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横浜散歩

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2021年9月の記事一覧

早朝観蓮会の三溪園 花びら哀愁 21.0722−21.08.0

早朝観蓮会の三溪園 花びら哀愁 21.0722−21.08.0

蓮は四日に渡って咲くそうだというのは前回も前々回も書いた。
見たわけじゃないけれど。

四日目には・・・四日経たなくても風に吹かれ雨に打たれれば花びらは落ちてしまう。

泥の上、蓮の葉の上に落ちた蓮の花びらの刹那。

生きる意味を考えさせられる。

まして、若くして落ちてしまった花びらの美しさ。

通常ですら一年を四日で生きる花の一念。まさに滅びの美学。

春の桜、夏の蓮。

魅入らされます。魅せ

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早朝観蓮会の三溪園 蓮の花妖艶 21.0722−21.08.09

早朝観蓮会の三溪園 蓮の花妖艶 21.0722−21.08.09

蓮は四日に渡って咲くそうだというのは前回も書いた。
見たわけじゃないけれど。

早朝花が開いて午後には閉じる。
確かに、早朝観蓮会の開門時間には咲いていた蓮も、園内をウロウロしてかき氷食べて、午後近く帰る頃には結構閉じてしまっていたりしていた。

四日間それを繰り返し花を落とすらしい。
なので、咲き始めの頃の蓮は花の先までピンとしていて若々しいのだが、閉じて開いてを繰り返すうちにだんだんヨレが治ら

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早朝観蓮会の三溪園 蓮の美しさ 21.0722−21.08.09

早朝観蓮会の三溪園 蓮の美しさ 21.0722−21.08.09

咲いた咲いたロータスが咲いた。

今年の三渓園はコロナ禍のため蓮の育成が遅れ気味で、早朝関連外の期間になってもなかなか蓮の花の開花を見ることができなかった。

7月の末、8月の頭。
もう早朝観蓮会の期間も終わりだという頃になって、ギリギリ間に合いましたとばかりに蓮が咲きだした。

毎週末、まだかまだかと待ちわびていたから、感動もひときわ。
後半帳尻を合わせ成績だけはそこそこに見せるあたりが、なんと

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早朝観蓮会の三溪園 蓮の蕾の愛らしさ 21.0722−21.08.09

早朝観蓮会の三溪園 蓮の蕾の愛らしさ 21.0722−21.08.09

蓮の蕾は愛らしい。蓮に限らず、人も動物も蕾の間が一番可愛いのかもしれない。

花開く前の無垢な感じに魅せられるのかな?

難しいことはわからないけれども、蓮の蕾はとにかくかわいい。

蓮の葉に守られながら成長する姿がなんともいい。

蓮が影に日向に本当によく蕾を守っているに感動すら覚える。

今年は、三渓園の蓮の生育遅れで早朝観蓮会の期間の間に開花した蓮を見る機会が少なかったので、どちらかと言うと

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早朝観蓮会の三溪園 蓮の写真の出し惜しみ 蓮の葉揺れる 21.0722−21.08.09

早朝観蓮会の三溪園 蓮の写真の出し惜しみ 蓮の葉揺れる 21.0722−21.08.09

三溪園の早朝観蓮会が今年も7月17日から8月9日の期間で週末に開催された。
朝7時開園で蓮を楽しむ会は毎年楽しみにしている夏の年中行事。
これが始まると夏が来ぬという思いになるハマの小市民です。

結局早朝観蓮会には今年は5日間参加した。
ほぼ毎週毎週(笑)
どんだけ蓮が好きなのか・・・。

蓮は不思議だ。
泥から咲く雅なピンクも素敵だし、開いて閉じての開花のローテーションも不思議だ。

でも何よ

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早朝観蓮会の三溪園 夏の草花、生物の生命力 21.0722−21.08.09

早朝観蓮会の三溪園 夏の草花、生物の生命力 21.0722−21.08.09

日本中、いや、世界中がコロナ禍の世の中。

二度目の夏が始まっている。

人々は、老若男女問わず、引きこもりのおばちゃまおじちゃま化。

内向きな生活行動がすっかり身について経済成長もままならない昨今。

それでも生き物は生きているんだ友達なんだ。

そんな生物の生命力を、蓮の養生失敗で人の少ない三渓園で思い知ったという写真。

草花や昆虫にとってコロナなんてどこ吹く風。

おかまいなしに強く生き

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早朝観蓮会の三溪園に咲く睡蓮 21.0722−21.08.09

早朝観蓮会の三溪園に咲く睡蓮 21.0722−21.08.09

三渓園、早朝観蓮会で見つけた睡蓮。

三渓園には園内、蓮池の隣に睡蓮の池が、また、南門を出たところにある上海横浜友好園の池にもたくさんの睡蓮が咲く。
橋がかかっている分、友好園の睡蓮のほうが見やすいが、一度園を出ないといけないので面倒くさいといえば面倒くさい。朝とはいえ、なかなかの距離。そこそこの覚悟も必要。

大概、睡蓮といえばモネということになる。
自分だけに限らず、万国共通の思いだろう(個人

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早朝観蓮会の三溪園 合掌造りの家 21.0722−21.08.09

早朝観蓮会の三溪園 合掌造りの家 21.0722−21.08.09

三溪園には合掌造りの家がある。

旧矢箆原家住宅は飛騨の白川郷にあった江戸時代後期の入母屋合掌造りの民家。
1960年に三溪園に移築されたもので、国の重要文化財だ。

矢箆は飛騨の三長者と言われた格式の高い家。現存の合掌造りでは最大級だそう。

三溪園の中でも得毒な存在感で、茅葺きの保持のため、毎日囲炉裏に火を入れて煙で屋根裏を燻し虫よけを行う心遣いも展示の見せ場の一つ。

雪国の住宅。しかも長者

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早朝観蓮会の三溪園 外苑を歩く 21.0722−21.08.09

早朝観蓮会の三溪園 外苑を歩く 21.0722−21.08.09

三渓園の内苑を歩いたらが外苑(そんな言い方をするのかは怪しいけれども、内苑以外の三渓園という意味ではそういうことです)を散策。

内苑でない部分の三渓園は、明治39年には市民に開放されていたそうだから、ご近所の人たちはありがたかっただろうなぁ。

当時は、車もバイクもない時代。横浜駅からはかなり不便な立地を抜きにして貴重な文化施設です。

古建築が並び、小川が流れて、森林浴を楽しめる。当時は海にも

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早朝観蓮会の三溪園 早朝の内苑を歩く 21.07.22-21.08.09

早朝観蓮会の三溪園 早朝の内苑を歩く 21.07.22-21.08.09

三溪園の早朝観蓮会が今年も7月17日から8月9日の期間で週末に開催された。

朝7時開園で蓮を楽しむ会は毎年楽しみにしている夏の風物詩。

これが始まると夏が来ぬという思いになるハマの小市民です。

結局、早朝観蓮会には今年は5日間参加した。

その都度三渓園をウロウロしているので、溜まった写真を少し公開!
まずは内苑から。

三渓園内苑は原家が私邸として使用していたエリア。
言い換えるとその他の

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スナップ番長に呼び出されての三渓園(笑) 三渓園の鶴翔閣の公開が始まったので見学 21.07.17_08:00

スナップ番長に呼び出されての三渓園(笑) 三渓園の鶴翔閣の公開が始まったので見学 21.07.17_08:00

早朝観蓮会の最終週に合わせたのかそうでないのか?三渓園で楽しむ夏休みと題して、横浜市指定有形文化財の鶴翔閣の公開が本日より15日までの間で始まった。

鶴翔閣は三渓園のオーナーであった生糸王、原三渓の本宅だったもの。

この本宅に横山大観や和辻哲郎などが集い、一時の文化サロン的な役割を果たしていたと聞くと、そのロマンの片隅におすそ分けを賜りたく思えてくる。

今でも申請をすると貸し出してくれており

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