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本好きがオススメする『枕草子』現代語訳作品7選

ごきげんよう、霜村夕季です。

以前、源氏物語の記事を書いたのですが、予想以上にご好評いただいてます。
読んでいただきありがとうございます…!

やっぱり大河ドラマ『光る君へ』の効果かな?

『光る君へ』といえば、主人公まひろだけでなく、ききょうさんも輝いてますよね。
当時からしたら少し先進的で、積極的なデキる“意識高い系”女子って感じ。ファーストサマーウイカさん、ハマり役だと思ってます!

後に清少納言と名付けられた彼女の作品も、とても有名ですよね。大河ドラマきっかけで、改めて気になってる方も多いのではないでしょうか?

というわけで、今回はご存知、『枕草子』です。
「春はあけぼの」のくだりは、国語の教科書で見たことある方も多いと思います。

源氏物語は小説的なのに対して、枕草子はエッセイ的。

源氏物語より作品数自体が少ないのですが、その中でも素敵な作品があります。

『源氏物語も良いけど、枕草子も気軽に楽しみたい!』

そんな方にオススメの現代語訳•超訳作品をご紹介します。

『枕草子』現代語訳のオススメ7選

①角川書店 編

『枕草子 ビギナーズ・クラシックス』

全文ではなくいくつかの章を抜き出してあり、各段ごとに、訳文、原文、評釈の順で構成され、古語や文法の注釈はありません。
タイトル通り、ビギナー向け。
分かりやすいように、しっかり意訳してあります。

②八篠忠基 訳

『なりきり訳 枕草子』

平安貴族文化の専門家が、清少納言になりきって訳した新しい『枕草子』。
原文には無い、当時の生活の様子も補足されています。
優しく柔らかな訳だけど、清少納言のちょっとだけいけずな面も垣間見れておもしろい。

③小迎裕美子 訳

『新編 本日もいとをかし!! 枕草子』

著者が三百段ある枕草子から特に共感した内容を漫画にした作品。
断然分かりやすいうえに、おもしろい!
ガールズトークな雰囲気が、少し女性向けかもしれません。
気軽に作品に触れられるので、古典初心者の方にもオススメです。

④岡本梨奈 訳

『眠れないほど面白い枕草子』

こちらは漫画ではないけれど、ガールズトーク色が強く気軽に読める超訳作品。
書評の中に、「SATCっぽい」という感想もありましたが、なるほどと思いました。

⑤河添房江•津島知明 訳

『新訂 枕草子』

源氏物語と比べ、枕草子は完訳本が多くありません。
そんな中でも本書は、かなり読み応えのある作品。
原文•補足•現代語訳と、作品により深く触れられる丁寧な構成となっています。
割とニュートラルな訳文な気がします。

⑥大庭みな子 訳 

『現代語訳 枕草子』

比較的、原文に近い訳分なので、もとの雰囲気をそのまま楽しめるかと思います。

⑦島内裕子 訳

『枕草子』

こちらも、原文、補足、現代語訳が載っています。
私はこちらの訳が好きかもしれません。すとんと、頭に難なく入ってきました。
また、解説もボリュームがありつつ丁寧だなと感じました。

あなたはどの『枕草子』が気になる?

気になる作品、ありましたか?
文体との相性や好みも人それぞれ。
ピンとくる作品があれば、ぜひ手に取ってみてください。

枕草子、教科書で読んでた頃には『ピンと来ない、眠い…』だけの作品でしたが、
大人になって改めて読んでみると、その趣深さが面白いし、現代でも共感できる何かがあります。
成長したんだな、私。笑

皆さまもぜひ、堪能してみてくださいね。



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