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<マゴワヤサシイ>食事は「うつ」な気分を良くしていくためにオススメ。

「うつは食べ物が原因だった」と断定することは出来ませんが、食べ物が心身の健康だけではなく、いつもの気分に影響を与えていることは確かであるように思います。

そして、「うつ」な気分を食事で変えていくためには、「~の栄養素を一日に……mg摂取しなければならない」と、それほど厳密に難しく考える必要はなく、食材や栄養のバランスが整った食事を選ぶようにすることが重要であると私は思います。


テレビの健康番組や雑誌、ウェブサイトなどのメディアでは、体や脳に良いとされる様々な食事法が次から次へと紹介されていますので、普段の食事をどのように摂れば良いのかとお悩みの方も多くいらっしゃると思いますが、朝食であれば、ご飯に納豆、卵焼き、サラダor漬け物、味噌汁といったシンプルな食事でも十分ヘルシーで栄養バランスが良いのです。


それに、最初から「白」か「黒」かといったように、「これを食べなさい」「あれは食べてはいけない」と毎日の食事のハードルを高くしすぎると、すぐに挫折してしまう可能性も出てくるのです。

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もし忙しすぎたり、日頃の食事に関心がなかったりするあまり、朝食をコンビニエンスストアで買える総菜パンや菓子パンと牛乳だけで済ませていた場合は、そのようなシンプルな食事に替えるだけで、体調や気分がかなり良くなることが期待出来ます。

自炊が難しいのであれば、リンゴとニンジンなど、自分が好きな果物や野菜をジューサーにかけて朝食前に飲むようにするだけでも、その日の体調や気分は違ってきます。

食事で気分を良くするためのポイントは、まずは精製された加工食品を少しずつ減らしていくことなのです。


また杏林予防医学研究所所長の山田豊文氏は、『細胞から元気になる食事』のなかで、「カロリーに比べて栄養的な価値が高い」「細胞から元気になる食事」として「マゴワヤサシイ」を挙げています。


・「マ=豆類」……タンパク質、ミネラル類、ビタミンB群、食物繊維などが豊富。

・「ゴ=ゴマなどの種実類」……マグネシウムや亜鉛などのミネラル類、ビタミンEなど。

・「ワ=わかめなどの海藻類」……カルシウム、マグネシウムや水溶性の食物繊維など。

・「ヤ=野菜」……ビタミン類やミネラル類など。

・「サ=魚」……タンパク質や脂質(オメガ3系不飽和脂肪酸)など。

・「シ=しいたけなどのキノコ類」……ビタミンDや食物繊維など。

・「イ=イモ類」……糖質やビタミンC、カリウムなど。


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毎日どのような食事を摂れば良いのか具体的に思い浮かばないという方は、この「マゴワヤサシイ」を意識した食生活にしてみるのが、(糖はほとんど摂らず、肉からタンパク質と脂質を多く摂るようにするといった)時代の流れでコロコロと変わる極端な食事法にチャレンジするよりも、無難でオススメです。


なお、野菜や果物、魚などをお店で購入する際は、なるべく新鮮で旬なものを選ぶようにしてみてください。


うつの時は、好きなものを好きなように楽しく食べることも大切。


 
食べ物については、「あれが良い」「これが悪い」となりがちですが、「うつ」を予防するという点においては、必要以上に血糖値や悪玉コレステロールの値を気にして神経質になりすぎるよりは、時々美味しいものを味わい、日頃の食生活や人生そのものを楽しんだほうが良いのではないでしょうか?

つまり、「うつ」を予防するためには、あえて食事や健康のことを気にしすぎない、ということも時には必要なのであり、食事を気にすることがストレスになってしまえば、本末転倒なのです。


ほかにも、普段から体に「良い」「悪い」ということを考えすぎるのではなく、食べ物をよく噛み、舌で味わい、「感じる」ということもうつな気分を良くしてくために大切なことですし、好きなものを好きなように食べる、ということも時々は必要になってくるように思います。


ここまで読んでくださり、ありがとうございます。



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