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【実行編】イノベーションとは、簡単に。⑤「ビジョンの明確化」のポイント

前回、「目的の定義」をテーマとしました。
さて、今回は、次のフェーズである「ビジョンの明確化」のポイントに触れていきます。

上記のスライドもご用意しましたが、以下で補足していきます。まず、本投稿でのビジョンは「目的に紐づいた将来像」という意味合いです。
このタイミングで、ビジョンを描く理由は、進む方向の認識を持ち続けるために重要だからです。

特に、複数人のチームでの取り組みだと。なおさら重要です。
依然も少し触れましたが、新規価値を創出する際、前例なしで情報や考え方が複雑である場合が多く、進捗過程での計画差異や不測の事態が生じやすいです。結果として、各種計画の見直し(手段等)が迫られます。
そんなとき、進む方向の認識を持ち続けるための「共通の道しるべ(ビジョン)」を持っていないと、各種計画を見直ししていくなかで、チームの認識に齟齬が生じはじめます。
この状態で、チームの議論を重ねても、適切に計画を見直すことはできず、状況が更に苦しくなる負のスパイラルに陥るでしょう。恐らく、議論の過程で認識齟齬は広がるばかりです。

・・・とはいっても、ビジョンを描くことは難しいです。そこで、個人的なポイントとしては、以下を意識しております。
確かなビジョンを描こうとしない、確かでなくとも描く
・イメージ図で描く、ポイントだけを落とし込む
・進捗状況によって、適宜見直していく前提

完璧でなくともよい,ポイントだけでよい,後から見直してもよい・・・という意識で描いていくと、自ずとかたちになっていくと思います。
なお、イメージ図として、まとめていくことを個人的にはお勧めします。
この理由は、視覚的共有のほうが共通認識を持ちやすい。と実体験で感じているからです。(言葉や文字だと、各個人の頭で各々の解釈が生まれる場合が多いと感じているため)

では、次回以降も、フェーズを進めて、投稿していきます。


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