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何をどう気をつけるべき?スペインで全てを失った私の防犯対策

こんにちは、しえです!いつもご覧いただきありがとうございます!

先日、スペインのコーヒーについてご紹介したこちらの記事が「今日のおすすめ」に選んでいただけました!ありがとうグラシアスありがとう!!スペインのコーヒー、本当においしいので旅行の際はぜひお試しください。

https://note.com/sietesiete11/n/n71ba43ce0f46

さて、そんなおいしいスペインのコーヒーを楽しむためには現地へ行かなければなりませんね。スペイン旅行、いかがでしょうか。治安は日本より悪い、盗難が多いと聞くけれど・・と言った感じでしょうか。

今回はスペインですべてを失った経験を持つ私が、二度とあんな目に遭わないためにしている防犯対策をご紹介!頭を悩ませる防犯対策、これくらいやっていれば大丈夫だよということをお伝えできればと思います。ぜひ、最後まで!

財布、携帯、カード、パスポートすべてやられた

私の持ち物は街に消えた

noteを始めて一番最初の記事でも書きましたが、私はスペインの首都マドリードで持ち物すべてを盗まれたことがあります。財布やカードはもちろん、運の悪いことにパスポートも携帯も化粧品も何もかもが入ったカバンを一瞬で失いました。詳しくはこちら。

https://note.com/sietesiete11/n/n127b22f7a9e1

実はその後も・・・

そしてすぐ後に、スペイン国内で買った携帯電話を盗難されたこともあります。とんだおマヌケです。この携帯盗難事件はあまりにもアホなので書くのもはばかられます。私が私の親だったら、私の友人だったら「あんたアホちゃう?」と口にしてしまうと思う。

携帯電話が消えた時、私はディスコテカ(スペインのクラブ)で酔っ払って踊り狂っていました。携帯電話は脱いでいた上着のポケット。当然のことのようになくなりました。完全に自分の過失です。アホにも程がある。

しかしながら、この2度のドロボウ体験により「この国、気を抜いていたらやられる」とはっきり自覚し、それ以降は細心の注意を払うようになりました。痛い目に遭って学ぶタイプです。痛い目に遭っているからこそ分かることもある。

スペインの治安は良い?悪い?

でもこんなのあったら見るわな

2回も被害に遭っておいて、よくまだその国に行く気になるな!とお思いでしょうか。スペインはドロボウを補って余りある魅力あふれる国です。だから、ぜひ足を運んでみてほしい。そしてその際、私のような被害に遭わないでほしい。

対策の一歩は敵を知ることからです。スペインの治安情報を見ていきましょう。

ヨーロッパでは犯罪率の低い国

意外に思われるかもしれませんが、スペインはヨーロッパの中では犯罪率の低い国にカテゴライズされます。

これはドロボウだけでなく他の犯罪も含めたデータとなりますが、世界平和度指数によるとスペインは29位!なんと旅行先として人気の高い台湾や韓国よりも安全性の高い国と判断されています。

そして日本はこの世界平和度指数ランキングは第10位。スペインよりははるかに日本国内のほうが安全とデータが出ています。やはり、日本と同じように振る舞っていてはそれなりに危険ということが分かりますね。

もっとも注意するべきはバルセロナ

https://www.securitasdirect.es/blog/ciudades-mas-peligrosas-espana/

ではスペインでもっとも「危険な」街はどこなのでしょうか。こちらの記事を見ていきましょう。表題は「スペインでもっとも危ない街トップ10」。

1位はバルセロナです。なんという不名誉でしょう!!あの美しい街がスペインで一番犯罪が多い街だなんて!!

サグラダ・ファミリア周辺もぼーっとしてると危ない

でも、正直なところ理解できてしまいます。旅行者の多いバルセロナは、やはりそれを狙った犯罪者も多い。2位がマジョルカ島の街、パルマ・デ・マジョルカだということからも分かる通り、旅行者を狙った犯罪がその率を上げてしまっていることは明白です。

3位バレンシア、4位マドリード、5位パンプローナとやはり観光客の多い街が並びます。

ただし、バレンシアとパンプローナはそれぞれ大きなお祭りの際に盗難被害が多発するんだと考えられます。普段は平和そのもの!

バレンシアの火祭り、パンプローナの牛追い祭りは道がぎゅうぎゅうになって身動きが取れないほど人が集まるので、その時に数を稼いでしまっているのでしょう。

旅行者は狙われやすい

バレンシアの火祭りの様子

旅行者を狙った犯罪はやはり多く発生しているスペイン。なんなら世界平和度指数が29位なのも、このスリや置き引きなどのドロボウ犯罪が多いからじゃないかなと思っています。

スペインの警察も旅行者への犯罪が多いことは公に認めており、「多額の現金を持ち歩くな」「荷物から目を離すな」「公共の交通機関は気をつけろ」など当たり前のことを自分の身と持ち物を守るためとして発表しています。

そんなことは分かってんねん。もっと具体的に教えて!スペインの警察があてにならないので、私がお教えしましょう。スペインで盗難被害に遭わないために、私が気をつけていることとは?

スペインで盗難被害に遭わないために

ドロボウはどこにでもいる

スペインの警察は、はっきり言ってスリや置き引きなどには慣れっこです。私達にとっては一大事でも、警察にとってみると日常茶飯事。そのため必死になって犯人を探して捕まえてくれるなんてことはありません。

自分の身と持ち物は自分で守る。これが鉄則です。私がこれ以上盗まれないために気をつけていることをぜひ、頭に叩き込んでください。

iPhoneは常に狙われている

iPhoneはドロボウに大人気です。iPhoneを持っているということを気付かれてはいけません!背面のリンゴは隠してください。

換金率のよいiPhoneは本当にドロボウホイホイです。スペイン人でも狙われるので、旅行者なんて言わずもがな。日本では駅でもスマホを持ったまま歩いている人が多いですが、絶対にやってはいけません。

また、最近はよくスマホショルダーを使っている人を見かけますがスペイン人は使いません。スマホショルダーを使って上からコートを羽織るなどし、外から見えないのならギリギリ使用可。ですが、完全に外にでているのは危険です。

テーブルに何も置かない

こんなの絶対に全部なくなる

スペインのテラス席は最高です。観光地に行くよりもスペインのテラス席の素晴らしさを体験してほしい。ですが、テラスはもちろん、お店の中であってもテーブルの上には絶対に何も置いてはいけません。

テラスでうたた寝してて、スマホを盗まれた現地民を知っています。私と似たりよったりのおマヌケですね。

財布は小さいものを

財布は100均の小さいものを用意することをおすすめします。私は洋服のポケットに入るサイズの小さい財布に、少量だけ現金を入れるようにしています。

時には現金はチャックの付いたビニール袋に入れることもあります。スペインのおじさんはポケットに現金をそのまま入れている人も多いです。

現金とカードを同じ財布に入れることはおすすめしません。最近は現金をチャックの袋に、カードを別のケースに入れて持つようにしています。

カバンは常に自分の前に

リュックはおすすめしません

リュックダメ。飛行機や移動時は仕方なくリュックを使うこともありますが、街歩きや観光の際は斜め掛けバッグの紐を最大限短くして使うか、ボディバッグを使い必ず自分の体の正面に持っています。

リュックを背負っていてチャックを開けられた人を何人も目撃しました。観光地や街中のリュックは鬼門です。

カメラは自分の服やカバンと繋ぐ

ひったくられる可能性あり

写真撮影、したいですね。首や肩からカメラをぶら下げている人をよく見かけますが、これマズイです。カメラは可能ならカラビナなどを使ってカバンに繋ぎ、必要な時に取り出すようにします。

空港からホテルはタクシーがベスト

到着してすぐなどの荷物が多い時は、迷うことなくタクシーを使いましょう。大きな荷物を持っての地下鉄は、私は避けますね。

空港から街中までの直通バスなら利用しますが、バスの下にある荷物入れが閉められるまで絶対に目を離しません。バスに乗ってからも荷物入れが開いている間は見張るようにしましょう。

支払いはデビッドカードを使う

少額でもカード払いできるよ

スペインに行く際、私はカードを3枚持ちます。2枚のクレジットカードと1枚のデビッドカードで、支払いは基本的にデビッドカードを使います。万が一があった時に被害を最小限に抑えられるから。

2枚のクレカは別々にしまっておき、ほとんど登場させません。完全に予備扱いです。デビッドカードが使えなかった経験はありません。

分かっていなくても早歩き

迷っても早歩きです。街中で地図を広げるのは「旅行者です」と言っているようなもの。ドロボウは必ずどこかで見ていると思った方が良いでしょう。

目的の場所が分からなくなってしまったら、バル、カフェ、スーパーや銀行などに入ってそこで地図を確認することをおすすめします。やむを得ず道で地図やスマホを出す場合は、必ず周囲を見渡してからにしてください。ぱっと確認してさっとしまう。これが条件です。

服装はシンプルに

旅行先でおしゃれをしたいものですがそこをぐっと抑え、シンプルな服装をおすすめします。良いレストランに行く時のみヒールやスカートに着替え、それ以外はTシャツにパンツ、スニーカーなどの目立たない服装を選択しましょう。

スペインの女性たちはあまりスカートを履きません。夜、クラブに出かける時などは思い切りおしゃれをしますが、平日昼間はとてもシンプル。スカートを履いているとそれだけで目立つような気がする。あと石畳なのでヒールは単純に歩きにくい。

声をかけられても立ち止まらない

駅はもっとも警戒すべき場所

スペインでは外国人であってもよく声をかけられます。バル内や有料の観光地で声をかけられるのは問題ありませんが、道や駅で急に声をかけられた時は警戒すべき。

特に若い人に声をかけられた時は、絶対に立ち止まりません。名前を聞いてきたり、どこから来たの?と言ってきたり、親しげに声をかけてくる人がいたらすぐその場から立ち去り、ついて来ていないか後ろを確認。万が一付ついてきていたら、すぐバルかカフェに逃げ込みましょう。

これ私の完全なる独断なのですが、スペインの人たちはとても人懐っこい。ですが、わざわざ英語で会話をしようとはしません。最初から英語で親しげに話しかけてくるのは怪しいと思っていた方がいいような気がします。

もちろんこの辺は人によるので、話をしても大丈夫な人か、問題ない場面かは個人の判断になります。私は道では立ち止まりません。

俺の後ろに立つな!を胸に刻む

バルはすし詰め状態

スペイン国内で行列に並んでいるわけでもないのに背後に立たれたら、警戒心をマックスまで上げる必要があります。特に駅。

私は切符を購入するのに並んでいる時、観光地で並んで入場を待っている時、後ろに人が来たら振り返って「Hola(こんにちは)」と声をかけるようにしています。これで変な人は大体いなくなるような気がしている。要するに「私は背後も警戒しています」感を出すんです。

会話なんてどうでもいい、喋れなくても振り返って声をかけるだけでドロボウにとってみれば十分ターゲット外になるかと思います。

ホテルでもスーツケースに鍵

防犯意識が防犯グッズより大切

宿泊先でどうするか、これはもう私は明確に線引きしています。

若者が多く宿泊する安いドミトリーは100%鍵をかけ、荷物とベッドを鍵付きのワイヤーで繋ぎます。何がなんでも絶対に鍵をかけて、荷物も必要な物を必要な時に取り出すのが鉄則です。

個人経営のオスタルも、パスポートや現金などの貴重品はスーツケースに入れて鍵をかけます。が、チェーンで繋ぐほどではないかな。今は口コミなどもたくさんあるし、割と安心して使っています。

ホテルになると、現金以外のものは特に気をつけていません。パスポートが狙われる!と言いますが、普通にホテルで働いている人たちは他人のパスポートに興味ありません。お金やクレジットカードなどは別なので見えるところに置きません。これは日本でも同じですね。

airb&bを利用する場合は何もかも一切気をつけていません!!日本にいるのと同じです。

夜11〜12時には宿泊先に帰る

宵っ張りのスペイン。夜、街に出てバルを巡ったり、おいしいレストランに行ったりするのはスペイン旅行の醍醐味です。ですが、夜11時頃にはホテルに戻るようにしましょう。

スペインの街中が人で溢れるのはだいたい夜の11時頃まで。多くの飲食店も10時から11時頃には閉店します。その後はお酒を飲むお店だったり、クラブだったりが開いていますが人通りは少なくなります。ホテルに戻って翌日の観光に備えるが吉です。

お酒は楽しく適量に

スペイン風肉だんごでお酒がすすむ

最後ね。お酒は楽しく適量に!これも重要ですね。スペインはお酒がとっても安く飲めるので、好きな人にとっては天国です。質の良いワイン、地方のビールがおいしい食事とともについついはずんでしまうもの。

しかしお酒を飲むとどうしても警戒心は薄れてしまうし、夜も遅くなりがちです。ほどほどに。スペインのバルは1杯だけ飲んで移動することも普通なので、飲み足りないならホテルの近くへ移動しながら途中でひっかけるのがおすすめです。

どうか楽しくよい旅を!

絶景だらけのスペイン

以上、長々と書き連ねてしまいましたが、本当にこれくらい警戒しています。残念ながら、日本とまったく同じようには振る舞えません。

しかし、ピリピリするほど気を張る必要もありません。観光地では存分に景色を楽しんで良いし、おいしい料理に感動してほしい。下心なく声をかけてくれる優しい人がほとんどです。

そんな優しいスペイン人たちが普段しているのと同じようにしていれば、ドロボウ被害は防げるはずです。荷物は置かない、カバンは前で持つ、スマホは出さない、これだけでも十分。

どうか、楽しくよい旅を!これはどうなの?不安なことがあったら、ぜひコメントしてくださいね。


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