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イオン化のメカニズム

具体的に分かりますか?

イオン化のメカニズムとは?大学生の頃に学んだはずでしたが、ウェルネスに関連して水素と水について触れているときにイオン化という言葉が出てきました。 なんとなくはわかるのですが、具体的に分からずボヤっとしてます。イオン化とは何かを調べてみましたので参考にしてみてください。

イオン化とは

イオン化とは、原子や分子が電子を失ったり、逆に電子を受け取ったりすることで、電荷を持つ「イオン」になるプロセスのことを示します。
これは大切な現象で、化学反応や電気伝導、生命現象など多くのプロセスに関係しています。

イオン化のメカニズム

原子や分子には正と負(陽と陰、+と-)の電荷を持つ電子が存在します。
基本は原子や分子は電気的に中性です。
外部からエネルギーを受けると、最外殻電子が抜け出たり、余分に電子を受け取るなどしてイオンが形成されます。
 
陽イオン:電子を失うと正の電荷を帯びる(例:Na⁺、Ca²⁺)。
陰イオン:電子を得ると負の電荷を帯びる(例:Cl⁻、OH⁻)。

水とイオン化

分かりやすい例として1番身近なところで言う水の場合、
水分子(H₂O)は極性を持つため、周りの分子と相互作用しやすいです。
水が解離すると、H⁺(水素イオン)とOH⁻(水酸化物イオン)が生成される。水素を含む水の特定の処理(例えば、電気分解)で水素ガス(H₂)や水素イオン(H⁺)が生成されることもあります。
 
ウェルネスのジャンルでは、水素水やアルカリイオン水などの健康効果が注目されていることは言うまでもありません。そのため、水のイオン化は重要なテーマです。

化学が苦手な人にイオン化をかみ砕くと

イオン化とは、物質の中にある小さな粒(原子や分子)が電気を帯びることです。
その粒が「電子」と呼ばれ、さらに小さいパーツを失ったり、受け取ったりすることで起こります。その電気を帯びた粒を「イオン」と呼びます。
 
イオン化を、グループでバランスを取っている人たちに例えると、
2人でペアダンスをしている男女カップル。
そのダンスのペアである女性が突然、別のグループに行きました。残った男性は1人になるので、カップルとは呼べませんよね。つまりバランスが崩れた状態になります。
離れた女性は、別の場所で新しいバランスを取るようになります。
この「人のやりとり」が、イオン化に似ています。人の行き来が、電子の行き来と同じで、物質のバランスが変わるというイメージです。

水に関してのイオン化

水の場合、水の分子が分かれて、電気を帯びた「水素イオン」と「水酸化イオン」に分かれます。
 
水素イオン(Hydrogen ion)の化学式は H⁺ 。水分子(H₂O)から水素原子の電子が抜けた状態で、正の電荷を持つ。
水酸化イオン(Hydroxide ion)の化学式は OH⁻ 。水分子(H₂O)から水素イオン(H⁺)が抜けた後に残る陰イオンで、負の電荷を持つ。
これらのイオンは、水が電離する際に生成され、酸性・アルカリ性の性質に影響を与えます。
 
これが、電気的な特性を持つ「イオン」の一例です。
この電気を帯びた水は、アルカリイオン水や水素水といった製品に応用されています。

まとめ

まとめると、イオン化とは、物質が「電気の性質を帯びること」です。

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