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記事一覧

「見えた」樹々の間に白い河床がのぞいている。なんとなく足早になる。河原にでて、あわててすっ転ばないようにゆっくりと歩を進める。「なんて透きとおっているんだろう」橙や青の石の上を透明な水が流れていく。深みは明るい青に染まる。ブナの山をこえて降りたった渓。気持ちがあがる。2024/9

shuu.y
2日前

壁際の深みをねらってそっと毛鉤を落とす。ふいにほんの少し水面が割れて毛鉤が消えた。「ちっちゃそう」竿をあげて釣りあげようとすると、ぎゅぎゅっと持っていかれた。あれ? 力加減を調節しながら少しずつあげていく。手元に近づくと、きらきらと金色に光る堂々とした尺イワナだった。2024/9

shuu.y
8日前

峠を越えて溪に降り立つ。ここはいいんじゃないかと想像をふくらませていた。幕を張り、竿を持って流れに入る。いい型のイワナがくいついてくる。好ポイントが続く。楽しい時間。夕方はどしゃぶり。火を熾し、タープの下でゆっくりと過ごす。朝にはまたもとのような流れが戻ってきた。2024/9

shuu.y
9日前
+15

蝙蝠尾根

shuu.y
9日前

雨模様の館林美術館へ。フランソワ・ポンポンのまるみをおびたフォルムの動物たち、しろくま、ひぐま...イサム・ノグチのリスも楽しくてにやにやしてしまう。天気のせいか人は少なく静かにすごせた。野菜やワッフルもおいしかった。広々とした緑の美術館。また天気のいい日にこよ。2024/8

shuu.y
1か月前
1

「いい滝。」そっと近づく。手前から1匹2匹、なるべくさっと抜いて流れにもどす。いよいよ本命ポイント。すうっと魚影が奥からでてきて、陣取ったのが見えた。浮かしたり沈めたり、ねばる。「だめかな? 」いきなり、ぎゅぅっと引かれ、ぱしゃと魚体が。と思った瞬間、竿は軽くなった。2024/8

shuu.y
1か月前

きょうは人がはいったあとだったようだ。砂地に大きな足跡をみつけて、すこしがっかりした。それでもなんとか塩焼きするのにいいサイズを釣ることができた。じっくりとじんわりとていねいに遠火で焼いて、いただいた。2024/8

shuu.y
1か月前

枝沢にはいってみる。樹木が低く竿が振りにくそう。ひさしぶりにチョウチンテンカラをこころみる。長い竿に短い糸でぷらっと毛鉤をぶらさげる。魚がひそんでいそうな場所を探っていく。落ち込みの白泡の脇にそっと毛鉤を落とす。ガツン。と、いきなり引かれてどっきりした。2024/8

shuu.y
1か月前

前にきたのは白い季節の雪遊び。今は緑。褐色の沢。当たりはあったけれど、釣り上げられず。人が多いのかなと思いながら釣り上がる。大滝の前に先行者の姿。どおりで...。違う沢に入り直す。毛鉤が消え、釣りあげるとお腹の黄色も鮮やかなイワナ。あとはテンポよく楽しませてもらえた。2024/8

shuu.y
1か月前
1

ここはいそう...。そっと近づき毛鉤をとばす。深いグリーンの水面に、白い毛鉤がふわっと浮いて、流れにのった。と、ふっと消える。合わせるとグッと手応え。ゆっくりたぐってひきあげると、なかなか良型だ。「あれ、ヤマメ?」イワナしかいないと思っていたのでちょっとびっくり。2024/8

shuu.y
1か月前

森林限界を越えて稜線にでた。夜明け前の甲府の街のあかり。雲海は切れていて雲の切れ端が街のあかりにうっすらと光っている。山頂で日の出までゆっくりしようかとも思ったが、今日の行程はまだ長い。しばし休んで、すこし明るくなってきた道を先に進んだ。2024/7

shuu.y
1か月前
1

「ぽつっ」あっというまに土砂降りだ。あわててレインウェアをきる。降らないと思ってた。甘い。雷、風雨が強い。考え。引き返す。雨あがりの森を下っていくとコロコロと転がるように何かが。端でちいさなちいさな動物がなにかを齧っている。ひめねずみ? びっくりするほどかわいらしい。2024/7

shuu.y
2か月前

「矢の音」を歩いた。名前が気になったのと、下山した後にいってみたいレストランがあったので。沢沿いを登っていくと古い石像があった。弘文三年とある。昔から使っていた道なのだな。ペリー来航の年らしい。尾根にあがると風が吹きぬけてきてとても気持ちがよかった。2024年7月

shuu.y
2か月前
1

梅雨の晴れ間に双子池でキャンプ。ハンモック。早朝、雨池まで歩く。鳥たちの囀りがにぎやかだ。すぐ近くでコマドリの声が聞こえると思ったら、ほんのすぐそこの枝に。両足をふんばって、からだをふるわせながら、美しい声を出している。なんともかわいらしく、見入ってしまった。2024年7月

shuu.y
2か月前
2

落合から鶏冠山(黒川山)へ。とおったことのない道を歩こうと、山頂のあとは裂石への道をたどることにした。もうかなり暑いかと思っていたけれど、森にひんやりした風がとおりここちよい。ひさしぶりに地下タビ。びみょうな地面の凹凸を感じながらふんでいく。これもまたここちよい。2024年6月

shuu.y
3か月前

大混雑のバスを降りて、にぎやかな上日川峠から日川尾根への道に入る。とたんに緑のカラマツの静かな道。ハルゼミの声が森にひびいている。ブナの巨木の森を過ぎて源次郎岳。翌朝はにぎやかな鳥のさえずりに囲まれながら、緑の道を歩く。たっぷりの緑につつまれたハイクだった。2024年6月

shuu.y
3か月前

「見えた」樹々の間に白い河床がのぞいている。なんとなく足早になる。河原にでて、あわててすっ転ばないようにゆっくりと歩を進める。「なんて透きとおっているんだろう」橙や青の石の上を透明な水が流れていく。深みは明るい青に染まる。ブナの山をこえて降りたった渓。気持ちがあがる。2024/9

壁際の深みをねらってそっと毛鉤を落とす。ふいにほんの少し水面が割れて毛鉤が消えた。「ちっちゃそう」竿をあげて釣りあげようとすると、ぎゅぎゅっと持っていかれた。あれ? 力加減を調節しながら少しずつあげていく。手元に近づくと、きらきらと金色に光る堂々とした尺イワナだった。2024/9

峠を越えて溪に降り立つ。ここはいいんじゃないかと想像をふくらませていた。幕を張り、竿を持って流れに入る。いい型のイワナがくいついてくる。好ポイントが続く。楽しい時間。夕方はどしゃぶり。火を熾し、タープの下でゆっくりと過ごす。朝にはまたもとのような流れが戻ってきた。2024/9

雨模様の館林美術館へ。フランソワ・ポンポンのまるみをおびたフォルムの動物たち、しろくま、ひぐま...イサム・ノグチのリスも楽しくてにやにやしてしまう。天気のせいか人は少なく静かにすごせた。野菜やワッフルもおいしかった。広々とした緑の美術館。また天気のいい日にこよ。2024/8

「いい滝。」そっと近づく。手前から1匹2匹、なるべくさっと抜いて流れにもどす。いよいよ本命ポイント。すうっと魚影が奥からでてきて、陣取ったのが見えた。浮かしたり沈めたり、ねばる。「だめかな? 」いきなり、ぎゅぅっと引かれ、ぱしゃと魚体が。と思った瞬間、竿は軽くなった。2024/8

きょうは人がはいったあとだったようだ。砂地に大きな足跡をみつけて、すこしがっかりした。それでもなんとか塩焼きするのにいいサイズを釣ることができた。じっくりとじんわりとていねいに遠火で焼いて、いただいた。2024/8

枝沢にはいってみる。樹木が低く竿が振りにくそう。ひさしぶりにチョウチンテンカラをこころみる。長い竿に短い糸でぷらっと毛鉤をぶらさげる。魚がひそんでいそうな場所を探っていく。落ち込みの白泡の脇にそっと毛鉤を落とす。ガツン。と、いきなり引かれてどっきりした。2024/8

前にきたのは白い季節の雪遊び。今は緑。褐色の沢。当たりはあったけれど、釣り上げられず。人が多いのかなと思いながら釣り上がる。大滝の前に先行者の姿。どおりで...。違う沢に入り直す。毛鉤が消え、釣りあげるとお腹の黄色も鮮やかなイワナ。あとはテンポよく楽しませてもらえた。2024/8

ここはいそう...。そっと近づき毛鉤をとばす。深いグリーンの水面に、白い毛鉤がふわっと浮いて、流れにのった。と、ふっと消える。合わせるとグッと手応え。ゆっくりたぐってひきあげると、なかなか良型だ。「あれ、ヤマメ?」イワナしかいないと思っていたのでちょっとびっくり。2024/8

森林限界を越えて稜線にでた。夜明け前の甲府の街のあかり。雲海は切れていて雲の切れ端が街のあかりにうっすらと光っている。山頂で日の出までゆっくりしようかとも思ったが、今日の行程はまだ長い。しばし休んで、すこし明るくなってきた道を先に進んだ。2024/7

「ぽつっ」あっというまに土砂降りだ。あわててレインウェアをきる。降らないと思ってた。甘い。雷、風雨が強い。考え。引き返す。雨あがりの森を下っていくとコロコロと転がるように何かが。端でちいさなちいさな動物がなにかを齧っている。ひめねずみ? びっくりするほどかわいらしい。2024/7

「矢の音」を歩いた。名前が気になったのと、下山した後にいってみたいレストランがあったので。沢沿いを登っていくと古い石像があった。弘文三年とある。昔から使っていた道なのだな。ペリー来航の年らしい。尾根にあがると風が吹きぬけてきてとても気持ちがよかった。2024年7月

梅雨の晴れ間に双子池でキャンプ。ハンモック。早朝、雨池まで歩く。鳥たちの囀りがにぎやかだ。すぐ近くでコマドリの声が聞こえると思ったら、ほんのすぐそこの枝に。両足をふんばって、からだをふるわせながら、美しい声を出している。なんともかわいらしく、見入ってしまった。2024年7月

落合から鶏冠山(黒川山)へ。とおったことのない道を歩こうと、山頂のあとは裂石への道をたどることにした。もうかなり暑いかと思っていたけれど、森にひんやりした風がとおりここちよい。ひさしぶりに地下タビ。びみょうな地面の凹凸を感じながらふんでいく。これもまたここちよい。2024年6月

大混雑のバスを降りて、にぎやかな上日川峠から日川尾根への道に入る。とたんに緑のカラマツの静かな道。ハルゼミの声が森にひびいている。ブナの巨木の森を過ぎて源次郎岳。翌朝はにぎやかな鳥のさえずりに囲まれながら、緑の道を歩く。たっぷりの緑につつまれたハイクだった。2024年6月