#76『阪急電車』(著:有川浩(有川ひろ))を読んだ感想【読書日記】
有川浩(現:有川ひろ)さんの『阪急電車』
兵庫県宝塚市の「宝塚駅」から西宮市の「西宮北口駅」を結ぶ阪急今津線が舞台で、映画化もされた作品です。
読んだきっかけ
本作は「一箱古本市」に行った時に「蔵と書」さんから購入しました。
下の写真のように購入時にはタイトルと著者が分かりません。どの作品か分からない状態から読んでみたかったのもあり手に取りました。
ちなみにタイトルの予想は当たりでした!
このような方にオススメの本です
人とのご縁を大切にしたいと思える本が読みたい
阪急今津線を利用したことがある
あらすじ
感想
何気ない一言や出会いが人生を変えることがある
日々のご縁を大切にしようと改めて思った
まず印象に残ったのが、冒頭の
「電車に一人で乗っている人は、大抵無表情でぼんやりしている」
というフレーズ。
凄く的を得ていて、情景がすぐに浮かんできました。
そんな乗客一人一人にはそれぞれの物語があり、それが繋がって新たな物語が生まれる。そして、何気ない一言や出会いが人生を変えることがある。その何気ない一言や出会いにより、ぼんやりしていた輪郭が、だんだんとはっきりしていきます。本作の登場人物たちの繋がりから、日々のご縁を大切にしようと改めて思いました。
登場人物たちのテンポの良い掛け合いも印象的でとても読みやすかったです。
まるで片道約15分の今津線のような感じで、すぐに読み終えました。それでいて思わず笑えたり、ドキッとしたり。甘酸っぱい恋模様にキュンとさせられました。
一番印象的な登場人物は翔子さん。その翔子さんが引越したほどの小林駅が気になりました。本作の影響で小林駅の人気は上がったんじゃないのか?と読みながら思うほど魅力的な場所だと感じました。
印象的なフレーズ
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