6月2日(日)小潮 和歌山市の田ノ浦漁港へ釣りに行った。 朝から昼間は釣れたことがないこの場所へ到着したのが7時半。 いつもは入れない漁港のゲート前におっちゃんがいて800円払えば、 釣り場の傍に車を横付け可能。 おっちゃん曰く「土日祝とお盆だけやけどな」 ゲートをくぐった後、昼ご飯を買い忘れていたことに気付く。 領収書を提示すれば出入りは自由らしい。 ま、腹が減った時に考えよう。 家族連れで賑わう隙間に陣取り、糸を垂らす。 ・・・釣れない。 嫁がスズメダイをかけるのみ。 ま
四月末から五月初めは三連休三勤四連休だった(暦通り)。 七日間の休みの内、三日間は学童野球、残りの四日間を高校野球観戦。 休日七連球だったことになる。 高校野球はと言えば、各地で春季大会が行われていて、 息子が通う高校がある県も黄金週間に優勝校が決まる日程だった。 シードさえ取れれば、あとは「お試し」的な要素もある春季。 だが、勝つに越したことはないし、勝てば大いに喜ばしいことだ。 スタンドからは、泥臭く勝ちに拘っていたようにみえた。 たくさんの喜びを与えてくれた今大会。
学童野球の最高峰の大会、通称マクド杯。 都道府県代表チームで日本一を争う。 その末端の大会がここ2週間ほどの土日で開催された。 県大会出場チームを決める、いわゆる、ブロック予選だ。 参加11チームの内、3チームに出場権が与えられる。 まず最初に、兎にも角にも、一番重要な「組み合わせ」。 コロナ禍以来久々に主将がくじを引くことになった抽選会。 試合以上に緊張しているように見えた主将が2番を引く。 その後、一度負けた相手、因縁の相手、やりたくない相手が 悉く反対側の山に組み込ま
生のお筝を聞いたことがあっただろうか? 記憶を辿ってみて心に当たるのは、10年ほど前の春。 平安神宮へ枝垂れ桜を見に行った時、東神苑舞台で演奏されていた ・・・のが、お箏だったのかどうか。 そんな程度の知識で、出会ってしまったアニメ「この音とまれ!」 全二十六話を一気に見てしまった。 廃部寸前の筝曲部に巷で有名は不良少年と天才箏少女がやってきた。 様々な家庭環境を抱えつつ出会った仲間たちとともに箏の練習に打ち込み、 全国大会を目指す物語。 最後にみんなで演奏したシーン、 「
ストライク、 ボール、 ボール、 ストライク。 2ボール2ストライクからの5球目、インコースに来たスライダー。 きれいに振り抜くと、バットは「コツ~ン」と乾いた音を立てた。 風が打球を右中間のフェンス手前まで持っていく。 応援席は、打球を目で追うあいだ静まり返っていたが、 右翼手が横っ飛びした先を打球が抜けた瞬間、大歓声(100人ほど)。 2塁ベース上でガッツポーズをしている背番号「17」。 高校での公式戦初打席初安打初打点。 強豪相手、2点を追う6回一死二塁の場面、代打
目標としてきた大会が近づくにつれ、チームの状態も上がってきた。 県内でも指折りの好投手を攻略し、勝利をもぎ取ることもできた。 強豪チームとも息詰まる接戦ができるようになってきた。 延長タイブレイクまでもつれ込んだ招待試合準決勝で惜敗した際も 悔しい顔をしながら「でも、楽しかった!」と選手たちは口を揃えた。 「負けたのに楽しかっただと!何言うとんじゃボケ!走って帰れアホ!」 という時代に野球少年だった私だが、いろんな指導者と話したり、講習を 受けたり、漫画を読んだり(?)、
「甲子園を目指す!」と意気込んで、入学してはや2年。 寮生活のほんのわずかな時間に送られてくる手短なメッセージから、 心境や体調を読み取り、必要な物や言葉を仕送りする。 「親が期待している」と圧にならないよう必要最小限の支援を心掛けた。 1年生の時に何度か観に行った大会。 「グラウンドで躍動する先輩たちをスタンドで応援する姿」を応援した。 2年生になって何度か観に行った大会。 「同級生が何人も試合に出ているのにスタンドで応援する姿」を応援した。 これまで、真っ白な背中で応援
【バク転】 立った姿勢から体を後の方へ空中で一回転させること。 最近、かなりハイペースでアニメを視ている。 魔、オケ、弓、泳ときて、今は男子新体操がテーマの「バクテン」。 主人公・翔太郎が初心者ながらも先輩、同級生を含む6人の団体戦で インターハイ優勝を目指す物語。 初心者がみるみる成長し、仲間たちと栄冠を勝ち取る物語はよくある。 仲間やライバル、家族とのやりとりが成長の過程として描かれる。 だが、他と一線を画すのは「監督」の存在。 男子新体操界を背負って立つほどの選手が、
【本末転倒】 「重要な部分とどうでもいい部分を取り違えること」や「手段と目的を履き違えること」あるいは「逆効果になること」などの意味で用いられる表現である。 監督の方針として、我がチームではバッティンググローブは使用禁止だ。 理由としては、素手で打つ間隔を大事にしてほしいということ。 それと、買ってもらえる子はいいが、そうでない子がかわいそう。 ・・・だそうだ。 昔はそうだった。 私の家庭は、「そうでない子」の方だったと思う。 ところが、ひょうんなことから昭和、平成、令和
先日、「仲間」について野球少年たちと話す機会があった。 「仲間」と聞いた彼らの頭には「ワンピース」が浮かんだらしい。 私の頭には「由紀恵」が浮かぶのだが・・・。 例えば、ウチのチームがメリー号で出航するなら・・・と振ると、 それぞれが「おれ、サンジ」、「お前フランキーや」などと しばしワンピース話に花が咲いた。 人気があったのはゾロ、ルフィ、サンジ。 ・・・「由紀恵」と言ったのは私だけだった。 その船、ルフィやゾロやサンジが3人ずつ計9人だったら? 「敵には勝てるかもしれない
野球少年Aから「努力しているのに、上手くなりません」と相談された。 最近上手くなったなぁと感心していたのに、だ。 あらためて彼のプレーを見て思った。 やはり確実に上手くなっている。 その事を彼に伝えたら、こんな返事。 「Y君が簡単に捕ってるのに、僕は捕れない」 「G君はヒットいっぱい打つのに、僕は打てない」 彼は、努力でY君やG君のようになりたいと思っているようだ。 自身の成長を実感させ、Y君やG君にない「良さ」をさらに伸ばす。 間違っても「努力が足りない!」などと言って
【外野】 ・ 野球のグラウンドで、内野後方の地帯。 ・ ある事柄に直接関係のない第三者。 秋、新チームがスタート。 5年生が8人、4年生7人、3年生以下11人。 旧チームから試合に出ていたメンバーが多数いて、 「今年はけっこう勝てるんじゃないの???」 ・・・と思っているであろう保護者様がちらほら。 そんないいムードで迎えた新人戦の準決勝。 2点リードの最終回。 大事な場面での守備、一死二塁。 内野陣が「ファーストでアウトにしよう」と話し合った直後、 相手4番打者の
意味:十分な根拠や合理性を持っているふたつの命題が、矛盾して決して両立できないこと 「思いっ切り振れっ!」 フォームは気にせず、来た球をとにかく遠くへぶっ飛ばせっ! たまたま芯でとらえて、打球が外野のはるか頭上を越えていく。 「コンパクトに振れっ!」 ボールをよく見て、引き付けて逆方向に打つイメージで! たまに芯でとらえて、打球が内野の間を抜けていく。 「打たれるのはOK!あとは守ってくれる!」 置きにいった球を叩かれ、長単打連発で大量失点。 「ファーボールOK!思いっ切
【同じ轍】 先人が失敗した同じ失敗を繰り返すこと。 私には、一姫二太郎ガイル。 一姫はプリキュア5の緑色(ミントだったか)が大好きで、 二太郎の方は物心ついた頃から野球が大好きだった。 無理に仕向けたわけでもないこともないが。 いつの間にか覚えたプロ野球選手(マートン、新井、金本、片岡、 ブラゼルなどなど)の物真似はなかなかのクォリティーだった。 やがて小学生になり、友人からのお誘いで少年野球の体験に。 生憎その日は練習試合だったので、ほぼほぼ見学だな~と ぼけ~~~~~
【仮初】一時的なこと。また、そのさま。 私は、野球が大好きだった。 小三から地元のチームに入り、仲間にも恵まれた。 そして、なにより体格に恵まれた。 みるみる背が伸び、ぐんぐん力がついてきた。 しかし、技術は大して上達しなかった。 五年生になれば、ほぼ毎試合のようにマウンドに上がった。 キャッチャーめがけて思いっきり投げるのが楽しかった。 投球フォームなど教わった記憶はない。 背が高くて球が速ければ投手、ちょっとぽっちゃり体型は捕手 と決まっていた時代なのだ(嘘) 一日に
【準備】 ある事にすぐ取りかかれる状態にすること。したく。 学童野球も代替わりの時期になった。 今年は6年生2人、5年生7人、4年生以下7人での活動だった。 6年生の2人は自動的に主将、副主将になり、交代でマウンドに立ち、 切り込み隊長と主砲として攻撃の中心になった。 最後の大会、勝っても負けても悔いのないプレイをしてほしいと願う。 さて、新チーム。 大きな柱が2本抜け、新しく柱になる最高学年7人が団栗の背比べ。 エース候補も不動の4番候補も不在。 誰が投げても、誰が打って