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#1【精神科赤裸々体験記】学生相談室とうつ病チェックという入口

馴染めない大学生活

当時大学1年生だった私は、大学生活に馴染めずにいました。

理由については後述しますが、とにかく大学が嫌いでした。今日は、午後からでいいや。この授業は捨てよう。そんなこんなで、次第に休みがちになっていきました。

そんなとき、学内に「学生相談室」なるものが設置されていると聞き、どうせタダだし、暇だったので訪ねてみたのです。

カウンセラーと称する人は、淡々と私の話を聞き、ひたすらに「うんうん、うんうん」と答えるばかりでした。

「やる気が出ない」と伝えたところ、2回目ぐらいには「うつの可能性があるから、専門の医者に診てもらったほうがいい」と言われたのです。

「精神科ですか?そこまでなんですか?私は」と尋ねると、「うつは『心の風邪』で誰しもがなる可能性があるの。今は精神科じゃなくて、心療内科というんだよ」と言われました。

この「心の風邪」と「心療内科」というワードがなんとなく柔らかいイメージがして、私にはしっくり来たのです。

これが地獄の始まりなるとはつゆ知らず・・・

このときの私は、「自分は病気かもしれないんだ。病気なら、病院に行けば治るに決まっている。かつ、”合法的に”休めるかもしれない」というのが本音でした。何せ、大学に行きたくなかったので。

うつ病チェック

帰宅後、パソコンで「うつ 心療内科」と検索したら、「うつ病チェック」なるものがヒットし、試しにやってみました。

「やる気が出ない」、「眠りが浅い」、「不安感が強い」…チェック、チェック…。

結果は、「うつの可能性があります。医師に相談してみましょう」との表示!!

この時の私は、「なぜ、やる気が出ないのか」、「なぜ、眠れないのか」、「なぜ、不安感が強いのか」…そんなことには一切興味がありませんでした。

「原因なんてどうだっていい。このしんどさが無くなればそれでいい。大学を休む理由があればいい」。

当時の自分は、そういう思考回路でした。

そして私は近くの心療内科に行こうと決心。

元々、病院慣れしていて、病院もコンビニも変わらないノリで行ける人だったので、決心といっても、本当に軽い気持ちでした。

(続く…)

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