ワーホリの話25
こんにちは、しんやです。
———— 雲行きは怪しかった
———— と言うよりかは既に雨が降っていたようにも思う
最終的には勤務日数で92日間働いたファームを離れ、バンダバーグからブリスベン行きの電車に乗った。
10時発でブリスベンのRoma Street Stationに着いたのは14時を過ぎていた。
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雨は降ったり止んだりだった
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ここブリスベンで5日間ほど滞在する予定にしていた。完全に観光目的だ。最終目的地はシドニーのため、ブリスベンではゆっくりと、いろいろな場所を散策したり、写真を撮ったりしようと考えていた。
宿でチェックインを済ませ、ベッドに腰を落ち着かせ、どうしようかと考えている途中でドシャ降りになった。
げんなりだ・・・・。もう寝ることにした。1日目はこうして終わってしまった。
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2日目からは精力的に動いた。居られる時間が限られているのだ。いっぱい動き回らないと!そんな動き方をしたい旅の仕方なのだ、僕の場合。
心は高揚していて『観光してやるぞッ!』と高まっていた。
けれども、この天気なのだ。
どんより・・・・
そして、ブリスベン目抜き通りであるElizabeth Streetを通った時には、、、、
雨だ。雨なのだ。
『なぜだ。なぜなんだ。オーストラリアは天気良いんじゃないのかぁあああ!』と愚痴を垂れ流したいのだが、グッとこらえて甘んじるしかないのだ。
自然の前に。
ここからは、ブリスベン滞在5日間の中でのハイライトを箇条書き形式でご紹介できればと思う。
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Brisbane Visitor Information and Booking Centre
新しい土地や町に着いたら決まってすることがある。
インフォメーションセンターに行くことだ。観光案内所とでも言おうか。その街に関するパンフレットらがズラリと並んでいるところだ。
「なぜそこに行くのか。」
どうしても最初に【地図】が欲しいのだ。グーグルマップでこと済むだろう、と言われそうだが、紙のものが良いのだ(・・・・とは言いつつ、探索し始めると一番見るのがグーグルマップなのだが)。紙の地図でその土地の様子やどこが面白そうなところなのかを見定める。一石二鳥でインフォメーションセンターのスタッフの人にも紙面上でオススメを聞くことができるのだ。それで自分がどういったルートで動くのかを決める。地図も持たず、「とりあえず歩きながら考えよう!」や「何も考えず、好きなところで曲がってみよう!」のような探検の仕方ができないのだ。最初にじーっと地図と自分が行きたい場所、オススメされたポイントなどを照らし合わせてルートやリストを作り上げてしまいたいのだ。
———— と言うことで、ブリスベンに着いてもやることは変わらなかった。インフォメーションセンターがいくつかヒットしたが、街の中心部であろう場所を目指して向かった。
入り口は旅行会社のように1対1の相談ができるようなデスクがズラリと右揃えで並んでいた。そちらには目もくれず、対面にあるパンフレットの段を見渡す。奥にも“何か”あるようだったので、進んでみることにした。
ビックリした!
ちょっとした階段を上がると、宮殿に入ったかのような内装が待っていた。何かと言うと、インフォメーションセンター内なのである。
う〜ん、初めて見た。こんな豪華なインフォメーションセンター。得した気分に浸ることができるような気がする。
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Brew Cafe & Wine Bar
コーヒーもビールも何でも飲むことができる万能なお店。営業時間も長く、朝から夜遅くまでやっている。
僕も何度か訪れた。コーヒーもビールもおいしかった。wifiがあるので、ケータイもPCもサクサクだった。最初お店の場所が分からず、随分迷った。
通りの途中に坂があるのだ。
初見だったら僕は降りていかない(最終的には、降りて行ったけど・・・・)。
怪しさ満点だったのだ。
店内に入ると、
オシャレなカウンターが見えてくる。
ここで一服するのも良いと思う。ぜひ!
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Saint John's Cathedral
有名な大聖堂のようなので、見てきた。
ぜひ中に入ってステンドガラスの美しさに触れてきてほしいと思う。
僕が行ったときはすでに閉館時間ギリギリだったので、関係者数名以外誰もおらず、静寂の中歩き回ることができました。
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West End Markets
West End(ウエストエンド)と呼ばれるエリアで土曜日のみのマーケットが開かれていたので、のぞきに行ってみることに。若干雨が降っていた。
だからだろうか?
おそらくテントの数が少ないように見える。本来はもっと盛況なのだろう。
裏側からはこんな感じの浸水具合なのだ
ブリスベンは街中を川が蛇行しながら走っているのだ。ウエストエンドマーケットも少し歩いた先に川にぶつかるポイントがあった。
見に行ってみると、ヨットだらけだった。
たくさんの人たちがヨットを乗るために準備をしていた。思った以上にボートが細く、『これに人が乗るのか〜?!』と感心なのか驚嘆なのか表現し得ない何かに納得してしまった。
相当なチームワークも必要とするのだろう。
小雨の中の散歩も楽しむことができた。
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Queensland Museum
クイーンズランドミュージアムはブリスベンにある。このミュージアム周りには文化施設が多数あり、陸橋などによってすべてアクセスが可能になっていた。Queensland Art Gallery、クイーンズランド州立図書館、GOMA Gallery Of Modern Art、Queensland Performing Arts Centre (QPAC)が周囲を堅めている。QPACは演劇などが常時上演されている劇場みたいな場所のようで、僕が滞在中は「アラジン」を上演していた。僕は特にQueensland Art Galleryが良かった。特別展でやっていたNOEL McKENNAの「LANDSCAPE - MAPPED」が印象的で惹かれた。
陸橋からの一枚
話は戻って、クイーンズランドミュージアム。ほとんどの展示が無料で見ることができた。入り口には、子どもたちが遊ぶことができるプレイパークのようになっており、恐竜の巨大模型が飾ってあった。館内はオーストラリアの歴史から恐竜の化石など人類発生以前の史料、動植物の生息などの自然科学の分野など多岐にわたっていた。見応えある博物館だった。
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Eat Street Northshore
友人に教えてもらったマーケットだった。中心部からは離れるのだが、是非訪れてほしいと思うスポットの一つだ。
入場口は2つあった。こちらは“Hello”の文字が出迎えてくれる
カラフルなコンテナに囲まれた会場。外からチラつくすだれのように垂れるオレンジに輝く電球たち。入場料は2.5AUS(=200円くらい)。支払いを済ませ、入ってみる。
郊外だからこそ広い土地を利用することができているのだろうか。大規模なマーケットになっている。オープンが金・土・日の16時〜22時までなのだが、3日間の夕方から夜だけの利用だとモッタイナイのではないかと考えてしまうほど、広大で華やかでにぎやかなのだ。コストや集客面のこともあるから週末の3日間のみの営業なのだと思う。———— もはやマーケットと言うよりアミューズメントパークだ。
ライブ会場は全部で3つあった
夜が更けてくるにつれて電球たちの本番タイムだ。キレイに光り、会場内を煌々と照らし出す。
屋台も様々なジャンルがあって、充実している。
日本食屋台も数多く発見できた
車で来るのが定石だろうが、電車+徒歩でも辿り着くことはできる(ちょっとしんどいけれど・・・・)。
それでも、それだけの負担をかけてでも訪れる価値のある楽しさとドキドキワクワクをもらえる。最高にテンションが上がるスポットだ!
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Brisbane City Hall
ブリスベンのシティホールは中心部にどっしりと腰を据えている。建物の前は大きい広場のようになっており、人々の憩いの場となっていた。
シティホール(市役所)に特別用事はないだろうし、外から見るだけで十分なのだが、ここは美術館を内包していた。正確にはシティホールの建物の中に「Museum of Brisbane」ためだけのフロアが設置されていたのである。そのほとんどが有料になるが、無料でも見る部分はある。中に入ってみるのも面白いかもしれない。
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ブリスベン オブジェ
『まず、こんな名前のスポットはない!!!!そして、正式名称を知らないっ!!!!』
さて、ブリスベンとくれば『これっ!!!!』ってくらい僕の中では印象が強いものがある。ブリスベンと書かれた文字が一文字ずつ立っている“アレ”だ。
「B・R・I・S・B・A・N・E」のその文字オブジェを見たくて何度か足を運んだ。『ライトアップされている方がキレイだろ?!』という何の根拠もない判断の元、しっかりと良く見たのは辺りが暗い時間帯ばかりだった。
カッコ良し!
真っ赤っかなのだ!
すぐ奥は川が流れている。オブジェの前を多くの人たちが流れていく。僕と同じように写真撮影をしていく。団体で集合写真を撮る人たちも多くいた。
周りには何もなく、対岸にはビジネスビルなのか、近代的な高層ビルが並ぶ。だからこそなのだろうか、オブジェがとてもよく映える。
性格なのだろうか?
『表だけではなく、裏はどうなっているんだろう?』と気になって仕方ない。
意外に華やか・・・・(笑)
日を変えて行ってみるとライトのバージョンも変わっていました。全部で何種類ぐらいのバリエーションがあるのだろうか?これもまた気になる・・・・う〜む。
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Milton Markets
はてさて、到着した。さらなるマーケットを求めて。開拓精神、フロンティアスピリットが尽きないようだ。「ミルトンマーケット」、ファーマーズマーケットだろう。しかし、ファーマーズマーケットと言っても青果にとどまらず、多種多様なモノ・サービスの取り扱いがあることにはもはや驚かない。
野菜や果物はもちろんのこと、コーヒーやパン、ピザにアジアン、エスニックフードを売るブースもある。歩いてみると分かる。思っていた以上に敷地が大きい。ブリスベンのマーケットをいくつか見て、気になったのは肉と魚を扱っている所があったことだ。
そう言えばもう一つある。シンガーがいっぱいいるのだ。マーケットが朝早くから開くこともあり、朝食を兼ねて来ている人たちが多いように感じた。外で朝食を食べることができ、そのお供にはライブの華やかで心地良い歌声が聴こえてくる。
『なんと!最高な朝食のシーンなのだろうか!』
一つの朝食の完成形のようである。
子どもたちが退屈しないように巨大な遊び場までもが用意されていた。バッグなんかも売っていて微笑ましかった。「MOSS」と大きくサインを掲げたブースで、ひたすら苔を扱っているブースもあった。
やはりマーケットは面白い。歩き回っているだけで発見があるし、いろんなモノや人たちに出会うことができる。
そして、このミルトンマーケット。ファーマーズマーケットらしさをグッと引き立てている奴を発見してしまった。
コイツだ!
見かけた瞬間、ちょっとビクッとなりました。けれども、コイツがマーケット全体を見守っている神様的ポジションのようにあまりにもドシッとしているので、これはこれでカッコイイものだな、と思った。
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Riverside Markets
このマーケットも楽しみにしていたものの一つだった。丁寧に「Riverside Markets」オリジナルのビラを制作していたからだ。ビラは上で紹介したインフォメーションセンターで見つけた。日曜日(7〜15時)だけの開催だったので、時間に間に合うように会場へと向かった。会場は、ブリスベンリバーに面して場が形成されているボタニカルガーデンの入り口付近だった。
しかし、
その場に着いても、それらしい気配が全く感じない。『早く来すぎたか?』『会場の場所間違えてる?』なんて自問自答していても始まらないので、とりあえずせっかく来たことだからとボタニカルガーデンを歩いてみることに。
竹があった。珍しい・・・・。
珍しいのかどうかは分からないのだけれども、あまり見ることがなかった植物だったので、ちょっとワクワクしました(日本だけに生えているわけではないのだと知りました)。
よくよく見てみると、立派な竹林になっていました。
まさに「クールジャパン」だなと。(クールジャパンの意味合いというか、使い方が違うけれど・・・・。)
凛としていて、とてもカッコイイ空間だったなと鮮明に記憶に残った。
上を見上げても、ギラギラと光を放つ太陽と相まって、竹の葉の細部までくっきりと確認することができました。
とても涼しく、心地よい空間でした。
結局、この日にマーケットが出現することはありませんでした。おそらく、連日の大雨のせいで、今週は中止になったのでしょう。本当にツイてないな、と感じ、唇を噛みしめるしかなかったです。
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The Collective Markets と Streets Beach
本当に『これでもかっ!』というくらいマーケットを探しては行っているのだけれども、ここでは「The Collective Markets」を。
「The Collective Markets」は、金・土・日の3日間開催しているマーケットで、クリエイティブなクラフトワークのような商品を扱っているブースがほとんどだった。写真や服、スマホケースなど、とても質がいいのだろうな〜と思いながら、見て回った。場所も多くの人たちが行き交うスポットで、「Streets Beach」なる名前の場所の目の前だった。
そして、この「Streets Beach」、人工ビーチなのです。
立派な白い砂浜あり、(若干プールなんじゃないかと思わせるが、)立派な海水浴ができる海あり、とものすごい力の入れようなのである。
『そんなに都会のド真ん中に海が欲しかったのだろうか・・・・?(笑)』
滞在中は、どんより曇りな天候ばかりだったので、入ろうとは思わなかったが、天気が良いときに来て海パン一丁で都会の中に現れた海で暴れてみたいものである。
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まだまだ行ったところや行きたかったのに雨のせいで断念せざるを得なかった施設やスポットがあるのだが、今回は一旦ここで終わり。
どこかのタイミングで、続きなのか、1個1個ピックアップしてなのか、何はともあれ書き残そうと思います。
それではまた!
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