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シチリア③〜パレルモから行く、美しき海沿いの街チェファルー〜

パレルモ市街の観光を終え、周辺の街をバスや電車で巡る。今回は、パレルモからほど近い海沿いの街「チェファルー」を訪れた。


パレルモを飛び出して

チェファルーは、シチリア島の北海岸に位置し、パレルモ中央駅から電車で1時間ほどの場所にある。

ヨーロッパでは有名なリゾート地として知られていて、名作映画「ニューシネマパラダイス」のロケ地でもあるらしい。

当日は、パレルモ中央駅から電車でチェファルーへ。

ユーレイルパスをしばらくインターネットに繋いでいなかったので、認証が切れて使えなくなっていた。

駅のWi-Fiを利用して認証し直そうと思ったが、これがなかなかつながらない…。

乗車時間が迫っていたため、これまで使わずにいたスマホのデータローミング機能をオンにし、無事認証完了。

ここまでWi-Fiのみ縛りをしていたけど、「絶対に使わない」と決めていたわけではなかった。

後々、契約している楽天モバイルの利用記録を見てみると少し使ったくらいでは、全くギガを使わないことがわかった。

それにしてもイタリアの駅にあるWi-Fiはつながらないことが多い気がする。

チェファルビーチ

チェファル駅に到着後、駅から徒歩10分ほどの「チェファルビーチ」に向かった。

ビーチは、シチリア島でも有数の美しい砂浜が続いており、青いビーチパラソルがリゾート感を増している。

この日は、5月中旬ということで少し肌寒さを感じたものの海風が気持ちいい。

まさにリゾート

砂浜を歩きながら海をぼーっと眺める。

海辺を走る人たち

浜辺から突き出している埠頭まで行くと海側から街の様子が見える。

観覧車が見える

海沿いから街の方に入っていくと様々なところから海に通じる道があり、秘密の場所を発見したような気持ちになった。

写真撮影スポット
突然現れた入り口
海に続いている

海沿いのレストランがおすすめ

お昼は、海が真横にある眺望の良いレストランに入った。

テラス席には謎の像が

ご当地料理がわからなかったので、魚のフライと野菜の盛り合わせ的なものを頼んだ。

これがとても美味しかった。

シンプルだけど美味しい

あまり食事に気をつかうほうではないけど、海を眺めながらゆったりと昼食を楽しむことができた。

旧市街地を歩く

かつては小さな漁村だったというチェファルー。

チェファル大聖堂前

実際に歩いてみると小さな路地がたくさんあり、ちょっとした迷路のようだ。

生活感

路地の階段に花が飾られていたり、可愛らしい風景がそこかしこに広がっている。

なんだろう

路地を歩いている人混みにカメラを向ければ、映画のワンシーンさながらの魅惑的な瞬間を切る取ることもできそうだ。

何気ない一コマ

帰り道

チェファルーに行った日は、恐ろしく風が強かった。

多くの観光客が吹き荒れる風に悩まされ、早めに帰宅の途につく中、自分もその列に加わった。

パレルモへ帰る電車では、小型なイタリアおじいさんが目の前に座っていて、なんとなくおじいさんに電車の行き先を訪ねてみた。

おじいさんは、ジャスチャーを交えつつ「歯がないから喋れない」みたいなことを言い、ポロっと入れ歯を外してみせた。

反射的に「すいません」とイタリア語で謝ると、隣の席にいたおばさんが爆笑していた。

夕食は、パレルモのホテル付近にあるピザ屋さんへ。

コーラ

いかにも地元民しかこなさそうな店では、スキンヘッドのマスターがとても優しくしてくれ、食事を終えて幸せな気分でホテルに帰った。

あとがき

日記を読み返すとこんなことが書いてあった。

ピザを食べ終わりホテルへの帰り道でふと思った。
この旅でたくさんの思い出を作っているけど、やっぱり旅して良かった。
最高の時間を過ごし、最高の思い出を作っていると改めて確信した。

やっぱりシチリアは、そう思わせてくれるほど良い場所なんだ。

チェファルーも適当にぶらついただけだったけど、最高に楽しかった記憶がある。

次でシチリアもラスト。

「トラパニ」への観光バスツアーだ。





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