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早朝観蓮会の三溪園 合掌造りの家 21.0722−21.08.09


三溪園には合掌造りの家がある。


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旧矢箆原家住宅は飛騨の白川郷にあった江戸時代後期の入母屋合掌造りの民家。
1960年に三溪園に移築されたもので、国の重要文化財だ。


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矢箆は飛騨の三長者と言われた格式の高い家。現存の合掌造りでは最大級だそう。


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三溪園の中でも得毒な存在感で、茅葺きの保持のため、毎日囲炉裏に火を入れて煙で屋根裏を燻し虫よけを行う心遣いも展示の見せ場の一つ。


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雪国の住宅。しかも長者さんとなると、邸内は封建主義の権化のような感じがして、正直ちょっと苦手。


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戦前、戦中までの日本人の精神構造みたいなものがこの中で築かれてきたんだなぁと思うとやっぱり・・・。


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合掌造りの長者さんの家だから、私程度の人間と同じに考えるのは間違っているかもしれないが、この薄暗い光の下で何年も人が暮らしてきたと思うと不思議な気持ちになる。


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貧乏な人はもっと悲惨な環境だったことも想像がつく。
今も昔も持てるものと持たざるものの立場は変わらない。


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モテるものとモテざるものもやっぱり一緒だ(笑)
どちらにしても揺るぎない後者としての勝手な思い込みかもしれないが。


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いろいろな立場の人が飛騨の白川という雪国でこの合唱の屋根の下で暮らしていたという不思議。
そして、その建物が今、ヨコハマにあるという奇跡。
この建物だけで、いろいろなことを感じられる。
写真を撮っていなければ、たぶん通り過ぎるだけだっただろうけど。




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