くまこ

文章を書くのが苦手なので、練習しています。今の暮らしを書き残したい。

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ひととなり

女性 少人数が好き 穏やかに過ごしたい 夜の外出、夕日、昼のチャイム、朝の鳥の声

くまこ
1か月前
4

その29

 エアコンのタイマー時刻がやってきて、閉じてゆく羽からパランポロンと音が鳴り響く。小さく木琴を奏でているような、軽やかな音で。  大人も子どもも、心穏やかに暮ら…

くまこ
1日前

その28

くまこ
1日前

その27

 まだ潮の香りのしない風を受けながら、波のきらめきと音に浸る夕暮れ時。  前日に思い立って、日帰りの船旅。夜にささっと爪を塗り、今年になって初めてのビーサンお出…

くまこ
3日前

その26

くまこ
3日前

その25

 鳥の鳴き声が絶えず聞こえる家。  誰かに言いたいことがある。でも、実際に言えることになる機会は少ない。私の場合だけれど。でもふとした時に、その時はやってきて。…

くまこ
9日前

その24

くまこ
9日前

その23

 家族が起きてくる前に1人入る台所は、朝の日が入り始めていて冷たい。薄暗い部屋の中、水色から白に変わりゆく窓の色。お湯を沸かすと部屋の中は黄色く温まってゆく。  …

くまこ
9日前

その22

 子の刻、黄金色の半月が海に橋を照らし出す。その向こう岸にたくさん並ぶ光。今まで星空にひきつけられ見えていなかった新しい景色に出会う夜。  冷静になるには、深い…

くまこ
9日前

その21

くまこ
3週間前
2

その20

 昼過ぎ、雨は止んでも残る寒さ。  好きだなと思う人への依存心。相手に気付かれ、距離を置かれる不安。こちらからも大きく距離を取りたくなる。弱々しい心。

くまこ
3週間前

その19

さざなみ、砂浜、長年堆積した地層、群生する緑、波で朽ちた火山岩、ぼんやり霞む伊豆半島。  昨晩、新しい環境で悩み続けてきたことの集大成と言えるようなことを、ぐる…

くまこ
3週間前

その18

くまこ
3週間前

その17

 外から入ってくる鳥のさえずりと陽の光。部屋は少し寒く、カーペットから温もりと眠気を頂く昼下がり。  春の行事に向けて、少しでもスーツを見栄え良く着れればと思い…

くまこ
1か月前
3

その16

くまこ
1か月前

その15

くまこ
1か月前

ひととなり

女性
少人数が好き
穏やかに過ごしたい
夜の外出、夕日、昼のチャイム、朝の鳥の声

その29

 エアコンのタイマー時刻がやってきて、閉じてゆく羽からパランポロンと音が鳴り響く。小さく木琴を奏でているような、軽やかな音で。

 大人も子どもも、心穏やかに暮らし続けられる人にはどんな秘訣があるのだろうか。子育てを初めてから、自分の心のキャパシティの狭さを年々強く感じるようになってきている。理想は穏やかに諭したいのに、大声で威圧的に言いくるめている自分に嫌悪感を抱いてしまう。子への当たりが強い夫

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その27

 まだ潮の香りのしない風を受けながら、波のきらめきと音に浸る夕暮れ時。

 前日に思い立って、日帰りの船旅。夜にささっと爪を塗り、今年になって初めてのビーサンお出かけ。半日歩いて疲れ切った足の裏に、さらさらの砂浜の感触と冷たい波が押し寄せて、心地よかった。
 知らない場所だけど、群生している植物は知っている。帰っていつも通り買い物、夕飯とお風呂の準備はこなせそう。色んなことがちょうどいいGWの思い

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その25

 鳥の鳴き声が絶えず聞こえる家。
 誰かに言いたいことがある。でも、実際に言えることになる機会は少ない。私の場合だけれど。でもふとした時に、その時はやってきて。たまに躊躇わずに口からでるけど、出ないことが大半。

その23

 家族が起きてくる前に1人入る台所は、朝の日が入り始めていて冷たい。薄暗い部屋の中、水色から白に変わりゆく窓の色。お湯を沸かすと部屋の中は黄色く温まってゆく。
 同じ場所で暮らしていても、心の持ち様でこんなにも過ごす時間が変わるのかと感心する。日々に少し余裕ができ、瞑想する様になって頭の中にも余白が生まれた。その状態を追う様に、身の回りが片付いてきて、ピカピカに磨くと身体も温まる。そんな骨身で活動

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その22

 子の刻、黄金色の半月が海に橋を照らし出す。その向こう岸にたくさん並ぶ光。今まで星空にひきつけられ見えていなかった新しい景色に出会う夜。

 冷静になるには、深い呼吸。深く呼吸するために目を閉じると、しんと静まりかえる自分だけの空間にたどり着いている。
 また人間関係に考えを巡らせている。色々起きる。そしてきっと忘れていく。

その20

 昼過ぎ、雨は止んでも残る寒さ。
 好きだなと思う人への依存心。相手に気付かれ、距離を置かれる不安。こちらからも大きく距離を取りたくなる。弱々しい心。

その19

さざなみ、砂浜、長年堆積した地層、群生する緑、波で朽ちた火山岩、ぼんやり霞む伊豆半島。

 昨晩、新しい環境で悩み続けてきたことの集大成と言えるようなことを、ぐるぐると考えて眠れなかった。自分の承認欲求の強さを改めて感じた。
 その途中で、気持ちを切り替えなくてはと思い、風呂を沸かした。浸かり始めたところで子どもの泣き声が聞こえたので、烏の行水になった。それだけでも心が晴れて前を向けた。でも布団に

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その17

 外から入ってくる鳥のさえずりと陽の光。部屋は少し寒く、カーペットから温もりと眠気を頂く昼下がり。
 春の行事に向けて、少しでもスーツを見栄え良く着れればと思い、糖分の入っている飲み物を断っていた。その行事も無事終わって振り返ると、糖分は入っていないけど牛乳は毎回入れていたな…脂質はたくさん摂っていたんだな…と、自分のピンとこない努力に哀しさを覚える。
 その日はもう1週間も前に終わったのだけど、

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