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経営戦略の話 〜 はんこ屋さんが潰れるのは仕方ないのか?
「ハンコをすぐなくしたい。ただハンコを押したという事実が必要なケースは、すぐにでもなくしてしまいたい」
河野行革担当大臣のさっそくの行革施策、「ハンコをなくしたい」という発言は「はんこ業界」に大きな波紋を呼んでいるようですね。
では、はんこ屋さんはこのまま滅びるしかないんでしょうか?
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こんにちは。さかい@ひとり型事業家の経営戦略です。
今日は「はんこ業界」を事例にした経営戦略の話、、、もはや人生戦略の話を。
はんこ制度がなくなると仕事がなくなる・・・
ちょっと検索するとこの手の記事がたくさん出てくるようです。
一部を引用します。
Q.ハンコの売れ行きってどうなんでしょうか?
「うーん、ない。給付金を貰うために身分証明的なことで、印鑑登録する方がちょいちょいいましたけれども、もうだんだんなくなってきて、普通の大きい会社もハンコ自体を使わなくなってきている節があるので、本当に仕事がなくなってきてます。ゴム印とかはあるかもしれないけど、それだと食べていけないから…。どうしようもないけど困ったなぁ!」
・・・どう思いますか?
仕事がなくなるのを指をくわえてみていた事業者の末路
えーと、まず大前提として、この記述はもちろん記者さんが書いたものでしょうから発言者が本当にそう言っているのかもわからないし(そもそも存在するかもわからない)、本当の意図も不明ですが、ここでは字面通り受け取ることとしています。その上での話として・・・
この方は「本当に仕事がなくなってきてます」なんて言ってますけど・・・
で、あなたはそれに対して何をしていたの?何をしてきたの?
個人的にはこれに尽きると思います。
はんこ文化が廃れてきているなんてことは、この数ヶ月で出てきた話じゃないはずです。もう何年も前から世間一般で感じられていた空気だし、ましてやはんこ業界にいる当事者であれば、そんなことは僕ら門外漢が感じる、そのはるか以前からわかっていたはずだし、わかっているべきです。
それなのに? いまになって「困ったなぁ!」って? 「どうしようもないけど」って?
・・・ぶっちゃけ、自業自得だろ、っていう感想しか出ません。申し訳ないけど同情する気にもなれません。
これから半年でいまの事業がなくなると思え
これは僕が一緒にお仕事をさせてもらっている方に教えてもらったことですが、その方は常にこう考えているそうです。
「いまの事業の売上があと半年でゼロになるとしたら、どうするのか? あと半年でいまの事業をやめなくてはならない、そうなった時にどうするのか? これを常に念頭において“次の戦略”を立てておくべき」
こう教えてもらった時はとても衝撃的でした。
僕にもメインとなる事業はあって、いまの売上のほとんどはその事業から来ているわけですが、もし半年後にこの事業が立ち行かなくなるとしたら、それがわかっているとしたら・・・
どうする?
この事業の売上がゼロになっても困らないように他の事業、収入の柱を今から作っておくべきです。
『常に備えろ』
これはあらゆる事業者が心に留めておくべき考え方じゃないでしょうか。
はんこ業界なんて河野大臣の発言でにわかにフィーチャーされていますが、実は同じような状況の業界は他にもたくさんあるはずです。もしかしたらあなたの業界もそうかもしれない?
だとしたら、どうするか?
冒頭に挙げたはんこ屋さんみたいに、その時になって「どうしようもないけど、困ったなぁ!」なんて間抜けな発言をする?
そんなの、たまったもんじゃないですよね。
常に次に備える。
基本ですが、重要です。備えておきましょう。
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さかい
P.S.
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