「女友達と俺の家で宅飲みをして」
『うぅん…』
茉里乃は、こたつの上の机に突っ伏したまま、
浅い眠りについている。
茉里乃の横には、ハイボール缶が数本。
「全く…柄にもなくハイボールなんか飲むから…」
酒の弱い茉里乃だが、この日はよほどストレスが溜まっていたのか
ハイペースで酒を煽っていたら、1時間でこの有様だ。
俺はため息をついて、茉里乃に連れられてやってきた陽世に
「なぁ、茉里乃を家まで送ってってくれないか?」
"えーやだよー。まりのんの家、ただでさえ遠いのに、
送ってったら終電なくなるじゃ