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えっ⁉「ダイヤの原石」じゃない⁉

こんにちは。
カウンセラーの神社昌弘(かんじゃまさひろ)です。

20代だった頃、僕は成長したい一心で、自分の身体に鞭を打って、痛めつけることに必死になっていました。

自分を傷つけることこそ、自分を磨くものだと信じ込んでいたのです。

その根底にあったのは「ダイヤの原石」という考え方で、人は皆、ダイヤの原石だから、磨くと光ると信じていたのです。

でも、ある日、先輩から、こんなことを言われました。

君の頑張り過ぎは、見ていて痛々しいよ!
そんなに頑張らなくてもいいんじゃないか?
君が成長したいと願う心の底には「成長していない自分はダメだ」という強迫観念があるんじゃないか?

そして、こんな風にも言われました。

君の頑張り過ぎは、一生懸命走っている馬に、さらに鞭を打って、おしりから血が噴き出してるのに、まだ鞭を打っている感じだよ!

正直、ショックでした。

これまで、自身の頑張りを褒められることはあっても、こんな風に言われたことがなかったので、「なんで、そんなことを言うの?」と怒りさえ出てきました。

でも、怒りが出た瞬間、これは図星「その通りだ!」と思いました。

僕の中には、常に頑張らないとイケナイ自分がいて、痛みを感じて成長していない自分は認めたくないというものがあったのです。

それから、どうしていいかわからなくなって、この生き方を一変するのも難しくて、困りました。

そんなある日のこと。

ある本で、こんな文を目にしました。

私たちは「ダイヤの原石」ではありません。
私たちは「炭」なんです!
磨いても輝きませんが、火に出逢えば、燃えて輝きます。

一瞬、目を疑って、「まさか、それでもいいの?」「そんな考えがあるの⁉」と思いましたが、当時の僕は「それ」を求めていたようでした。
それを知った瞬間、僕の固定観念が溶けて、スッと楽になりましたから。

それからというもの、素晴らしい人たちに出逢い、自分を痛めつけなくても「輝く」ことを体験し、実際に納得することができました。

もちろん、時には、痛みを伴う頑張りが成長に有効な時もありますが、それ以外の成長方法もあると知ると、人生はより豊かに、より自他に優しくなります。

僕は今、自分を痛めつけない優しい生き方へと進化しています。

これを書いている今、ちょうど夏の土用です。

土用とは、夏バテにならないように「ウナギ」を食べるだけではありません。

季節の変わり目で、体調を崩しやすいため、無理をしないように、心身共に穏やかに過ごしましょうという時期です。

だからもし、これを見た“自分に鞭を打っている人”がいたら、もう、これ以上頑張り過ぎなくても大丈夫だと知ってみて下さいね。

あなたが、あなた自身に優しくありますように願っています。

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