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スープがじんわり染みわたる、沖縄の味。

仕事帰り、自転車で走っていると、どこからともなく夕飯のいい匂いが漂ってきて空腹を刺激する。

疲れたときに、一番反応してしまうのがお出汁の香り。

日本人の遺伝子に組み込まれたお出汁の香り。

あまりの美味しそうな匂いに、ふと沖縄で食べたソーキそばを思い出した。

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それは、晴れた春の出会い。

沖縄空港に降り立ったのはちょうどお昼どきでした。

さっそくレンタカーを借りてソーキそばの名店「しむじょう」へ。

そこは琉球の古民家。
国の登録有形文化財に登録されている貴重な空間が広がります。

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沖縄に降り立ってまだ1時間ほどなのに、この景色だけで一気に沖縄気分が高まります!

時がとまっているかのような、のんびりとした雰囲気に癒されます。

さて、気になるおしながきはこちら↓

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沖縄初心者でソーキそばと、三枚肉そばの違いが分からなかったので、「どっちも食べてみよう!」ということで、本ソーキそばと、三枚肉そばのセットを注文。

違いを確認したところ、ソーキそばはお肉がスペアリブで、三枚肉そばはお肉がラフテー(豚の角煮)のようです。

本ソーキそばがこちら↓

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かつお節のいい香りがただよってきて、食欲をそそります。

ひとくちスープを飲んでみると、旨味の詰まったお出汁が空腹の胃にじんわりと染みわたります。

かつお節と豚骨が基本の沖縄そばのスープは、かつお出汁が濃いめなのであっさりとしていて、いくらでも飲めてしまいます。

麺は細いおうどんのように見えて、中華麺に近い配合。

沖縄そばって、おうどんとラーメンの要素をもっているから、日本人ならだれでも馴染みの深い味ですよね。

沖縄そば好きの偏見ですが、きっとみんな好きな味です!

ソーキを美味しいスープに浸していただきます。
しっかりとした肉感があり、甘辛い味が染みていて食べ応えがあります。

そしてこちらが「三枚肉そばセット」↓

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少し控えめサイズの三枚肉そばに、ジューシー(炊き込みご飯)、こんにゃくのきんぴら、もずく酢、ジーマーミー豆腐がセットになっています。

沖縄料理が堪能できるので、やっぱりセットがいいですね!

三枚肉はほろほろと柔らかくて、甘辛いお味があっさりとした麺やスープにぴったり。

豚肉を使ったジューシーもぜひ食べてください!

炊き込みご飯に豚肉を使ったことがなかったのですが、違和感はまったくなくて、ごはんに豚肉の旨味がしみ込んで美味しいのです。




沖縄そばもジューシーも豚肉を使っているんですね。

そういえば、ゴーヤチャンプルーもだし。

ミミガーもだし。

沖縄料理は豚肉を余すところなく使う文化があるんですね。

もっと、いろんな沖縄料理の文化に触れたいな。


このあと、道の駅でお土産の沖縄そばを買い、ホテルの朝食バイキングでも沖縄そばを食べ、スープをおかわりするほど気に入ってしまいました。


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沖縄そばってこんなに美味しいのに、中四国にはお店もなければスーパーにも並んでいないのが残念でなりません。

もっと一般的に食べられるようになってほしいな。


でも、やっぱり沖縄の風を感じながら食べる沖縄そばが一番美味しいですよね。

その土地でしか味わえない郷土料理を、日本全国へ食べに行きたいです!

気兼ねなく旅行が楽しめる日を楽しみに…。


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