見出し画像

【実行編】イノベーションとは、簡単に。⑦「手段の実行」と「状況の把握」のポイント

前回、「手段の計画」をテーマとしました。
今回は、次のフェーズである「手段の実行」と「状況の把握」のポイントにまとめて触れていきたいと思います。本ポイントは、特にイノベーションならではの・・・観点が多いと思います。


上記のスライドもご用意しましたが、以下で補足していきます。
本フェーズでは、前フェーズである「手段の計画」に沿って、手段を実行していきます。もし、順調に手段を実行できて、滞りなく目標達成まで到達できるケースであれば、私からは言うことなしです。
なので、以下内容は、どちらかというと、難しい局面を迎えるケースの想定で記載していきます。

ちなみに、個人的な感覚として、上手くいかない新規価値創出は、以下のケースが多いです。
・手段の実行が目的にすり替わる
 (イノベーション以外でもあることだと思いますが)

・進捗状況に向き合わず、感覚的に進み続けている

手段を実行していくうちに、手段を実行することに囚われ始め、目的を見失う。そして、進捗状況から課題が生じていることは明らかなのに、状況と向き合わず、感覚的に進めてしまう。結果として、状況は更に悪化していく。このような状況は、個人的なイノベーションあるあるです。新規価値を創出したい!という強い想いがある分、このような事態に陥りやすいと捉えております。

そのため、「手段を実行しつつ、状況の把握に努め、違和感を感じたら立ち止まる」ということが非常に重要だと考えております。
特に「自分のやりたいこと」と「周囲のニーズ」がズレていた・・・というのは違和感あるあるだと認識しておりますので、個人的には「進捗状況から、ニーズの実態を捉えていく」という点を意識しております。

ここで、改めてになりますが、簡易フローの前提は以下です。
・いつでも、手段とビジョンを見直してよい
・状況を見失ったときは、目的に立ち返る

違和感を感じたら、躊躇せずに立ち止まる。状況に応じて、手段とビジョンを適宜見直していき、目的を見失わずに着実な達成を目指していく・・・という進め方を意識頂ければ幸いです。(見直しの頻度としては、手段の方が多い想定です)

さて、複数回にわたり、簡易フローに基づいた各フェーズのポイントに触れてきました。
次回は、各フェーズ毎ではなく、フロー全体を通じたポイントについて、投稿したいと思います。


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?