マガジンのカバー画像

Mountain trip

46
山旅。
運営しているクリエイター

記事一覧

インバウンドのひとたちでにぎわう河口湖駅からバスにゆられて芦川へ。春日山へと登る。紅葉というにはまだまだ早いけれど、ほんのり色づいてきた樹々もまたいいものだ。滝戸山を越えて甲府盆地に降りていく。きれいな百匁柿がたわわになっていた。2024/10

笹子峠を越えて尾根を登る。樹々の間から甲府盆地が見えてきた。ナットウ箱山なんていう変わった名前の山を越えると、達沢山に到着した。あまり踏まれていない感じの道を登り下りして蜂峰山を越えるとぶどう畑に降りてきた。雲の切れ間から南アが頭を出し、夕方の光がさしこんできた。2024/10

シーズン最後は、渓流釣りをはじめた沢へ。C&Rの沢になっていた。そのせいなのか魚はいるが賢くも毛鉤を見きってくる。ここはけっこういたんだけどなというポイントにいってみた。ふっと毛鉤が消える。大切にていねいに釣り上げた。小さいけれどきれいな魚だった。2024/10

「見えた」樹々の間に白い河床がのぞいている。なんとなく足早になる。河原にでて、あわててすっ転ばないようにゆっくりと歩を進める。「なんて透きとおっているんだろう」橙や青の石の上を透明な水が流れていく。深みは明るい青に染まる。ブナの山をこえて降りたった渓。気持ちがあがる。2024/9

壁際の深みをねらってそっと毛鉤を落とす。ふいにほんの少し水面が割れて毛鉤が消えた。「ちっちゃそう」竿をあげて釣りあげようとすると、ぎゅぎゅっと持っていかれた。あれ? 力加減を調節しながら少しずつあげていく。手元に近づくと、きらきらと金色に光る堂々とした尺イワナだった。2024/9

峠を越えて溪に降り立つ。ここはいいんじゃないかと想像をふくらませていた。幕を張り、竿を持って流れに入る。いい型のイワナがくいついてくる。好ポイントが続く。楽しい時間。夕方はどしゃぶり。火を熾し、タープの下でゆっくりと過ごす。朝にはまたもとのような流れが戻ってきた。2024/9

「いい滝。」そっと近づく。手前から1匹2匹、なるべくさっと抜いて流れにもどす。いよいよ本命ポイント。すうっと魚影が奥からでてきて、陣取ったのが見えた。浮かしたり沈めたり、ねばる。「だめかな? 」いきなり、ぎゅぅっと引かれ、ぱしゃと魚体が。と思った瞬間、竿は軽くなった。2024/8

きょうは人がはいったあとだったようだ。砂地に大きな足跡をみつけて、すこしがっかりした。それでもなんとか塩焼きするのにいいサイズを釣ることができた。じっくりとじんわりとていねいに遠火で焼いて、いただいた。2024/8

枝沢にはいってみる。樹木が低く竿が振りにくそう。ひさしぶりにチョウチンテンカラをこころみる。長い竿に短い糸でぷらっと毛鉤をぶらさげる。魚がひそんでいそうな場所を探っていく。落ち込みの白泡の脇にそっと毛鉤を落とす。ガツン。と、いきなり引かれてどっきりした。2024/8

前にきたのは白い季節の雪遊び。今は緑。褐色の沢。当たりはあったけれど、釣り上げられず。人が多いのかなと思いながら釣り上がる。大滝の前に先行者の姿。どおりで...。違う沢に入り直す。毛鉤が消え、釣りあげるとお腹の黄色も鮮やかなイワナ。あとはテンポよく楽しませてもらえた。2024/8

ここはいそう...。そっと近づき毛鉤をとばす。深いグリーンの水面に、白い毛鉤がふわっと浮いて、流れにのった。と、ふっと消える。合わせるとグッと手応え。ゆっくりたぐってひきあげると、なかなか良型だ。「あれ、ヤマメ?」イワナしかいないと思っていたのでちょっとびっくり。2024/8

森林限界を越えて稜線にでた。夜明け前の甲府の街のあかり。雲海は切れていて雲の切れ端が街のあかりにうっすらと光っている。山頂で日の出までゆっくりしようかとも思ったが、今日の行程はまだ長い。しばし休んで、すこし明るくなってきた道を先に進んだ。2024/7