シズカナオニワ

シズカナオニワ コビトサン事業部のめめたむデス。無農薬無施肥の自家用仕様のお茶づくり。…

シズカナオニワ

シズカナオニワ コビトサン事業部のめめたむデス。無農薬無施肥の自家用仕様のお茶づくり。 ちいさなストオリイや「本日の」ではじまる日々の記録をすこしずつ書いていきますね。

マガジン

  • ウチのお茶ストオリーズ

    シズカナオニワという、三重県いなべ市のチイサナ自家用の茶畑で作っている無農薬無施肥のお茶の木の話です。

  • 「本日の朝の」

最近の記事

「実録・ウチのお茶の飲み方(つづき)」

ウラのおばさんちのお茶の入れ方は、なんでもないようにみえるけど、長年の所作がしみ込んでいて、そよ風のようにお茶が入る。 茶道って感じじゃないけど、茶道的所作なんだなあっておもう。 おばさんの家の保温ポットはたぶん、85度とかまたはもうちょっと低い温度に設定してある。保温ポットというものが家にないのでわからないけど、65度とかの設定があればきっとそうだね。 で、お湯呑みに入ってくるお茶の量も、5分目あたりで、たっぷりなみなみではないところが心づかいなのである。法事でも、あんま

    • 「実録・ウチのお茶の飲み方」

      「おいしいお茶の入れ方」というテーマの記事がお茶の季節になるとあちこちでみられるようになる。ふだんから、一軒一軒のお茶やさんのホームページやインスタ、ブログなどにいろいろと情報があがる。  お茶の世界を楽しもうという人が増えたのかなあ。でも、何度で何分、何グラムみたいな感じの世界は、自家用のお茶「ウチのお茶」の世界にはあんまない。ウチでお茶飲むときには、もっとテキトーである。 まあ、たまには手作りしてみた白茶をおすましして出すときもあるけどな。でもそのときでも砂時計は使わない

      • 「製茶か、手作りか、that is the question」

        自家用茶畑の維持にはいろいろなやりくりがあるけど、製茶、これも課題のひとつ。 流行りの言葉、シングルオリジンにこだわろうとすれば、生葉30キロぐらいは収穫しないと、製茶してもらえない。お茶やさん(製茶業のお家)がいぢわるなわけでなく、製茶の機械の問題。小さい製茶機械をもってみえるお茶やさんが少なくなってきたからである。 シングルオリジン、こだわりますよもちろん。だって、ウチのお茶は、畑の位置、茶畑の管理方法、製茶のお茶やさんで味の個性がちがうもの。ワインで言えばハウスワインだ

        • 「茶畑は見た目が9割?」

          コロナの間におもいきりあるがままになっていた茶の木を発掘してきた。収穫用の茶畑だけで手一杯だったしね。 茶畑の見た目はいろいろある。お茶やさん(事業者)で有人・無人の機械で収穫するところは、表面平らで四角いし、機械でも丸く刈るところはかまぼこ型だし、端っこがカマボコみたいに切り落としてなく、新幹線の先端みたいに流線型になっているところもある。園芸バサミできれいにカマボコ型に整えているお家もある。で、見た目で収穫の方法がわかる。 ウチの畑はどうかというと、最初カマボコ型にな

        「実録・ウチのお茶の飲み方(つづき)」

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        • ウチのお茶ストオリーズ
          12本
        • 「本日の朝の」
          3本

        記事

          「お茶さがし探検隊」

          来週のウチのお茶収穫のとき、お手伝いいただく方にはお願いできない未踏のエリアに踏み込んできた。草むら探検隊。笹の中のお茶どうかなあ。 摘むより先にブッシュの整理をしはじめちゃうから、あえて稲刈り鎌はもっていかず。虫の羽音がちょくちょく聞こえてくるようになったので、網つきの帽子をかぶって、いままでみたことはないけど、マムシ対策に長靴の分厚いやつを履いていった。 植えてないよーなお茶もたくさんあるエリア。 笹もでっかくなっちゃったねーだけど、お茶の木もでっかくなっていて、自然樹形

          「お茶さがし探検隊」

          「天地人だったか風林火山だったか」

          西のおじさんは、もう亡くなって、今では、一番最初に作ったわたしのマチオモイ帖「石榑帖」の中に茶畑と軽トラと一緒にいてもらっているだけになった。 西のおじさんというのは、この茶畑の管理を長くお手伝いいただいていた親戚のおじさんである。ウチの母の世代、祖母の世代から、ずっとお世話していただいていたのである。ワタシの代になってもはじめは、茶刈り機を借りて手伝ってもらって収穫していた。ご高齢になって難しいというタイミングで、今のような「茶刈りハサミ」と手摘みの合体型になったのである。

          「天地人だったか風林火山だったか」

          雨のステイション

          気になる二週間天気。たぶん当日は晴れるでしょう(脳天気予報士) 2023年ゴールデンウィークは雨続きのようす。カタツムリさんとカエルさんがよろこんでいた。収穫の日が雨だと困るのはどちらさまも同じだろうけど、人に集まってもらって収穫するスタイルで、毎日収獲のチャンスがあるわけではない「ウチのお茶実験室」の場合、二週間天気が毎日気になる、気になる。 5月13日14日の収穫予定が、今日は12日まで表示されていて、12日が雨のち晴れ。このまま、晴れ、晴れと続いていく、きっと(祈)。

          雨のステイション

          「お茶摘み、日曜どうでしょう?」

          お茶の畑はあっても、収穫できないと、製茶をしてくれるお茶やさんに持っていけない。そこで、機械化していないお茶園の悩みの種は、収穫してくれる人を集めることである。つまりはお手伝い。ウチなんかあつかましいというか、ご飯とウチのお茶との交換で、手伝ってもらうというスタイル。一応お茶は1500円分ぐらい希望者にお送りし、ごはんは1000円分ぐらいをおだしするから、現金の行き来はないけども、まあ、送料合わせてお一人3000円ぐらいのお礼にはなる、というのが、自分の心苦しいところに対する

          「お茶摘み、日曜どうでしょう?」

          「白くみえるのはカビではありません」

           自家用の茶畑があって恵まれているなと思うのは、自分で好き勝手に実験室を開催できることである。ウチのお茶実験室とよんでいるー。 実験は失敗があるから、成功もある。どっちでもない、まあまあとんとん、というところもある。 製茶をするのに、おちゃやさんに規定のキロ数以上持って行かないと単独で製茶がたのめないので、40キロとかごめんねーという感じで30キロちょいとか、そういうレベルくらいは収穫しないとなのである。 だから、自分で製茶ができたらいいだろうな、とおもって、いろいろ実験した

          「白くみえるのはカビではありません」

          「Not腐葉土、Butお茶」

           毎年、5月の中旬あたりに、製茶屋さんの製茶機械稼働限界ギリギリの期日に、ウチのお茶の製茶を近所のおちゃやさん(=製茶業)に頼んで、製茶してもらう。これが年に一度だけ収穫して、ちょっとだけ販売する「ウチのお茶」。ワークショップスタイルというか、手摘みや茶刈りハサミをやってみたいよ、お茶とおひるごはんのエクスチェンジで手伝ったるよ、という方といっしょに収穫して、製茶屋さんにもっていく。「ウチのお茶実験室」というネーミング。県外からも来てもらうので、2020年のコロナの移動制限の

          「Not腐葉土、Butお茶」

          「茶畑からまなぶことは多い」

          今は茶畑の調整の季節です。とはいえ、大きな茶園のお茶はもう、とっくのむかしに調整(化粧刈り)を終えています。 化粧刈りというのは、春の収穫に備えて、今出かかっている芽の部分を浅くカットして、次に出てくる新芽を収穫しやすくすることです。 大きな茶園では、自動走行の機械で揃えていくのですが、ウチのお茶は、選定バサミと小さな稲刈り鎌でやります。 収穫は手摘みと茶刈りバサミでやるので、まあまあ揃っていればよしとします。去年は、畝と畝との間を空ける時間がなく、収穫しずらくて困ったので、

          「茶畑からまなぶことは多い」

          桑名寺町の押し寿司

          桑名の寺町商店街に年末でかけるのは、まず、お墓参り。 それから、餅菜や野菜など、お正月の買いものではあるけど、 そのほかに、楽しみにしていることがある。 お正月用食材を売っているなかに、 忙しくするひとたちむけに、 おひるごはんやおゆうはんの手助けになるような、 簡単にたべられる巻き寿司やコロッケやパン類、 その他、テイクアウトも売り出している。 毎年、ご高齢の方と娘さんらしいお二人が、 お寿司のお店を出されている。 かなりご高齢だから、今年はどうだろう。 と、少し控えめ

          桑名寺町の押し寿司

          「本日の朝の、こんにゃくの木」

          季節がおでんに寄ってきた。 流れのようにおでんの話になる。 そもそも、おでんとは、 関東でいう、おでんとは、 それわ、おでんではない。 関東炊きでしょお? 子供のころ父は、かんとに、と言っていた。 なんとなく、外国語の響きがある。 桑名育ちにとってのおでんとは、 みそおでん。 だいこん、こんにゃく、さといもぐらいを 昆布だしの中で火を通し、 それに甘味噌をかけてたべるタイプ。 家では、かんとに、もたべたけど、 おでんと認識してたべたことはないのです。 さて、それはどおあれ

          「本日の朝の、こんにゃくの木」

          「本日の朝の、最奥が馬茶」

          まあ、ピンチはチャンスとか、 いろいろいいますね。 お茶の木を自然樹形にしておく、 というのはなかなか気持ち的にむずかしかったんです。 収穫しずらいだろうね、とか。 機械刈りではないにしても、 ちょっとは体裁整えておこうとか。 で、メインの畑ではないんですが、 昔、オニワ全体茶畑だったときの名残のお茶の木が、 キウイの棚の西側に2列ほどあります。 コロナで手が回らなかったので、 けっこうブッシュな感じになっていたのですが、 ちょこちょこと復興対策しはじめました。 これからどん

          「本日の朝の、最奥が馬茶」

          「本日の朝の、超『カドヤ』術」

          昨日は用事があって阿下喜に行ったので、 夏行けなかった大衆食堂カドヤに行った。 今年は冷やし中華を食べ損ねてしまったので、 また来年のリベンジ案件としたい。 福祉バスにのると、11時に阿下喜に着くので、 そこから坂を上って11時20分にはお店に入れる。 昨日は、もうその時点でテーブル席は埋まっていて、 お座敷席になった。 お知り合いからしょうゆチャーハンをおすすめされていたけど、 朝、前日ののこりごはんを炒めてたべちゃった。 鍋焼きうどんかなあとおもったけど、 お昼の忙し

          「本日の朝の、超『カドヤ』術」

          「太陽さんの気持ち☆」

          きのう、近所のスーパーで、 自律神経さんが太陽さんをつかまえて、 こんなことを言っていたので、 耳ダンボにしてきいてしまった。 りんごを選ぶふりをしながら。 あんたさー、 こんなこと言いたいわけやないんやけど、 寒なるならひとこと先にゆうといてくれやなあかんわ。 うちもさ、調節せい、ていわれたらするけどな。 もう何十年もやっとるで、できやんことはないんやけど。 夏と秋とでは、機械の調整せんならんで、 手間かかるんさ。 機械の目盛がさ、ちがうんやわ。 東京のこお(子)にきいた

          「太陽さんの気持ち☆」