彼の描く東京は私にはよくわからなかった。 「受けが良い」が理由であっても、これまでと「変えてみる」のは大いに意義がある。 これまで選挙での私の投票の仕方は全く違っていた。 当選して欲しい人を選ぶのではなく、当選して欲しくない人を落とすための選挙だった。

      • 6月の岡田監督は?

        岡田監督がどうもおかしい。 2024年5月の半ば頃から岡田監督の采配がどうもおかしい。 どうも「らしくない」という方が当たっていそうだ。 彼は元々「動くが負け」という持論を持っている。 しかし、昨年2023年も状況が芳しくない時は必ず確実に1点を取るための手堅い手を打ってきた。 ところがどうだろう。 2024年5月半ばあたりからは打者のことごとくが不調で、誰もバットの芯で捉えることができない。 辛うじて近本選手が普通の状態に見えるだけで、たまに出場する前川選手が芯で捉えた打

        • 岡田監督の凄み

          戦い方のビジョン 私は何十年も野球を観てきた。 しかし、今回ほど凄みを感じたことはなかった。 タイガースの岡田監督。 2023年6月11日、北海道での日本ハムとの3戦目を1対0のリードで迎えた九回裏。 ここで岡田監督は湯浅投手を登板させた。 湯浅投手は3日のロッテ戦では九回に抑えとして登板も3点差を追いつかれた。 5日の同じくロッテ戦では延長の12回にマウンドに上がり、2安打を許しながらも辛くも無失点でしのぎ相手にリードを許さなかった。 この試合は延長12回までになり及川

          四つ葉のクローバー

          敷き詰めたように群がっていたクローバー。 日差しの強いところはすでに花びらも色褪せているのに、まだ蜂には十分に用が足りると見える。 そっと見ていると花をわたり飛ぶものが何匹もいる。 普通に歩いていると気づくこともなかった。 現在の子どもたちは四葉のクローバーに興味などあるんだろうか… ふとそんなことを考えてしまった。 ずっと昔にガロが歌っていた「四葉のクローバー」は、かまやつひろしさんが作った曲だったなあなんて、そんなことまで思い出してしまう。 かれこれ50年も前になるか、

          四つ葉のクローバー

          桜と藤 まだ間に合うかもしれない

          4月中頃、たまたま立ち寄った場所の裏に公園があった。 ふと見るとフェンスの向こうに藤の花があり、近寄ってみればもう満開。 私の中で桜は3月の終わり、藤は4月の終わりと近頃決まっていた。 ところがいつのまにか世間の季節はお構いなしに前倒しになってしまったようだ。 よくよく藤の花を眺めれば満開を通り越して散りかけの風情。 風が吹くとチラチラと静かに舞う花びらがある。 藤棚の横にはすっかり葉桜となった桜が2本。 公園の向こう端に見える桜の木の一部に散り残りの花がまばらにしがみつい

          桜と藤 まだ間に合うかもしれない

          勝負に対する選択~価値観の違い その2

          勝負の選択の比較 2022年8月17日神宮球場の夜。 またも同じ結果を見ることとなった。 ヤクルト-阪神戦での一幕は前回と同じ「勝負」に対する価値観の相違を見せつけられた。 8月に入っていよいよタイガースの戦いぶりは相手のタイムリーエラーでもない限り得点できる雰囲気はない。先発投手はさぞ辛いことだろうと想像できる。 「1点でも先制されれば負けがほぼ決定する=先発投手は負け投手になる」と私は確信している。しかも前の試合まで相手は確か7試合連続で左投手の先発で7連敗。で、この日

          勝負に対する選択~価値観の違い その2

          勝負に対する選択~価値観の違い その1

          野球に見る勝負の価値観 2022年8月12日(金) テレビ画面は阪神-中日戦の放送を開始していた。 すでに興味の失せている私が通りすがりに観たのは、1回表で中日が2点を入れたスコアだった。 「1回表でもう終わったか…」 これには紛れもない確信があり、自信を持ってそう判断していた。 「ここから西勇君が立ち直って好投したところで、気の毒にな。」との思いが湧いた。 昨年から特にそうなのだ。 多くの選手の調子が良ければそこそこの成績を残すチームなのだが、ひとたび調子を悪くした選手

          勝負に対する選択~価値観の違い その1

          阪神タイガースの2008年と2021年

          責任は誰にある 2008年、2位に最大13ゲーム差をつけていたにも拘らず阪神タイガースはリーグ優勝を逃した。 代わりに優勝させてしまった相手が特に悪かった。長年宿敵と言われていた読売。 その秋、監督の岡田さんは5年間務めた監督を自ら辞任した。 「誰かが責任取らにゃあかんやろ」と、確かこんなセリフを残していたと思う。 2位だったんだから良いじゃないか、とはならなかった。 プロ野球の監督というのは酷なものだ。 2021年は2008年と同じようなことが起こってしまった。 ダント

          阪神タイガースの2008年と2021年

          人間は過ちを侵さない?

          私は60数年生きてきて、人間は過ちを犯すものだと言うことを実感してきた。 これを読んでくれている皆さんはどうお考えだろうか? 実際に私にも他人の人生に関わるほどの過ちもあれば、美味しいご飯にありつけないような間違いも侵してきた。 人は過ちに気づいたときにすぐに改めてやり直すことができるなら、大きな問題を引き起こすことを回避できるだろう。それが人間の持つ良いところだと信じている。 ところが、最近では過ちは無理矢理に握りつぶしてなかったことのするのが常識だと、政府のお偉いさ

          人間は過ちを侵さない?

          カップ焼きそばの正しい作り方

          先日、珍しくカップ焼きそばを食べた。 普段からカップ麺は滅多に口にしないのだが、手をかけることがひたすら面倒な時、たまに保存食のカップ焼きそばに手を付ける。 最近は湯切りの際も非常に便利な形状になっていて、日本の企業は流石だなと感心する。 前回にカップ焼きそばを食べた時に???があったので今回は工程を画像に収めてみた。 ① 湯切り後 ② ソースを入れた後 ③ 全体を混ぜ合わせた後 ④ 完成後(マヨネーズは使わなかった) 以下、その順を追って ① 湯切り後 ② ソースを入

          カップ焼きそばの正しい作り方

          先を見る眼

          先を見る眼2021年春からの新型コロナの感染拡大でテレビのワイドショーはそれぞれに専門家という先生たちを呼んで、様々な論調を巡らせてきた。 中でもテレビ朝日のモーニングショーによく出演していた岡田先生は、他の番組との論調が違ったのか、「大袈裟すぎ」「いたずらに怖がらせる」などと叩かれ、「コロナの女王」などという迷惑な称号までもらっていたらしい。 岡田先生は 「無症状でもPCR検査をどんどん拡充し幅広く誰でも検査できるようにすべきだ」 「体育館でも良いので臨時の大規模なコロナ

          コロナ感染で甲子園辞退 理由の違和感

          コロナ感染は罪ではない2021年、夏の甲子園大会で選手たちにコロナ感染の陽性者が見つかり、2校がそれ以降の試合を辞退することになった。 1校は選手の陽性者が13人、濃厚接触者が8人ということで出場選手を揃えることも難しいことだろう。 一方、もう1校は選手の1人が陽性で、濃厚接触者は4人とのことだった。 大会本部にも両校にも様々な事情があったのだろうが、結果は2校ともが「辞退」という申し出をして大会本部はそれを認めた形になった。 大会本部はこれで自分の責任を免れた。 素人判

          コロナ感染で甲子園辞退 理由の違和感

          日本はすでに先進国ではなかった

          新型コロナが証明した日本の実態 その42020年初めから徐々に世界中で騒ぎが大きくなった新型コロナ感染。 右往左往する中で専門家や政治家たちの言っていたことを、しばらく後に答え合わせをして私にも見えてきたものがいくつかある。 ずっと前から日本の状況でモヤモヤと疑っていたことが、新型コロナ感染を通して明らかになってきたという方がわかりやすい。 それを遠慮なく4項目の箇条書きにしよう。  1 日本の民主主義は幻だった  2 日本の官僚は優秀ではなかった  3 日本は科学に基づく

          日本はすでに先進国ではなかった

          西風が吹けば桶屋が儲かる

          西風が吹けば桶屋が儲かる。 そんな格言があったことはすでに若い人たちの頭からは滑り落ちているかもしれない。 決して昔のことを大切にして欲しいという話ではなく、私にとって格言の中には自分の意識しなかった価値を時々知らされることがある。それは新たな発見になる、と私は格言に触れるたびに思う。いわば「温故知新」にも通じるのかも知れない。 私たちは現世の正しい情報をマスコミだけに頼っていてはいけない。 政府を丸呑みで信じてはいけない。 自分で検証する術は持ちたい、と確かにそう思う。

          西風が吹けば桶屋が儲かる

          日本は科学に基づく判断をしてこなかった

          新型コロナが証明した日本の実態その32020年初めから徐々に世界中で騒ぎが大きくなった新型コロナ感染。 右往左往する中で専門家や政治家たちの言っていたことを、しばらく後に答え合わせをして私にも見えてきたものがいくつかある。 ずっと前から日本の状況でモヤモヤと疑っていたことが、新型コロナ感染を通して明らかになってきたという方がわかりやすい。 それを遠慮なく4項目の箇条書きにしよう。  1 日本の民主主義は幻だった  2 日本の官僚は優秀ではなかった  3 日本は科学に基づく判

          日本は科学に基づく判断をしてこなかった