見出し画像

ナポリ③〜街ぶら、教会巡りも悪くない〜

日帰りでカプリ島観光を楽しみ、再びナポリの街へ。
今日は夜行フェリーでシチリアに行く。
昼間は適当に街をぶらついて時間を潰そうなんて思っていた。


街歩き

シチリア行きの夜行フェリーは、午後8時にナポリ港を出発する。
午前中はホテルのチェックアウトを済ませて市内観光へ。
ホテルに夕方まで荷物を預けられることにして身軽なまま街に繰り出した。

ナポリ中央駅付近のホテルからアレッサンドロ・ポエトリ通りへ歩き始める。
しばらく歩くと「カプアーナ門」のあたりで雨が降ってきた。
雨脚が強くなってきたので近くの教会で雨宿りさせてもらうことに。

サンタ・カテリーナ・ア・フォルミエッロ教会

軒下を借りる人々

雨宿りのために入らせてもらった教会。
街の小規模な教会といった雰囲気で内部は驚くほど静かだ。
後列の長椅子に腰掛け、しばらく心を落ち着ける。

たまには一休みも必要

同じように雨宿りにきた観光客や地元民が椅子に座っている。
みな一様に静寂に身を預けているようだった。
数分後に雨が上がる頃、人々がポツリポツリと立ち上がり去っていった。

サンタ・マリア・アッスンタ大聖堂

迫力がある

大きくて見応えがある教会。内部の装飾がとても美しい。
天井は絵画を並べたような模様になっていて、寝転んで鑑賞したい気持ちに。
ドーム型の構造付近は天井からびっしりと壁画に覆われていた。

見学者も多い
絵画が並んだような天井
ドーム型の天井に絵がびっしり

奥には、サン・ピエトロ大聖堂で見たようなモニュメントもあった。
内部にはいくつかの部屋があり、どの部屋も素晴らしい仕上がりだ。
教会ではあるけど、美術館を見学している気分になっていた。

美しい構図
この部屋も素晴らしかった
これは一見の価値あり
別の部屋の天井
たくさんの肖像画がある
特徴的なモニュメント

サンジョルジュマッジョーレ教会

たまたまふらっと入った教会。
質素な街の教会といった面持ちでゆっくりとした時間が流れる。
内部から入口を振り返ると歴史ある柱やレンガ造りの構造を見ることができる。

ここも穏やかな雰囲気
この出立ちが好き

サン・ドメニコ・マッジョーレ広場、教会

賑わっている広場
外から見ると要塞のようだ

サン・ドメニコのオベリスクが印象的な広場に辿り着いた。
奥には要塞のようなサン・ドメニコ・マッジョーレ教会が見える。
内部は一部工事中だったけど、素晴らしいパイプオルガンを見た。

真正面から綺麗に撮れた

教会の中には、歴史的価値のある品が収められた聖具室もある。
有料エリアになるので入場するのにお金がかかるけど、一見の価値あり。
自分的には内部空間の雰囲気が好きなので割とおすすめ。

落ち着いた内装
上には見事な天井画
引き出しを開けて自由に見ることができる

サンタ・キアラ教会

入り口から見上げた

ナポリの下町、スパッカ・ナポリ通りに面した教会。
すっきりとした大空間が広がり、シンプルな美しさがある。
美しいステンドグラスと歴史を感じさせる祭壇が印象的だった。

柱がないのですっきりした印象
ステンドグラス
奥にある祭壇

自分はスルーしてしまったけど、後で調べたら中庭も素晴らしいということ。
大空間のほうに目を奪われて中に気づかなかったのは失策。
適当に歩いていると気づかずに通り過ぎてしまったものも多い。

ジェズ・ヌオーヴォ教会

不思議な壁

魚の鱗のような外壁が目を引く教会。
外観とは裏腹に内部はびっしりと装飾が施された歴史ある雰囲気を感じる。
天井や祭壇など精緻に作り込まれた内部構造が一つの芸術品のようだ。

作り込まれている感じ
黄色の天井は何故か魅力的
祭壇

ちょっこら地下探検

午前中のうちに教会巡りをひと段落させ、再び地下探検へ。
街を歩いている時にこの前とは違う場所を見つけてしまい、なんとなく入った。
それほど気に入っていたらしい。

貯水施設だったかな

あとがき

やっぱり街ブラは楽しい。見逃したところはありそうだけど、それはそれ。割と見たい場所を決めていくことも多いけど、時々まったくの無計画で歩き出す感覚がたまらない。

ナポリの街は見るところが多かったけど、だいぶ満喫したと思う。時間はいくらあっても足りないとつくづく感じる。でも、そのときの感覚としては、やり切った気持ちを感じることが多い。

こうして振り返っていると改めて世界には見尽くせないほど見るものがある。

次の目的地は「シチリア」。
楽しい思い出しかない場所になり、住むとしたらここを選ぶ。
そんなお気に入りの土地だ。

この記事が参加している募集

一度は行きたいあの場所

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?