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ヨーロッパ周遊とモロッコからサハラ砂漠の回顧録/写真・映像カメラマン/岩手県出身/仙台…

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ヨーロッパ周遊とモロッコからサハラ砂漠の回顧録/写真・映像カメラマン/岩手県出身/仙台市在住/31歳男性/読書・旅行・ギター・カメラ/たまに詩を書きます

マガジン

  • 日記と写真で辿るサハラへの旅

    あなたの冒険はなんですか? イギリス・ロンドンから始まり、モロッコのサハラ砂漠を目指した一人旅。 スマホに書いた日記と撮り溜めた写真を頼りに旅の記憶をたどる。 おおよそ週一回更新。 2ヶ月半にわたる旅の先にあったのは、求めていたものだったのか。 改めて考えてみたい。

最近の記事

スペイン②〜バルセロナは綺麗な街〜

スペイン・バルセロナでスコットランド人のポールさんと知り合った。ふとした出会いからふたりで街を観光することになり、気楽な街歩きが始まった。 何だか気のいい街バルセロナコロニア・グエル教会を後にした一行は、市内に戻って街をぶらぶら歩き出した。 「バルセロナは、ゴミが落ちてなくて綺麗だね」。 ふたりともそこに関しては、意見が一致した。 公共交通機関も使いやすく、道路も碁盤の目のようでわかりやすい。 おまけに街が綺麗で人も優しく感じる。 良いことだらけだ。 街の至る所

    • スペイン①〜バルセロナは出会いの街〜

      ギリシャのサントリーニ島を離れ、一路スペイン・バルセロナへ。旅も佳境に入り、終わりに向けて加速していく。 さらばサントリーニ島まだ太陽も出ていない早朝。 ギリシャ・サントリーニ島のホステルからタクシーに乗って空港に向かう。 小さな空港につくとチェックインを済ませ、1人ベンチに佇む。 飛行機は、午前7時30分ごろにアテネ空港へ出発した。 アテネ空港に到着後、そのままバルセロナ行きの飛行機に乗り換える。 バルセロナ行きの便は、チェックインがグダグダだったり、出発が遅れ

      • ギリシャ⑥〜火山島温泉で寒中水泳〜

        サントリーニ島で楽しみにしていたことがひとつある。それは火山島クルーズと温泉だ。温泉と聞けば、日本人なら入らないわけにはいかない。 火山島へホテルの最寄りから火山島に行く船が出港するアティニオス港にバスで向かった。 港からは二階建てのクルーズ船に乗り、活火山の島ネア・カメニ島へ。 サントリーニ島のフィラから船で20分ほどに位置するネア・カメニ島に到着すると火口まで急斜面をハイキングした。 照りつける日差しを受けながらゴツゴツとした岩だらけの地面を進むのは、結構大変だ。

        • ギリシャ⑤〜アクロティリ遺跡・レッドビーチ・夜景〜

          サントリーニ島の南西にあるアクロティリにバスで向かい、アクロティリ遺跡とレッドビーチを心ゆくまで楽しんだ。 意外とどこでもすぐ着くサントリーニ島は地図で見ると三日月型をしている。 以前書いたが、島の移動手段はバスまたはタクシー。 島の正確な大きさを知らなかったので、バスだと移動に時間がかかると思っていた。 しかし、実際にバスで移動してみるとどこにいくにもそんなに時間はかからない。 感覚的には、イタリアのカプリ島みたいな規模感だ。 フィラからアクロティリまでバスに乗

        スペイン②〜バルセロナは綺麗な街〜

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        • 日記と写真で辿るサハラへの旅
          44本

        記事

          ギリシャ④〜なんとなくサントリーニ島〜

          メテオラからアテネに戻ると一息入れる間もなくアテネ空港へ直行し、サントリーニ島に向かった。 空港からサントリーニ島へメテオラから電車でアテネに帰ってくると時刻は夜の10時を回っていた。 すぐにホステルの荷物をピックアップし、休む間もなく電車でアテネ空港へ。 飛行機の出発時間は約5時間後だ。 それまで空港のベンチで待つことに。 ひとりでベンチに座っていると向かいの席に2組の陽気なおばちゃんが座った。 彼女たちはもうサントリーニ島に行った後らしく、サントリーニの情報を

          ギリシャ④〜なんとなくサントリーニ島〜

          ギリシャ③〜嵐のようなメテオラ日帰り弾丸ツアー〜

          アテネから電車でメテオラに行き、観光スポットをバスツアーで巡った。過密な日帰り弾丸ツアーは大変だったがとても充実していた。 アテネからメテオラにアテネからメテオラは、鉄道で4〜5時間くらいかかるため、ギリシャ到着前は行くかどうか迷っていた。 しかし、ギリシャに着いてしまえば、「ここまで来たら行くしかない」という気持ちが余裕で勝つに決まっている。 気づけばアテネ発メテオラ行きの日帰りツアーを予約していた。 当日はアテネのラリッサ駅を早朝に出発し、4〜5時間ほどでメテオラ

          ギリシャ③〜嵐のようなメテオラ日帰り弾丸ツアー〜

          ギリシャ②〜アテネの街と近代オリンピック〜

          アクロポリスの丘の周辺を巡り、古代ギリシャの雰囲気を感じた。 次は、アテネ市内をバスや徒歩でいく。 アテネの街いつもの観光バスに乗り、街を適当にぶらり。 Hop-on Hop-offバスは、前回乗った時のレシートを見せると半額になるので、お得に利用することができた。 バスには4つの路線があり、市内から郊外までの幅広いエリアをつないでいる。 どのバスに乗ろうか迷ったすえ、市内を各所を巡る路線と郊外の有名なビーチなどに立ち寄る路線に乗ることにした。 パナティナイコ競技場

          ギリシャ②〜アテネの街と近代オリンピック〜

          ギリシャ①〜アクロポリスの丘に立つ〜

          シチリアからナポリを経由してギリシャに向かう。 旅の折り返し地点を通過したような気がした。 シチリア〜ナポリシチリアのパレルモで宿泊していたホテルをチェックアウト。 気さくな受付のお兄さんに別れを告げ、ナポリ行きの夜行フェリーが出る港に向かった。 フェリー乗り場に早めに着いたので、木陰のベンチに腰掛けていると目の前に1台の自転車が止まった。 「僕を覚えている?」と自転車にまたがったお兄さんが声を掛けてきたため、少しびっくり。 はじめはまったくピンとこなかったけど、お

          ギリシャ①〜アクロポリスの丘に立つ〜

          シチリア④〜パレルモ発バスで巡るトラーパニ〜

          シチリア最後の旅は「トラーパニ」へのバスツアー。パレルモを出発して遺跡や塩田を訪ね、クスクスを食べる。 シチリア島最西端の街シチリア島西部に位置する「トラーパニ」。 アフリカ大陸に近い地理的要因もあってか、アフリカの伝統料理クスクスが食べられるなどアフリカとイタリア文化が混じり合った都市だ。 さらにトラーパニといえば塩田、と言われるほど塩田が有名らしい。 そんなトラーパニを8時間のバスツアーで巡ってみた。 当日は、昨晩寝つきが悪かった割には元気が良く、集合場所のマッ

          シチリア④〜パレルモ発バスで巡るトラーパニ〜

          シチリア③〜パレルモから行く、美しき海沿いの街チェファルー〜

          パレルモ市街の観光を終え、周辺の街をバスや電車で巡る。今回は、パレルモからほど近い海沿いの街「チェファルー」を訪れた。 パレルモを飛び出してチェファルーは、シチリア島の北海岸に位置し、パレルモ中央駅から電車で1時間ほどの場所にある。 ヨーロッパでは有名なリゾート地として知られていて、名作映画「ニューシネマパラダイス」のロケ地でもあるらしい。 当日は、パレルモ中央駅から電車でチェファルーへ。 ユーレイルパスをしばらくインターネットに繋いでいなかったので、認証が切れて使え

          シチリア③〜パレルモから行く、美しき海沿いの街チェファルー〜

          シチリア②〜旧市街とモンレアーレの街

          旧市街あたりを中心にぶらり旅。 山の上にある黄金に包まれた大聖堂にも足を伸ばした。 パレルモ大聖堂旧市街にあるパレルモで一番大きな大聖堂。外観は、お城のような雰囲気があり、茶色がかった外壁の色が歴史を感じさせる。内部は、装飾が少なく素朴な印象。大勢の観光客が押し寄せ、賑やかな場所だった。 大聖堂を見学していると何やら見覚えのある初老の男性を見かけた。こちらの視線に気がつくと男性はこっちを向いて笑いかけてくれた。「あ、思い出した」。この人は、フェリーで同室だったおじさんだっ

          シチリア②〜旧市街とモンレアーレの街

          シチリア①〜最大都市・パレルモの魅力〜

          ナポリの街は十分に楽しんだ。 それではシチリアに行こう。 フェリーでシチリア島へナポリの街ぶらと教会巡りを終え、ホテルに戻って荷物をピックアップした。ナポリ港にあるシチリア行きのフェリー乗り場に午後4時30分に到着。ネットで購入したチケットを窓口で引き換え、乗船時間まで待合室の椅子に腰掛けて過ごした。 午後6時、アメリカ出身のおばちゃんたちと談笑していると乗船手続きが始まった。こんな大きなフェリーに乗るのは初めてなので、少しウキウキしながら船内を探検。スタッフのおじさんに

          シチリア①〜最大都市・パレルモの魅力〜

          ナポリ③〜街ぶら、教会巡りも悪くない〜

          日帰りでカプリ島観光を楽しみ、再びナポリの街へ。 今日は夜行フェリーでシチリアに行く。 昼間は適当に街をぶらついて時間を潰そうなんて思っていた。 街歩きシチリア行きの夜行フェリーは、午後8時にナポリ港を出発する。 午前中はホテルのチェックアウトを済ませて市内観光へ。 ホテルに夕方まで荷物を預けられることにして身軽なまま街に繰り出した。 ナポリ中央駅付近のホテルからアレッサンドロ・ポエトリ通りへ歩き始める。 しばらく歩くと「カプアーナ門」のあたりで雨が降ってきた。 雨脚が強

          ナポリ③〜街ぶら、教会巡りも悪くない〜

          カプリ島〜雨の日に行くのはどうなの〜

          ナポリを拠点にしていろんな場所を回る日々。 今回は青の洞窟で有名な「カプリ島」にいく。 天候は雨。雲行きが怪しい。 フェリーでカプリ島へ早朝、まだ人通りの少ないナポリ中央駅から地下鉄に乗り、港を目指す。ナポリとカプリ島を結ぶ船は、大型フェリー、高速船、水中翼船の3種類あり、今回はSNAV社が運行する水中翼船で島に渡る。 水中翼船は、カプリ島に50分ほどで到着する最速の船でヌーヴォー城近くのベヴェレッロ港から出港する。最寄駅で地下鉄を降り、道中で買ったパンを齧りながらフェリ

          カプリ島〜雨の日に行くのはどうなの〜

          ナポリ②〜迷うなかれポンペイ〜

          ナポリ近郊にある「ポンペイ」へ。 火山の噴火により失われた町は想像より遥かに大きかった。 ナポリからポンペイへポンペイには、ナポリ中央駅からチルクムヴェスヴィアーナ鉄道を利用した。 午前中の早い時間にもかかわらず、チケット売り場は忙しい。 列に並んでようやく自分の番が来ると「ポンペイ」とスタッフに告げる。 英語で内容を伝えたが、「ポンペイ」の一言でこちらの意図が通じてしまう。 購入後、観光客でごった返すホームに降り立ち、ソレント行きの電車を待つ。 乗車して40分ほどで着く

          ナポリ②〜迷うなかれポンペイ〜

          ナポリ〜ゲーテが愛した土地とは〜

          濃厚な日々を過ごしたローマから次の目的地・ナポリへ。 ドイツの文豪ゲーテが残した言葉「ナポリを見てから死ね」はとても有名だ。 一体どんな景色が見られるのか、気持ちが高鳴る。 ナポリの駅はどちらローマ・テルミニ駅からナポリを目指し、意気揚々と電車に乗り込む。 しかし、電車に乗って早々チケットを間違えて買っていたことに気が付く。 この電車は、ナポリ・アフラゴーラ駅に着くものだ。 本来であれば、街の中心地にあるナポリ・セントラル駅が目指す場所だった。 しかし、駅名に同じく「ナポ

          ナポリ〜ゲーテが愛した土地とは〜