【第26回】「健康経営銘柄」について
こんにちは! shuhigashiです。
第26回目の投稿は、「健康経営銘柄」について、調べたことを纏めて書いていきます。
以前の記事で、ROESGランキングで世界56位(日本勢1位)の花王から学べることについて書きましたが、その中で「外部評価がオンパレードである」点が学べることの1つであると述べました。何とその数24個。笑
ですので、今後はその外部評価を1つずつ調べながら記事に纏めていくことにしました。今回がその第18回となります。
それでは、宜しくお願いします!
1.「健康経営銘柄」とは
日本再興戦略による取り組みの一環として、経済産業省と東京証券取引所が共同で、従業員等の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に実践する「健康経営」を積極的に進めている企業を公表する取り組みです。
尚、公式サイトから抜粋すると次の通りです。
「健康経営」とは、従業員等の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に実践することです。企業理念に基づき、従業員等への健康投資を行うことは、従業員の活力向上や生産性の向上等の組織の活性化をもたらし、結果的に業績向上や株価向上につながると期待されます。
2.「健康経営銘柄」を調べてみる
公式サイトのWebサイト上に銘柄一覧が掲載されていましたので、サクっと分析していましょう!(2021年含む過去6回分の選定のリンクが貼られていましたが、2019~2021年の3年分までしかリンクが正常ではなかったです。その他はリンク切れを起こしてました💦ただし選定社数だけはリンクの文言に載っていたのでそれも使います💦)
まずは、全体像として選定数の推移からです。
増加傾向ですね。複数回選定されている企業があるようですね。だからというのもありますね。
では、2019~2021年の3年分を分析していきます!まずは業種比率の推移です。
電気機器、情報・通信業が上位2業種ですね。「健康経営」しやすい業種なんでしょうかね。詳細が気になりますねぇ~
とりあえず、トップの電気機器について具体的な社名見ていきましょう!
オムロン、コニカミノルタなどなど、その他の評価でお馴染みのイツメンの印象ですね。
次に選定回数が3回(この3年間で連続選定の意味)は次の通り18社でした。
こちらこそ、イツメン感が否めないですね。なるほど。
すみません、今回はこのくらいにしときます!
3.どうしたら選ばれるのか
まずもって、「健康経営度調査」に回答する必要があります。東京証券取引所上場会社は経産省の調査委託先から電子媒体で調査票が送られてくるようです。
ですので、東証上場企業はチャンスがあるということですね。
で、調査票回答結果を元に、健康経営度が上位20%に入り且つ、必須項目をすべて満たしている企業を銘柄選定企業候補として選定するそうです。
(ちょっとややこしいですが、この時点では”候補”ということです)
で、東京証券取引所による「財務指標スクリーニング」等の実施により「健康経営銘柄」に選定されるようです。選定基準の抜粋が次の通りです。
・ROE(自己資本利益率)の直近3年間平均が0%以上の企業を対象とし、ROEが高い企業には一定の加点を行う。
・前年度回答企業に対しても一定の加点を行う。
・社外への情報開示の状況についても評価を行う。
・各業種最高順位企業の平均より優れている企業についても銘柄として選定。
なるほど。でましたね、毎度のROE。
調査票はA4サイズ40ページ以上の大物となっておりますね。読むだけでも大変そうです。
尚、ここまで読まれたら皆さん気になるのは「健康経営度」だと思います。次の側面で評価されるようです。調査内容はかなり細かいので詳細は公式サイトからご確認くださいね。
評価側面 ※【】内は重み
❶経営理念・方針 【3】
❷組織体制 【2】
❸制度・施策実行 【2】
❹評価・改善 【3】
ただ、「詳細は公式サイトで」って言われても、そんなの見る気無いよって方のために、私の主観ですが個人的に気になった調査票の内容を抜粋しておきますね。次の通りです。「⇒」にてコメントを入れてます。
・定期健診受診率(実質100%)
⇒安衛法として法律で受診100%が当たり前なのでは!??
・ヘルスリテラシーの向上(教育機会の設定)
⇒意外とやれてない企業多いんでは?最近ではメンタルヘルスマネジメント検定を受けさせる企業が増えてますよね。
・食生活の改善・運動機会の増進に向けた取組み
⇒社員食堂だとか、スポーツジム等への利用補助だとか、諸に福利厚生に該当するような施策になりますね。なるほど。ここを評価されるのか。
当たり前ではございますが、「労働者にとって良い施策」をしっかり取り組めば、健康経営度が上がりそうですね!面白そうだぞ!私「第一種衛生管理者」の資格持ってますので、結構こういう類、興味ありますよ!
4.最後に
「健康経営」って言葉だけだと4文字しかありませんが、調査票を見ると細かく評価されることがわかり、とても奥が深いことがわかりました。
企業は色々とやらないといけないことが多いですね。収益を出さないといけない。ESGもやらないといけない。ESGも分解してEもやらないといけない。Sもやらないといけない。Gもやらないといけない。
大変かもしれませんが、1つずつ、または何人かで取り掛かって、課題を消化していかなければならないですね。
次も頑張って調べて記事にしていきますよ~
次回は、「健康経営優良法人」について記事にします!
~行動は今日からはじめる!~
それでは頑張っていきましょう!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
以上です。
Thank you!