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おおつちくらし - 10月のこと。|Syota Ito

こんにちは。伊藤です。
もうすっかり秋ですね。というかもう冬ですね。
そんな10月の活動報告です。よかったらご覧ください。

■農村RMO研修会に参加@遠野市

10月11日、遠野市土淵地区で開催された農村RMO研修会に参加してきました。
福井県伊達市大石地区で農村RMOを実施されている「チームさすけネットりょうぜん」様、同じ岩手県の遠野市土淵地区で実施されている「土淵町農村活性化協議会」様の活動紹介、土淵地区のフィールドワークにて先進事例を学ばせていただきました。

廃校となった中学校の利活用、遊休農地の利活用、地域住民と地域外の人との交流〜関係人口創出〜移住促進、新たな地域ブランドの創出、グリーンツーリズムへの展開 などなど、たくさんの学びがありました。

どちらにも共通していることは、「地域資源(ヒト・モノ・コト)の利活用と掛け合わせ」「事業化を目指すこと(=自走手段の確立)」に重きを置いている点かなと感じました。

特に、自走手段の確立を見据えた企画・事業展開は必須で、農村RMO制度の補助期間以降も永続的に自分たちで発展させていくための "みんなでお金を生み出す施策" が最大のキモだなと。

成功失敗を含め、先進事例を学ぶことはとても大切だなと改めて思いました。

■ふるさと科のお手伝い@大槌町金澤地区

本日、金澤地区で和牛農家を営まれている義男さんのもとで、吉里吉里学園の生徒の受け入れをお手伝いさせていただきました。町として取り組んでいる「ふるさと科」の一環として、義男さんの活動や和牛について学び合いました。

私は大槌町に来てから毎年お手伝いに参加させていただいていて、今回改めて この「ふるさと科」という取り組みは本当に素晴らしいものだなと感じることができました。

「牛は優しいんです。だから、誰かを虐めたりなんてことはしない。仲間たちと暮らしているからこそ、仲間の大切さを年長者がみんなに教えていく。助け合いの心が引き継がれていっているんだよ。」

「私も、牛たちから 優しさ というものを教わりました。だからみんなも、困っている人や寂しそうにしている人がいたら、みんなで助けあっていきましょう。」

義男さんの言葉が、すごく心に響きました。私ももっと、強く優しく生きていきたいなと思いました。

■地域おこし協力隊募集プロモーションの準備@大槌町

次年度の春採用に向けた 地域おこし協力隊募集のプロモーション活動の準備を進めています。今年で町として協力隊制度の導入から3年、やっと卒隊メンバーが出てくる年になりました。一つの節目ということもあり、少しずつ募集戦略もブラッシュアップしていきたいなと思う今日この頃です。

地域おこし協力隊募集業務(や 採用プロモーション業務)は、前職や前々職から携わってきたこともあり、それなりの経験や知見が溜まってきたかなと思います。それを踏まえて、

「面から線」の戦略立て

がとても重要だなと思います。
地域おこし協力隊が地方移住の手段としてメジャーとなってきた昨今、「地域おこし協力隊に興味がある人」へアプローチするだけでは採用(良質なマッチング)には至りにくくなっているな、と感じます。だからこそ、面的な広いアプローチの後に 線的なピンポイントアプローチを備えて置く必要があるな、と思います。

例えば、説明会後の移住体験やお試しツアーを用意するにしても、より深く地域を知れる もしくは 特定の分野を掘り下げられる体験コンテンツを組み込む、などの工夫が必要かと。それが結果的に差別化になり、その町に移住を決めるきっかけになると思います。(移住先を選ぶにあたって「初期接点のインパクト」は非常に大切)

12月頃に募集をスタートする予定ですので、お楽しみに。

■若者交流人口企画の準備@大槌町

現在、来年春に実施を予定している 若者関係人口を創出していくプログラムを企画中です。

大槌町は人口1万ちょっとの里海里山の町。高校は一つ、近隣に大学はありません。それらも起因し、特に25歳前後の若者層が減少傾向にあります。若手の不足は地域にとって与える影響は大きく、産業の衰退、暮らしや地域活力の低下にも影響してきます。このような課題にアプローチするため、町外の若者を地域に呼び込み 地域課題と自分のやりたいことを掛け合わせたアクションに取り組んでいく、という実践型プログラムを行いたいと考えています。

これまで、移住定住事務局の立ち上げから始まり、数々の企画を生み出してきました。そして、関係人口を創出していく企画もやっと少しずつ始動していけそうです。

2月末〜3月頭に実施を考えていますので、また正式な告知が始まりましたら改めてご案内できればと思います。

プロモーション写真の撮影を浜辺で。

■中山間地域アグリビジネスリーダー養成塾@オンライン

今月から、現在オンラインで行われている「中山間地域アグリビジネスリーダー養成塾」に参加しています。

山間地やその周辺の地域である中山間地域は、日本国土の70%の面積を占めます。農業の生産条件が不利な地域とされていますが、農地を確保しやすく、自分の理想の農業を実現しやすいというメリットがあります。
この日本の原風景のもとで農業経営を行い、実績を上げた農家の戦略・ノウハウを学ぶセミナーが「中山間地域アグリビジネスリーダー養成塾 in JAPAN」です。

全国の中山間地域における複合経営の実践者が、経営企画の立て方から農業の楽しさ、苦労、実際の収支まで、受講生に具体的な事例を学ぶことができるため、今の自分にとって大変勉強になるだろうと思い参加することにしました。全6回の講習&演習で構成されており、より実践的なスキル・ノウハウを学ぶことができます。

1月までのスクールとなりますので、引き続き学びを深めていきたいと思います。

■伊藤、農業はじめるってよ。 【10月】

10月。秋ですね。

猛暑だった今年。9月までは残暑も残りまくりの日々でしたが、10月に入り少しずつ肌寒い日も増えてきたかなという感じ。朝早く起きて農作業するのも 布団が恋しくて一苦労です。

今年の秋栽培は、猛暑の影響もあって 正直かなり大変でした。。
苗づくりは玉ねぎ以外ほぼ全滅。早めに植えたアブラナ科の野菜たちも全滅。そんなこんなで植え付けの戦略を変更。害虫被害に比較的強い品目の野菜に絞り栽培をすることにしました。また、残暑が長引いていたため、大根などは通常よりも1ヶ月近く遅めに播種する作戦に。

結果、カラフル大根は現在いい感じに成長中です。12月頭には収穫して一部は販売、残りは雪の下大根として熟成させていきます。1〜3月にかけて掘り起こして販売していく予定です。

また、10月31日に開催された NPO法人吉里吉里国さん主催の「まき祭り」にて、野菜販売ブースとして出店させていただきました。あいにくの大雨でしたが、野菜の売れ行きは好調。ほぼ完売となりました。
バターナッツカボチャのポタージュをお振る舞いとして提供させていただいたのですが、思いのほか好評でした。来年は「野菜ポタージュ」シリーズを商品開発しようかと検討しているので、色々と意見をいただけてとても良い機会となりました。

カラフル大根。10月初旬頃。
バターナッツかぼちゃ。約400個ほど収穫できました。
まき祭りにて①
まき祭りにて②
まき祭りにて③
まき祭りにて④

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