TikTokで成功している大企業のアカウント5つを徹底解説
TikTokで成功する企業アカウントとは?
企業がTikTokでマーケティングするなら、企業感・広告感を消した投稿を心がけていくことが重要です。
企業のTikTokアカウントでは、流行の音楽やコンテンツを取り入れたトレンドを意識した投稿や、企業アカウントとは思えないギャップのある投稿が人気となっており、まずはそれらを徹底的に真似することがアカウント運用を成功させる近道になります。
ある程度アカウントが認知され、フォロワーを獲得することができたら、オリジナルな投稿を実践しながら「自社だけの色」を出していきましょう。
※「そもそもアカウントの開設方法が分からない」という方は、先にSI株式会社の現役SNSマーケターが作成した「TikTok始め方マニュアル」をご覧ください。
参考にしたいTikTok企業アカウント5選
それでは、企業がTikTokを運用する際に、参考にしていただきたいアカウントを5つ解説していきます。
「ドミノピザ」
ドミノピザは、TikTokに非常に力を入れている企業として有名です。トレンドをうまく自社の商品と掛け合わせて取り入れる同アカウントのテクニックには驚かされます。
同アカウントの注目ポイントは、コンテンツのユニークさです。ユーザーが想像もしないような「ユーモアあふれる投稿」が特徴的で、特に流行りの楽曲の空耳を使った動画は大反響を呼び、「こんな面白いの考えるのは誰だと思ったら公式ww」「公式さんほんと好きwww」といったようなコメントが多く寄せられました。
また、ユーザーから寄せられた質問やコメントに返信するコンテンツを投稿しており、ユーザーと積極的にコミュニケーションを取っている点もポイントです。視聴者とコミュニケーションを取ることで、ユーザーは「大企業なのに距離が近い」と親近感を抱き、アカウントのファン化につなげています。
広告特有の「カタさ」と相性が悪いTikTokのトレンドを押さえたアプローチによって、ブランドの好意度向上に成功しているといえるでしょう。
「ロート製薬」
スキンケア商品や目薬など、幅広い製品を扱うロート製薬。同アカウントの参考にすべき点は、トレンドやギャップのあるコンテンツを意識している点です。
大企業であるロート製薬は、一般的に「おカタい」イメージがありますが、そのイメージとはかけはなれたユーモアあふれる投稿が、ユーザーの間で話題を呼んでいます。
特に、自社商品を擬人化し、乙女ゲーム風にした投稿は、ユーザーのブランドに対するイメージを大きく裏切り、コメントでは「本当に公式?www」といったコメントが殺到しました。
ただ真面目に自社の商品の使用方法を紹介する動画だけでなく、企業が運用しているとは思えないような意外性のあるコンテンツを出すことで、ユーザーに親近感を抱かせ、認知度拡大や興味づけにつなげることができます。
「アイリスオーヤマ」
家電ブランドで有名なアイリスオーヤマのアカウントは、一般ユーザーへの溶け込みがうまいところにあります。
企業アカウントは、自社商品を前面に出すような動画が一般的ですが、同アカウントのメインコンテンツはなんと、一般ユーザーの間で投稿されるような「ライフハック動画」です。
日常生活で知っていると役に立つ豆知識動画には、ユーザーから賞賛のコメントが多く寄せられています。
コンテンツがまったく広告らしくないため、自然とブランドのPRとユーザーのファン化に成功している点が、非常に運用がうまいと感じるポイントです。
「スシロー」
スシローもTikTokマーケティングがうまい企業アカウントの一つ。流行のフォーマットをいち早くキャッチアップして取り入れているのが印象的です。
最近では、トレンドである「着替えていきます」のフォーマットをうまく活用した動画が話題となり、再生数は200万回を突破するほど多くのユーザーに拡散されました。
トレンドを取り入れることで、PR感をなくしてブランドや自社商品をアピールでき、さらには親近感を持たせることが可能になります。
企業アカウントはもともと「おカタい」イメージがあるため、このようにトレンドに乗るだけでもギャップが生まれ、ユーザーから高い評価を得やすくなります。
「銀のさら」
インパクトのあるテレビCMで有名な銀のさらですが、2021年4月からはTikTokでもCM投稿を開始しています。
他の大企業が投稿しているようなトレンドの楽曲やコンテンツを取り入れた動画はなく、投稿しているのは自社CMのみです。
TVからショート動画へと媒体が変わってもなお、CMの面白さとインパクトは薄れることがなく、引き続きユーザーの反響を呼んでいます。投稿された動画のうち4本がミリオン再生を突破しており、非常に多くのユーザーに視聴されました。
「銀のさら」らしさは残しつつ、時代の移り変わりに合わせてTVCMからTikTokでのCM投稿へとピボッドを行った企業戦略は非常に賢く、関心します。
記事のまとめ
企業のTikTok運用にお困りのみなさん、参考になりそうな情報は見つけられましたか?
TikTokは、今や「世界で最も拡散能力のあるSNS」といっても過言ではありません。今後ますます、ビジネス用途でTikTokへ参入する企業が増えていくことでしょう。
TikTokの運用方法をマスターすれば、自社の商品・サービスの認知拡大に絶大な効果を発揮してくれます。トレンドの波に乗り遅れないよう、いち早く着手することが重要です。
もしTikTokの運用でお困りのことがあれば、記事にコメントして教えてください。SI株式会社の現役SNSマーケターがコンテンツを製作し、運用をサポートできるよう情報を発信させていただきます。
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SI株式会社は、ヒカルやラファエルなど有名YouTuberを輩出したインフルエンサープロダクション・VAZのファウンダーであり、アジアを代表する30歳以下のリーダー「Forbes Asia Under30」Media, Marketing & Advertising 部門に選出された森泰輝が代表を務めるマーケティング・エージェンシーです。
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