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あなたの成長スピードをさらに加速させるためにはどうすればいいのだろうか

視野の広げ方

全く同じ環境で全く同じように育った人間など一人もいない。

人間は、生まれてから自分が経験してきたことをもとに"この世界のモデル"を頭の中に構築していく。

だから人によって、頭の中に構築されている世界モデルは全く異なる。

当たり前のことだ。

ここでは、それぞれに人に構築されている世界モデルのことを、その人が持つ"常識"と呼ぶことにしよう。

常識は、育った環境で作り上げられていくものであるので、同じコミュニティに属する人には同じような常識を持っている人が多い。

例えば、ある学校では毎日校歌を歌っているのならば、その学校出身者の人は、「校歌は毎日歌うもの」という常識を持っている可能性が高い。

この前、"別の環境で育った人はやっぱり自分とは持っている常識が全く異なるのだ"と強く感じることがあった。

普段人は、自分が所属しているコミュニティの人としか基本関わることがないから、自分とは育ってきた環境が違う人と触れ合うというのはとても刺激になる。

話す内容ですら変わるのだろう。
例えば、普段恋愛の話をしないコミュニティに属している人は、いざ恋愛の話を自然にしろと言われてもぎこちなくなってしまうか全く話し出せないだろうし、普段から恋愛の話をするコミュニティに属している人は、なんの苦もなく自然に初対面の相手とも恋愛話を展開することができる。

普段自分がやり慣れていないこと(自分にとっての常識でないこと)は、いざやろうとしても自然にはできない(常識になってないのだから自然にならないのは当然)ということだ。

僕は中高をガラパコス的な環境で育ってきたと自負しているので、大学生になって何度も自分がこれまでに経験したことのない文化を体験し、自分の中で一種の革命が起こったことがある。

自分と違う常識を持つ人と関わるという刺激を通して、自分の中に革命を起こす。
その自分が持っていない常識が自分に合っていると思ったら、その常識が自分の常識になるまで馴染ませる。(馴染ませるのが大変なのだが)
そうして、また自分の常識が新しくなっていく。
そうやって、自分の常識をどんどんと広げていくことで、自分の考え方や物事の捉え方がより強固になっていく。

もしその他人が持つ常識が自分に合っていないと思うのならば、ただ"違う考え方"として自分の視野を広げるものにすれば良い。

成長スピード ≒ 想像したシナリオの数

自分が持たない常識を知ることで、自分の視野が広がるというのはある意味当然のことであるが、ここでいう視野というのはある種指数関数的に広がっていくと僕は思っている。

というのも、"話を限定すれば"(これ重要)、
(成長スピード) ≒ (視野の広がるスピード) ≒ (現在の視野の広さ) × (外部刺激など)
こういう方程式が成り立つんだろうなと、考えているからだ。

視野が広ければ広いほど、新しく何か成長につながる刺激を受けた時にそれを元に考えることのできるシナリオが増える。
少ない常識だけをもとに何かを考えても、考えることができるのは自分の常識の範囲内のことだけである。
より多くの常識や文化を知っていれば、その分異なる新しいシナリオが想像できるので、考えることができる範囲もどんどん広がっていく。

「1を聞いて10を知る。」
ということだ。

だから、僕もなんとなく感じていたが、
1時間勉強するにしても、元々ある程度できる人は10成長するが、まだ成長途上の人は1しか成長することができない。
考えている範囲が広いから、できる人は少ない勉強時間でも色々なことを吸収できるのだろうな。


「好きこそ物の上手なれ」
とはよく言ったものだ。

好きであれば、その分野を好きではない人に比べて、細かいことが気になっていろいろなことを想像したり考えたりするものである。

だから同じことを言われてもそこからどんどん膨らませてその分野にどんどん精通していくのだ。


自分の想像や考えの及ぶ範囲を広げ、経験したことに対していろいろなことを想像して考えていれば、自然とさらに視野は広がっていくということである。

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