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うそめがね日記

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2021年6月の記事一覧

アバウト・ア・BONYARI

アバウト・ア・BONYARI

 さっきまでリビングの床に寝転がってぼーっとしていた。眠たいとか疲れたとかではなく、ただ何も考えずぼんやりしていた。
 旅行先の海辺の宿で、深夜テラスに出て、波音を聴いてるときのような、かなり強強度のそれであった。

 ポメラ(子猫大の文字書き専用デバイス)に向かって何か書こうとしたけれど何も思いつかないので寝転がってリラックスすれば何か思いつくかな、という目論見であった。
 そうして寝転がったは

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そのわからなさが高チル素

そのわからなさが高チル素

 梅雨の合間にやることと言えば、ピクニックである。初夏のみぎり、木陰はまだまだクールネス。

 奧さんと1歳4ヶ月の娘と3人で、広い公園に訪れた。
 花見シーズンはピンクに染まり、賑わうひとで桃源郷めいた風景のその公園だが、今はグリーンに揺れる木々と草だけで人気がなく、穴場だ。

 近所のスーパーで食べたい・飲みたいものを調達して、チルな時間をたのしんだ。

 奧さんの笑顔、娘のたべっぷり、ネイチ

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執筆意欲と床との相克

執筆意欲と床との相克

 1歳4ヶ月の娘を寝かしつけたあと、リビングでポメポメ(子猫大の執筆専用デバイス・ポメラで執筆すること)しようとしたときに、寝室にスマホを置きっぱなしだったことに気づいた。
 noteに書くネタとかスマホにためてあるから、手元にないと困るのだが。

 取りに戻りたいが、せっかく安眠する娘をドアの開閉などの気配で起こしたくないので、スマホ無しで記憶をたよりに執筆することにしたら、むしろ捗った。

 

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知ってる公園のディメンションが別

知ってる公園のディメンションが別

 近所の公園は、近所の公園でしか無い。
 けれど、最近は一歩足を踏み入れると、景色はそのままにまるでアナザーディメンションに訪れたような空気の変化を感じるようになった。

 現在、1才4ヶ月の娘が産まれてから起こった大きな変革のひとつに、町の風景が一変した、というものがある、
 別に町の風景は変わってないのだけれど、意味が変わった。

 例えばベビーカーで出かけるとき、地下鉄の階段は「駅構内への入

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