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【実行編】イノベーションとは、簡単に。⑧簡易フロー全体の留意点

前回までで、簡易フローに基づいた各フェーズのポイントに触れてきました。今回は、簡易フロー全体の留意点について、投稿したいと思います。

できることなら「○○をすれば、イノベーションは必ず上手くいくよ!」と記載したいところなのですが、それはなかなか難しく・・・力不足ですみません。私の実体験としては、取り組みの内容やメンバー構成等によって、上手くいくときのポイントはケースバイケースだと捉えております。

ただ、上手くいかないケースは、概ね近しい状態になっていることが多いと気づきました。
なので、今回は「こんなときは上手くいかないかも・・・」という具体的シーンを紹介していきます。これまでの投稿内容と重複している部分もあるかと思いますが、ご容赦くださいませ。

基本的には、上記のスライドに記載している内容の通りなのですが、一部補足していきます。
概ね、これまでの投稿で触れている内容かと思いますが「議論の論点が設定されていない」という観点は初登場かと思います。
これは、複数人のチームにおける、各フェーズの議論シーンをイメージしております。このシーンは、本当にあるあるなのですが、前例なしで情報や考え方が複雑なテーマだと、議論が発散し放題。正直、なかなか結論に到達しない・・・ということも。
そのため、円滑に取り組みを進めていくうえで、議論のファシリテートは非常に重要です。個人的には、議論をするシーンで以下を意識するようになってから、だいぶ楽になりました。

議論の順番は「大局から局所へ」「議論の前提と枠を決める」


なお、投稿の順番としては、後追いになってしまいましたが、これらの【特に陥りやすい】シーンはしっかりと踏まえたうえで、簡易フローを作成し、各フェーズのポイントをこれまで投稿してまいりました。
皆さんがイノベーションを進めていく際、これまでの投稿内容をしっかり踏まえて頂ければ「こんなときは上手くいかないかも・・・」のシーンに陥る可能性は少なくなると思っております。(ゼロになることはないですが)
少しでも参考になれば、大変幸いです。

では、次回は、ここまで触れられていない観点を「その他」として、投稿いたします。


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