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中編まとめ

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中編をまとめています。
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記事一覧

自分からの卒業

※作者の実体験を基にしたフィクションです。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 「おはよう…

写楽斎
2日前
18

Baby Face

『先輩!帰りましょ!』 「うん」 校門の前で待ってくれていた彼は、 私の彼氏。 手を繋い…

写楽斎
13日前
21

Magic of love

恋の魔法。 もしも、そんなものがあったとして、 私が使えたとしたら、 きっと、彼のことを…

写楽斎
1か月前
26

裸足の人魚

小さい頃に、この本を読んだ時は まだ意味がわからなかったけど 今なら、理解できる。 人魚…

写楽斎
2か月前
43

スヴェート

「(1分)27秒315」 "もう少し削れるとは思うけど、ちょっとアンダー気味かなー" "あと、トラ…

写楽斎
2か月前
12

ダ・カーポ

『いただきまーす!』 2人で学食のランチを食べる。 凪紗は日替わりランチのAセット、オムラ…

写楽斎
3か月前
17

最後の桜と、最初のサクラ。

春。 それは、出会いと別れの季節。 その季節に、必ずと言っていいほど存在するのが <旅立ち>。 そして僕らにも、その季節がやってきた。 卒業式まで、あと数日。 このバス停から、2人で帰るのも あと何回あるか。 最終のバスを、 小さな待合室のベンチに並んで座り やってくるのを待つ。 暖かくなってきたとはいえ、 まだ夜風は冷たいはず。 でも、僕らの中には、 その寒さは、感じられなかった。 『ありがと』 玲が突然、口を開いた。 「え?」 『東京に

僕にとっての、パーフェクトスター

"パーフェクトスター" 文化祭の舞台の上で、左手でマイクを持ち 右手の小指を立て、大きく上…

写楽斎
4か月前
24

忘れない、ということ

「やっほー」 「どう?そっちは?」 『相変わらず寒い。しかも昨日は雪もちらついたし』 「…

写楽斎
4か月前
16

ちょっと嫉妬心強めの彼女と過ごす、初めてのバレンタイン。

2月14日。 今までは、通過儀礼的に捉えていた この日も今年は違う。 彼女がいる、というだけ…

写楽斎
4か月前
55

白い世界の、向こう側

それは、この街にしては、 珍しく雪の降った、夜だった。 こういう日に限って残業帰りの俺は…

写楽斎
5か月前
14

『さよなら。』その言葉が言えなくて。

「ごめん、別れよう」 言葉の暴力とは良く言ったもので、 頭を鈍器で殴られたような痛みを …

写楽斎
5か月前
23

ちょうどいい、距離感。

新しい年を迎えたばかりの青空は、 見上げると吸い込まれそうなほど高くて。 彼と迎える年越…

写楽斎
6か月前
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夢を叶えた私と、諦めた私。

スマホのアラームが、少しずつ大きくなる。 眠気が覚めきらぬまま、私はアラームを止める。 「おはよう。茜。」 『おはよ。友香。』 朝は必ず、この挨拶から始まる。 『うーん、かわいい』 そう言って、茜は頭を撫でてくれる。 これも、朝のルーティンの一つだ。 嫌な気分こそしないが、茜のナデナデタイムは結構長い。 『ねぇ、友香って、撫でられる時の顔がトムにそっくりだよね』 トム。私の実家にいる、 垂れ耳がチャームポイントの、愛猫だ。 「えー、それって褒めてる?」 『