しののめ

どこかの高校生の書き散らし。

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最近の記事

通勤ラッシュ

通勤ラッシュ。それは、毎朝やってくる。時差通勤だとか、時差登校だとか言われても、大きな駅だとたくさんの人がいて、あちらこちらの列が合流したり、分かれたりしながら流れを作っている。 淀んだり流れたりしながら人々が行き交うそのさまはまるで血管のようで、自分が駅という大きな生き物の中の小さな細胞か何かなのではないかという気持ちになる。 うまく流れになることが出来ると、ホームから改札までサクサク進めるが、一度変な流れになってしまうとそこから出るのはとても大変だ。 「流れをうまく

    • タイムスリップ陽気

      「5月先取りの陽気となりそうです」とテレビの天気予報で言っていた。 いつもはセーターを着て学校に行くけれど、今日は流石に暑いかな?と思ってブレザーは着るけど中にはベストを着ていく。 久しぶりにワイシャツを着ると肌に冷たいものが張り付く感覚がちょっとくすぐったくて気持ちいい。その上にセーターを着ないで直接ブレザーを着ると肌にワイシャツが張り付いてくる感じがして面白い。セーターを着ないとなんだかスースーする。 最近は寒かったからスカートの下にタイツを履いていたけど、今日は素

      • 好奇心にんげん

        17年くらい生きてきて気づいたことがある。それは「好奇心旺盛な人間」ってやつらしい。私の持ってる能力のステータスは、きっと集中力とか運動神経とかがゼロな代わりに「好奇心」に全振りしてある感じがする。 興味があっちこっちにあるのに加えて優柔不断だから、学校で志望校を提出しろと言われても、志望校どころか行きたい学部すら決められない。どの教科で受験するかすら全然決められない。 好奇心の方向は物事だけじゃなくて、自分にも向く。友達にも向く。なんというか、仲良い友達への気持ちは好き

        • 好きなキャラクターの年齢に追いついてしまう

          この前の休日、久しぶりに読みたくなって『暗殺教室』を読み返した。 リアルタイムで読んでいた頃はまだ私は小学生。主人公たちは中学生だから、当時はすごく年上の人の話のように感じていたが、もう彼らの年齢を追い越してしまった。自分が歳をとったことを実感した。 最近、こういうことがとても多い。年上だと思っていたキャラクター達に追いついたり追い越したりしてしまう。社会人の人に言わせれば、おそらく高校生の私はまだ若い——————場合によっては幼いに入る年齢だと思う。だが、好きだった作品

        通勤ラッシュ

          6月で止まった時間を夏を感じて8月にしたい

          3、4、5月にまともに学校に行かなかったせいで、私の中のカレンダーがまだ6月ぐらいに取り残されてしまっている。もう8月半ばなのに。 夏らしいことを全然できていない。夏らしいこと…夏らしいこと… 暑い日に外でアイスでも食べたら少しは夏らしくなるかしら。 そう思って、私はアイスを外で食べてみることにした。近所の、高台で見晴らしがいい公園まで行くことにした。かなり階段を登らなくてはならない。階段の始まり直前にあるセブンイレブンでガリガリ君をかった。69円。安くて感動した。

          6月で止まった時間を夏を感じて8月にしたい

          朝の駅のコンビニ

          朝、私は電車に乗る前に駅の小さいコンビニで学校に持っていくための飲み物を買う。 いつも、無愛想だが仕事が丁寧で早い店員さんがレジをしてくれる。商品のバーコードを読み取るのは神業な速さだし、Suicaでお願いしますと言う前にSuicaをピッと読み取る機械を出してくれる。 たまたま同じ人に当たっているだけかなと思っていたが、そうでも無いらしいことに気がついた。そう。どの店員さんも同じように神業を持っているが無愛想。そして、店内の空気は機械的でなんだか重く冷たい感じがする。

          朝の駅のコンビニ

          電車の窓からの景色

          今日、電車に乗っていたら換気のため電車の窓が開いていた。それがちょうど目線の高さだったので外の景色がいつもよりもよく見えた。外をぼんやり眺めていたら懐かしいことを思い出した。 小さい頃、私は電車の窓から外の景色を眺めるのが大好きだった。靴を脱いで椅子に膝立ちして窓の外をみる体制。平日の昼間、人の少ない電車の中で小さい子どもだったから大目に見てもらえていたその体制で窓の外を眺める。普通に座って反対側の席の背中にある窓を見るのもいいのだけれど、それだと窓に自分や周りにいる人が映

          電車の窓からの景色

          ほくろがいきなり取れた話

          呑気に風呂にはいって、背中を洗っていたらぽろっとほくろが取れた。特に出血もないし、痛くもない。 かさぶたかな、と思う感じの触り心地の部分を洗っていたらその部分がいきなり取れてしまったのだ。正直背中のほくろなんて、自分からは見えないしそこにほくろがあることすら知らなかった。 しばらく現実を受け入れることが出来なかった。取れたほくろをじっと見つめていた。なんだか植物の種のように見えた。何かの種にそっくりだ。小学生の時に育てたアサガオの種ってこんな感じだった気がする。ああ、そう

          ほくろがいきなり取れた話

          ラジオ体操って意外とむずかしい

          学校の課題に追われて、全然投稿出来てなかった、、、 少し課題が落ち着いたのでまたマイペースではありますが再開します。 休校が終わり、今まで通りのペースではないもののじわじわと学校が始まってきた。 先日登校日があり、学校に行った。学校に行く、ただそれだけのことなのに、ものすごく疲れた。家から最寄り駅まで3ヶ月前は10分かからず着いていたのに、この前は15分以上かかった。そこから電車に乗って学校に行く。学校に行くだけでヘトヘトになった。 体力の低下が著しい。 これはまずい。

          ラジオ体操って意外とむずかしい

          風呂場で勉強した話

          休校中の課題がおわらない。そろそろ流石におわらせなくてはならない。だが、ふだん自習に使っている図書館は休館しているし、近所のファミレスに長時間滞在するのも気がひける。もちろん、自分の部屋やリビングで集中して勉強できたらそれでいいのだけれど、、、 それで終わるのなら、とっくのとうに終わっている!!! どうしても、集中できずに気がついたらだらだらと漫画を読み始めてしまう。これはまずい。 家から出ずに、漫画の誘惑からも逃れ、課題が終わりそうなところ———— そうだ!風呂場で勉

          風呂場で勉強した話

          ゲルクッション

          外出自粛の間、私はずっとと言っていいほど座っている。元々インドア派なのもあって、外に出ないのがあまり辛くないので、ひたすら家にいる。家でろくに運動もせず座ってばかりだとどうなるか。それは——— 腰が痛くなる。 やはり座りすぎは腰にくる。しかも、私の部屋にある椅子は小1から使っているもので、クッション部分はぺちゃんこ。普段使うだけでも腰がやや辛いのに、長時間座ろうものなら腰も尻も痛くなってくる。 そんな話を親にしたら、スーパーで面白いものがあったと教えてくれた。その名も、ゲ

          ゲルクッション

          小5の私はステテコに感動してた

          はじめまして、しののめです。エッセイを書きたい高校生です。よろしくお願いします。 休校になり、時間があるので部屋の片付けをしたところ、小学5年生のときの宿題だった「日記」が発掘された。5ミリ方眼を大量のプリントを一気にきれるやつでバサッと半分に先生が切ってくれた小さいノートに、その日おきた良かったり悪かったりしたことを、小5の私が使える語彙をフルに使ってかいてあった。 パラパラと読み返してみるとなかなかにおもしろく、自画自賛してしまった。今くらいの季節のあたりを見てみると

          小5の私はステテコに感動してた