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子育てについて考える Part2-心配と信頼-

こんにちは。セイバンスマイルこども園note編集部のカシマです。
8月に入りいよいよ夏本番ですね。(まだ本番じゃなかったの?!と思う暑さですが…)

さて、前回に引き続き『子育てについて考える』をテーマに、園長の野瀨先生にお話しを伺いしました。Part2では、『心配と信頼』についてです!

Part1をご覧でない方は、そちらからぜひ!

心配を信頼に変えていくことの大切さ

ー今回は『心配と信頼』についてお話いただけるとのことですが…?

突然ですがクイズです!この数字なんだと思いますか?

3歳 85%・15%
10歳 50%・50%
18歳 5%・95%

ーえぇ、なんでしょう?男女比ではなさそうですね…;;

もちろん違います(笑)
この数字は、親が子どもに対して持つべき心配と信頼の割合です。
ちなみに、左が心配・右が信頼です。

子どもへの成長に合わせて親は心配を信頼に変えていくこと!と聞いたことがあります。
”信頼”するには”信用”があってのことです。当然、親ですもの!いくつになっても心配はしますよね。

ただ、心配を必要以上に口にすると子どもは指示をまちます。
例えば、翌日の準備。
親の『教科書は入れた?提出物忘れてるわよ、入れておかないと!』と指示がはいると、子どもは何故必要なのかを考えませんね。
良かれと思っての心配が、子どもの考える機会を奪ってしまう可能性があります。

自分で考え行動することは『生きる力』を育む最高の経験

ーなるほど…その場では忘れ物などが無くても、大事な機会を失ってしまう可能性があるんですね。

そうなんです。心配する気持ちは痛いほどわかります。
こう言っている私自身も、子どもたちにあれこれと声をかけていました。
心配しすぎだったかなと、当時を振り返り反省する部分もあります。

だからこそお伝えしたいのは、自分で考え行動することは『生きる力』を育む最高の経験だということです。

年齢やお子さんの様子に合わせて、今口にしている心配事の少しを、心の中だけで留めてみてください。

”心を育てること”を、どうか忘れないで!

ー心配事を心に留めるのは難しそうですね…セイバンスマイルこども園では、自分で考え行動する経験を取り入れているんですよね!

当園では、【自分のことは自分で準備】を奨励します。
忘れ物があってもいいんです。そこで子どもたちは学びます。
なぜなら、『困った!』という経験をするからです。そうすると、次からは慎重に考え準備を行うようになるんです。

子育ては、我が子であっても一人の人なのです。
脳だけではなく、”心を育てること”を、どうか忘れないでください。


次回は、幼児期の心配と信頼のバランスを具体的に紹介します!

【園長先生プロフィール】野瀨 直子
約20年間、公立保育所・私立保育園・私立幼稚園・認可外保育園の他、ニュージーランドの幼稚園に勤務。
各園で、モンテッソーリ教育や右脳教育などに関わる。
私生活では、大学生の息子と娘の二児の母。
▼取得資格
BYBS非認知能力コーチ・受験メンタルトレーナー
JADP認定メンタル心理カウンセラー
幼児心理アドバイザー・食育アドバイザー

【この記事の書き手】 note編集部 カシマ
セイバンではランドセルコンシェルジュとして長年活躍(?)
ひょんなことから、保育事業部へ転属することに…
約3年認可外保育園の運営に携わり、そこで得たノウハウと理想の教育をお子さまに提供するために園長先生と開園に向けて日々奮闘しています。

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