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就活生諸君!今は個人の時代なんだから、「経験」を勝ち取りなよ。Vol.20

前回、就活を始める学生さん向けに、選球眼が養われていないんだから
見た目で選ばず、自分の価値観に合うか もしくは価値観を許容できる企業に就職しなよ。的にカキコしました。

あと厚化粧女子には気をつけろ!!とも言いました。

うそです。そんなことは言ってません。女子は化粧しようがすっぴんだろうが、皆 素敵だと日頃から心底思っています・・・汗

今回もまた就活生に向けて、就活の続きを書きたいと思います。

俺自身の就活を振り返って思う事

俺が学生の頃は皆が知っている大手に就職できた奴がすげーって思われていた。

広告代理店の電〇、博〇堂、メーカーの日〇、パナ〇ニックとか、旅行のJT〇とかAN〇とか・・・そういう会社に入社できたら勝ち組だった。

俺はそういう会社には当然入れず ベンチャー企業の営業マンとなった俺は稀に超大手の企業の方たちと、クラブでご一緒する機会があった。
その時、目の当たりにしたのは 大手さんの名刺の威力だ。
その名刺を出した途端、ホステスさんの目つきがハートに変わるほどの威力があったように思えた。

正直、俺には持てない名刺で、素直にうらやましかった。

でも 今、中年となった俺は、そういうすげーって言われる会社に入らなくてよかったと思っている。(俺みたいな変態は一生入れてもらえないんだけどねw)

俺がなぜそう思うのかを書くから、負け惜しみだと思ってみてね。

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(1)成長市場(成長企業)がもたらせてくれるもの

俺は学生の時、ほとんど就職活動をしていなかった。

それを見かねた嫁(当時は彼女)が「ここ受けてみたら?」とリクルート発刊「就職誌B-ing」の求人をいくつか切ってきてくれた。

それを数社受けただけで、唯一1社だけが入社させてくれた。手に職をつけたいって言っていたから、嫁がたまたまIT業界を選んできてくれた。俺はエンジニアとして手に職をつけたかったけど、唯一採用してくれた会社には営業として採用された。

俺が働きだした2000年ぐらいの日本はネットインフラが急速に整備され、それに伴い企業のIT化が進んだ時期でもあった。いわゆるITバブルへの流れそのものだ。企業の情報化ニーズが爆発的に増えたおかげで、IT人材は急激に不足。マーケットはすでに猫の手でも借りたいほどの人材不足だった。

これは成長市場にありがちな現象なんだ。

この業界に入った何も知らない青二才な俺だけど、 人手不足だから、次から次へと いろんな事をやらされた。

四季報(企業リストの辞書)を見て一人で先輩全員分のテレアポを取ったり、入社して1か月しか経っていないのに面接官が足りないから急に面接をしてみたり、中国籍の人を勝手に雇ってみたり、マネージャみたいな役職だけもらって管理職を気取って見たり、IT知識もないのに300人ぐらいの前でIT商材のプレゼンをやらされたり・・・

まぁ~今じゃ考えられないぐらい無茶苦茶な状況なんだわ~。

でも、それだけ人が足りないから、俺みたいな青二才に仕事が回ってきた。

その結果、経験できないことを経験させてもらえたわけだ。

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以前このnoteでも書いたが、経験はこの社会では価値の一つなんだ。

青二才で上手くは出来ていないかもしれないけれど、実経験として獲得したのは確かだ。

もし人材不足の状況じゃなったとしたら、俺みたいな若造にそういう経験は与えられたのだろうか?

きっと与えられなかったんだと思うんだよね。

成長しているマーケットや成長している企業ならいざ知らず、成長していないマーケット、成長幅の少ない超大手に就社したことを想像してみてほしい。何もできない新卒がその会社に入社したとして、そういう経験させてくれる機会はいかほどなのかを。

君たち若者が入社する以前から、君たちよりも優秀で、社会経験があって、その会社に貢献してきた先輩方が、今か今かと自分の価値を上げるために経験する機会を待っているわけだよね。

何もできない新入社員と今まで頑張ってきてくれた社員がいる中で
君たちがその会社の経営陣だとして、どちらにチャンスをあげますか?

答えは簡単だ。

俺なら可愛い女子にチャンスをあげ・・・ あ、失礼!💦

俺なら今まで頑張ってきてくれた社員にするね。

だから、大手企業に入社した時点でもう安泰だと安心しちゃってるかもしれないけれど、成長するチャンスを待つ長蛇の列に並んだだけなんだよ。しかも最後尾にだ!

自分の価値をあげたいとか成長をしたいとか言っときながら、スーパー遠回りをすることになる。

こんなに国際競争が激しい時代、負けたらすぐに外国企業に買収されたり、統合されたりしちゃうんだよね。
コロナもあったとするから、飲食も旅行も・・・ ふぅ~目も当てられない。

そんなやすやすと靠れさせてくれる とか思わないでほしんだよね。

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(2)企業に依存しない個人の時代

もう一つ言えることは、インターネットが繋がっていなくて情報が取れない時代なら、確かに体力のある大手企業にいたほうが良いと思う。リサーチ力、宣伝力、販路など、あらゆる面で強みを持っていたし、そこに入社することによって それらの資源を活用できたからね。

でも、今の時代は違う

昔のように強力なリソースをもつ大手のにいなかったら出来なかったことが、今では ほぼほぼ一個人で出来るんだよね。

調べることもググればいいし、SNSで宣伝も出来ちゃうし、アマゾンでも楽天でも物は売れちゃう時代だからね。

昔は、広告代理店の『電〇の西田』だって自己紹介して、企業の看板で信用してもらうところは多分にあったと思うけど、情報化されている今は、資源をおおよそは個人に集約させてるんだから、力さえあれば企業の看板に頼らずとも、バイネームでご指名がもらえるんだ。

つまり、『西田が居る〇通』になって来ているということだ。 

就活生たちはこういうことを認識してるだろうか?

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大手に行くことが良くないように聞こえるかもしれないけれど、俺が言いたいことはそうじゃない。

自分が自分の仕事人生をどのようにしていきたいのか?

それをしっかり考えて、選ぶべきだと言いたいんだ。

その上で公務員のようにやりたいなら、もちろんそれはそれで素晴らしい。残業がなくて福利厚生がちゃんとした大手企業でゆっくりやりたいもアリだしね。

ただ、早めに自分の価値を上げたいのなら、経験をたくさんさせてくれる企業を選ぶべきだと思う。

成長している企業なら、その成長速度を体感することもできるからね。

・経験=価値

・個人の時代

だらだらと書いたけど、この2つを覚えてくれたら嬉しいおじさんでした。


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