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【徹底解説】「宇宙旅行」いつできる?主要3社が目指す宇宙滞在へのロードマップとは。


近年、元ZOZOの前澤さんが2023年に米スペースX社の民間人初となる月周回宇宙プロジェクトに参加するというニュースは耳に新しいですよね!

今回は、いよいよ現実味を帯びてきた「宇宙旅行」について解説していきたいと思います!

どんな企業が進めているのか。それぞれどんな違いがあるのか。といったことを知ってもらえれば嬉しいです!

(ニュース本文はこちら👇)


宇宙旅行の種類

宇宙旅行は地球からの高さによって分類することができます。

①サブオービタル宇宙旅行

これは無重力を体験できる小宇宙旅行です。高度100kmまで飛行し、数分間〜数十分間宇宙に滞在するものです。費用も2000-3000万円程度となっています。

②オービタル宇宙旅行

これは、高度400km程まで飛行し地球を周回、数日または1週間以上宇宙に滞在するものです。ISS(国際宇宙ステーション)に滞在する民間向け飛行も計画されています。

③月・火星宇宙旅行

これは文字通り月や火星に滞在するものです。月の中でも月の周りをまわるだけのものから始まり、月に着陸して滞在するものまで計画されています。


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世界の宇宙旅行企業

次に、実際に宇宙旅行を提供している企業を紹介していきます!

①ヴァージンギャラクティック

2004年に設立され、早期から宇宙旅行の事業化に取り組んできた企業です。サブオービット型の数分間無重力を体験できる宇宙旅行で2021年5月22日に3度目の有人飛行試験に成功しました。

母機にドッキングされた状態で高度15kmまで飛行し、そこから母機から分離してエンジンを噴射、高度を上げるという面白い飛行方法をとるのも特徴です。

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②ブルーオリジン

Amazon創設者のジェフ・ベゾス氏が2000年に立ち上げた航空宇宙企業です。同社の宇宙旅行事業は独自開発した再利用型ロケットの「ニューシェパード」を使い、旅行者を宇宙空間へ運びます。

ニューシェパードは地上100kmでクルーカプセルが分離され、自由落下します。その間、搭乗者は数分程度の無重力状態を体験できるのです。なお、クルーカプセルは自動制御されるため、操縦士は搭乗しないという特徴があります。

ベゾス氏は、7月に予定されている同社初の有人宇宙飛行に参加すると発表しました。(6/8更新)

また、同社は宇宙空間の居住施設をつくる「スペースコロニー構想」も進めており、今後のベゾス氏の計画には注目が集まっています。

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③スペースX

テスラモーターズのイーロンマスクが2002年に設立した宇宙開発企業です。本業はロケット打ち上げ事業であり、2020年11月には世界初となる民間の宇宙船によるISSへの有人飛行に成功しました。これは日本人宇宙飛行士の野口聡一さんが乗っていたことでも有名になりましたね。

宇宙旅行事業にも積極的に参加し始めており、民間人をISSへ送る計画や、元ZOZOの前澤さんが参加する月周回宇宙プロジェクトの「dearMoon」など、他社よりも遠い宇宙への旅行を計画しています。

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宇宙での研究事業

本題に入ります!

今回のニュースはヴァージンギャラクティックが旅行目的ではなく、研究目的での民間人宇宙飛行をするというものです。

宇宙空間での人間の身体への影響を調査したり、宇宙で使う加湿器や注射器などの設計に関わる実験をしたりと、今まで宇宙飛行士によって行われていた実験を、専門家が実際に行うことによって精度の高い研究成果をあげることが目的です。

民間人が宇宙に行くことができるようになる時代に、今回のような研究者や、芸術家、起業家など、未知の環境を求めて参加する人は増えてくると思います!

今はまだ費用が高いので、一般人には手を出せませんが、海外旅行のように宇宙旅行に行けるようになれば是非参加してみてください!

ただ、そのころには地球上でVRやハプティクスによって精度の高い宇宙体験ができそうな気もします!

おわりに

最後まで見ていただきありがとうございました!

気になったことや、解説してほしいニュースをコメントにいただけると嬉しいです!(こちらからスキやコメントができなくなっています🙇)

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