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同じ轍
【同じ轍】
先人が失敗した同じ失敗を繰り返すこと。
私には、一姫二太郎ガイル。
一姫はプリキュア5の緑色(ミントだったか)が大好きで、
二太郎の方は物心ついた頃から野球が大好きだった。
無理に仕向けたわけでもないこともないが。
いつの間にか覚えたプロ野球選手(マートン、新井、金本、片岡、
ブラゼルなどなど)の物真似はなかなかのクォリティーだった。
やがて小学生になり、友人からのお誘いで少年野球の体験に。
生憎その日は練習試合だったので、ほぼほぼ見学だな~と
ぼけ~~~~~~っと見ていると、突然コーチに呼ばれ、何やら
話している思ったら、おもむろにバットを持ち素振りしはじめた。
「いいよ、いい感じ!試合出てみる?」みたいな事を言われたのか、
こくりと頷き、そのままネクストバッターズサークルへ!
ジャージ姿の1年生、人生初打席!
3年生投手が少しやさしい感じで投げてくれたその初球をフルスイング!
カッキィィ~~~~~ン。
完全な振り遅れがたまたま芯に当たり、一二塁間をライナーで抜ける。
ヒットだ!人生初打席でヒットを打った!
(このときは「新井」だったらしい・後日談)
その日の帰りがけ、「このチームに入りたい!」と言い出した。
私はかまわないが、母はどう言うか・・・。
帰宅後、
息子「野球したい!入っていい?」
母「お母さん野球知らんから、お父さんに連れて行ってもらうなら」
息子「やったー!」
・・・こうして私はふたたび「野球」と向き合うこととなる。
まず最初にしたのが、私が失敗した当時の事を必死に思い出す事。
自分を反面教師に、野球指導論の今昔を徹底的に調べた。
指導者を目指すわけでもなかったが、プロの指導者、理学療法士、
医師やメンタリストなどの講習を受けた。
楽しく野球を続けられるよう環境を整え、ケガを未然に防ぐ体作りをし、
気の置けない仲間を作ること。
親として、あくまでも親としてその手伝いができればという一心。
「同じ轍」を踏まないように。
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