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『アシュリーの言葉』から感じたこと

今日は、私が最近出会ったある女の子の詩をご紹介したい。

彼女の名はアシュリー・ヘギ。


生年月日:1991年5月23日
出身地:レスブリッジ(カナダ)
死没:2009年4月21日 (17歳)
アシュリー・ヘギは、プロジェリア症候群患者。日本においてもテレビ報道等で有名であった。

※Wikipediaより引用


有名人だったから、彼女を知る人も多いだろう。ただ私はこれまで彼女のことはテレビで見かける程度しか知らなかった。そして、あることがきっかけで私は彼女の詩に出会うことになった。

日本でも度々テレビで報道された彼女はプロジェリア症候群という難病の患者だった。

プロジェリア症候群とは、主に新生児期から幼年期に発症して、全身の老化が異常に進行する早老症の一つ。発症の割合は新生児で400万人に1人、幼児期で約900万人に1人というきわめてまれな病気だが、発症すると通常の10倍程度の速さで老化が起こり、おもに動脈硬化による心機能障害や脳血管障害により平均13歳で死亡する

コトバンクより引用

平均13歳という若さで亡くなってしまうこの難病は、今だに有効な治療法が見つかっていない。そんな中、アシュリーは17歳というプロジェリア症候群を患う人たちの中で一番長く生きた女の子だ。

私は彼女の詩を読んで、心が揺さぶられるような衝撃を受けた。ちょうど少しネガティヴな気持ちになっていたところだったので、彼女の詩を読み進めるうちに涙が溢れてきてひとり病室で号泣した。


力強い、彼女の詩。


もう、彼女はこの世にはいない。

でも、今でも彼女のこの詩によって、私のように勇気づけられ元気をもらう人はきっとたくさんいる。

私も、と肩を並べるのもおこがましいが。今回のあれこれに関わる辛い経験や得た教訓、思いや考えてきたこと、たくさんの感謝の気持ちを、いつか誰かのために、誰かの助けになる様に、生かしていきたい。

島で生きること。
人と人との繋がり。
感謝。
思いやり。
コミュニケーション。
伝え方、伝わり方。
優しさ。
癒し。
甘えること。
ゆっくりゆっくり。
日々練習生。
楽しさ。
苦しみ、辛さ。
理解。
遊び。
我慢。
支える、支えられること。
焦らず、じっくり。
ゆるゆる、ゆるりと。


**いつか、想いをカタチに。 **


迷った時は、このアシュリーの言葉を思い出そう。


詩『 アシュリーの言葉 』

小さいときからよくからかわれたし、
     
いまもからかわれることはあるけど、
    
    
    
そういうときは、
    
「あなたにも同じ血管があるのよ」
     
 って説明するの。
       
    
    
それでもからかうようなら、
    
もう放っておくの。
    
   
    
それはわたしの問題じゃなくて、
    
彼らの問題だから。
    
    
    
プロジェリアじゃなければいいのに、
    
なんて思わないわ。
    
    
    
わたしは、わたしという
     
人間であることが
     
幸せだし、
      
神様がわたしを
     
こうお創りになったのには、
     
きっと理由があるはずだもの。
     
      
      
もしかしたら神様は、
      
「わたしはプロジェリアだけど、
     
 こう生きている」
      
ということを人に見せなさいって、
      
      
       
その機会をお与えに
      
なったのかもしれない
    
って思うの。
   
     
       
この病気をとおして、
      
人を助けなさい
      
ということかも
       
しれないって思うの。
      
       
       
わたしのことをかわいそうだ
       
って言う人がいるわ。
      
      
       
でも、その人たちは
     
わたしじゃない。
    
    
      
だから、そう言うんだと思う。
          
だってわたし、自分のこと
          
かわいそうだって、
      
ちっとも思わないもの。
     
      
        
わたしは、人の前で
      
悲しい顔はしたくない。
       
     
        
笑顔でいると、
      
みんながハッピー
     
になるでしょ。
       
     
       
ハッピーでいられる
      
自分が好き。
       
       
      
悪口を言われたときでも、
        
誰かがわたしに怒ったときでも、
       
相手に対して怒らないで
      
いられる自分が好き。
      
      
            
嫌いなところはひとつもないわ。
       
      
     
たまにはね、
     
イラついちゃうときがあって、
        
ちょっと嫌いになりそうになるけど、
       
そういうときは、なぜ、わたしは
       
怒っているんだろうって考えて、
       
気持ちを落ち着けるようにしているの。
       
       
       
そうすると、
       
こんなことで
        
怒るなんて
      
意味がない、
      
バカみたいだって
      
思えてくるの。
      
      
      
で、それで終わりにするの。
      
わたしはいつも前向きでいたい。
       
      
       
前向きになれないときが
      
これまで1回か2回は
       
あったかも。
      
       
       
でも、ほとんどないな。
       
自信を失ったこともないわよ。
      
       
       
だって、自信を
        
失わされるようなことが
      
起こったことなんて
      
ないもの。
       
      
        
人はこうなのに、
       
自分はこうだとか、
         
誰かと自分を比べて、
        
どうこう考えたりしない。
       
      
        
誰だって完璧じゃないもの。
      
       
       
ひどいことを言われて
       
相手に怒りを感じたときは、
        
その人に怒り返さないように、
        
自分に待ったをかけるの。
       
       
      
そこにいたら
       
きっと言い返してしまうから、
       
「ちょっと失礼」
              
って別の場所に行って、
       
一拍置くようにしているの。
      
      
      
一拍置いて、
       
いま起きたことを
       
考えてみると、
       
憤りが相手に
       
そういわせたんだ
        
ってことが見えてきて、
        
自分の中の怒りや悲しみが
           
消えていくの。
      
        
       
人が怒っているとき、
      
相手に対して、
       
本心から思っているんじゃ
      
ないようなことまで
       
勢いで言ってしまったり
       
することがあると思うの。
       
      
       
言い争いをするときって、
       
売り言葉に買い言葉に
        
なっちゃうでしょ。
       
       
       
そんな怒りの
       
シーソーゲームを
       
続けていても、
       
なんにもならないじゃない?
      
だから、こうしようって決めたの。
       
      
        
もしも、わたしが誰かから
       
あなたにはあと24時間の命
     
しかありませんよ、
        
と言われたとしても、
        
それで困ったりはしないわ。
       
       
        
死は誰にでも訪れるもの。
       
      
       
恐れるなんて、
       
意味がないことだと思う。
      
       
        
なぜ、ここにいるのか、
       
それはわからない。
        
      
       
でも、わたしたちが
        
ここにいるのには、
      
何か目的があるはずだと思うの。
       
      
          
わたしはハッピーに生きたい。
     
      
      
ほかの人たちを
       
勇気づけられるように
        
生きたい。
     
      
      
生きるチャンスを
         
与えられているんだもの。
       
      
        
わたしは、
       
自分の定められた
       
時間がくるまで、
       
すこやかに生きていきたい
       
と思っているわ。
       
      
        
わたしたちの
       
祈っていることに対して、
         
神様がそうしたい
       
とお思いになったときは、
        
必ずかなえてくださるんだ
        
と思っているわ。
       
       
       
いまは、特別な夢ってないの。
        
家族がずっとずっと健康で
       
幸せでいてくれたら、それでいい。
      
      
       
自分がいま得ているもので
       
十分幸せだと思うから、
       
それ以上、ほかに思いつかないわ。
       
       
      
これからどうなりたいかって?
      
      
        
ハッピーで、みんなを
        
勇気づける人になりたい。
          
        
       
人の助けになれる人になりたい。
        
愛情にあふれた人になりたい。

※写真はFacebookよりお借りしました


2018/06/28 Sunao


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