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コミュニケーションの4つ葉のクローバー

コミュニケーションの基本は4つ。
これを4つ葉のクローバーにたとえて接遇やマナー研修でお伝えしています。コミュニケーションの基本を意識して、ハラスメントとは無縁のコミュニケーションを取りましょう。

1)あいさつ

4つ葉のクローバーの1つは「あいさつ」です。

あ:明るく、元気に
い:いつでも
さ:先に自分から
つ:続けてプラスの一言を

挨拶にプラスの一言を足すと会話が弾みます。

「おはようございます。今日もいいお天気ですね」
「おはようございます。少し暖かくなってきましたね」

こんな風に続けてプラスの言葉があると、そのあとの会話もスムーズになります。気をつけたいのは、つけ加える言葉です。

「おはようございます。なんだかイヤな天気ですね」「おはよう! 今日の仕事しんどいね~」

マイナスの言葉が加わると、相手からもマイナスの言葉が返ってきます。プラスの言葉を付け加えて、ぜひ良い人間関係を作ってください。

2)態度

2つ目は「態度」。
心のありかたは、目や顔の表情、体のすべてに表れます。声のトーンや大きさ、話し方や言葉が、その人の態度となります。気が重い仕事があるとき、体調がすぐれないとき、どうしたの? と周囲から声をかけられる、そんなことはありませんか?

そんなときこそ、背筋を伸ばしてみてください。体と心はつながっていると言われています。颯爽と歩いてみるだけで、心のありようが変わり自然とエネルギーが湧いてきます。

もう1つ、電話で話す前に指で口角をあげてから話してみてください。気分も変わり、声にも張りが出ますよ。

3)言葉

たった一言で人生が変わったり、傷ついたりもする。
自分の言った言葉で後悔することもある。言葉には「力」があります。言葉を自分の心のお遣いとして、心遣いをして送ってください。

コミュニケーションが苦手な人ほど自分を卑下したり、とりあえず「すみません」という言葉を多用していませんか?たとえば「お忙しいのに、すみません」ではなく、「お忙しいところ、ありがとうございます」と言う。

言葉を置き換えると、相手も快く協力してくれたりします。「すみません」を「ありがとう」という言葉に置き換えてみてください。それは相手への心遣いにもなり、自分への心遣いにもなります。

4)笑顔

海外などで言葉が通じないときのコミュニケーションと言えば、表情ではないでしょうか。ニコッと微笑むことでお互いに好意を示し、ムッとした表情をすれば相手にも伝わります。

赤ちゃんの笑顔を見ると頬が緩まない人がいないように、笑顔には相手の心を動かす共振作用があります。そして、笑顔でのコミュニケーションは会話もスムーズです。

写真を撮るときに「チーズ」と言ったりしますが、おすすめは「ウイスキー」。最後に口角が上がるので、自然な笑顔になります。ぜひ試してみてください。

「笑ってごまかす」のではなくぜひ本物の笑顔、自然な笑顔になるように自分の心を管理することも忘れないようにしてくださいね。

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