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「お茶摘み、日曜どうでしょう?」

お茶の畑はあっても、収穫できないと、製茶をしてくれるお茶やさんに持っていけない。そこで、機械化していないお茶園の悩みの種は、収穫してくれる人を集めることである。つまりはお手伝い。ウチなんかあつかましいというか、ご飯とウチのお茶との交換で、手伝ってもらうというスタイル。一応お茶は1500円分ぐらい希望者にお送りし、ごはんは1000円分ぐらいをおだしするから、現金の行き来はないけども、まあ、送料合わせてお一人3000円ぐらいのお礼にはなる、というのが、自分の心苦しいところに対する言い訳のようなもの。それ、いらないよーという方もいらっしゃる。お茶売る方へ回してくださいな、という感じで。去年は完売しちゃったから、気を遣ってもらった。参加費もらった方がいいよという方もいらっしゃる。ココロのベクトルでいろいろなんである。
で、なんか、バイトできてもらう、というノリぢゃないのが「ウチのお茶実験室」である。

とおくにみえるのが茶畑です。

たいがい、5月の3週目ぐらい、今年だったら20日21日ぐらいの土日が期日なのだけど、今年は5月13日(土曜日)14日(日曜日)に一応設定してみた。人の都合とお茶の都合で決めるわけだから、お茶の生育状態にキッチリ合わすというのは無理なんだけど、一番ネックになるのは、お茶やさんの製茶機械を動かす期間、ワタシは製茶限界と呼んでいます。
この製茶をする期間は周辺のお茶の出来具合によって、早く終わることがあるので、無農薬・無施肥で、品種はなんですかと茶業研究所の人にきいてもわからない、むかーしからある茶畑のウチのお茶のように、生育の遅いお茶は「何月何日収穫予定なんですけど、製茶まだやってますか?」みたいな感じになって、はらはらどきどきする。
で、そこにお手伝いの人の都合がかかわり、天候があり、シフトの調整があり、不確定要素ばっかりやん、な状況なのである。
なので、心配してもしょうがないんだけど、それを心配するのがお茶畑のなんちゃって管理者の仕事である。2008年からウチのお茶の茶畑にかかわるようになって、2013年からヴィンテージというか年号をつけて販売するようになった。今年って、ひょっとして10年目、とついさっき気がついた。
 ウチのお茶2023【Every】の少量だけ販売するときのネーミングは決めてあるけどなー。収穫できるんやろうか、と少なくとも10年は確実に毎年心配している。

ということで、三重県のいなべ市というところなんですけど、5月13日(土)、14日(日)が今年の収穫予定。都合をつけてもらったー、よかったわー、なんだけど、立ちはだかるお天気の具合。
さて、今年は日曜どうでしょう? 手伝うよーという方がもしいらしたら、どうぞお声掛けくださいな。と、つぶやいてみる感じ。土曜でもいいんです。どうでしょう?
と、しばらくは収穫ドキドキ病にかかる。

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